おっさんとの仕事

2017年09月28日 | 2
社長からの仕事の依頼
社長「今から名前と電話番号言うから控えて」
自分「ハイどうぞ」
社長「ひらがなで 、お、ひらがなで小さい、っ、ひらがなで、さ」
この辺で大体分かったので

自分「おっさんでしょ」
・・・

何度も会ったことのあるおっさんを改めて控えさせた、社長の冗談が嫌いなわけではない。
「おっさん」と呼んでいる、仕事依頼者の依頼内容が嫌いなのである。

おっさんは管理物件の住人対応が難しい時に、こちらへ同席を依頼する。
前回は打ち合わせと言う事で出席した集まりが、グチャグチャにこじれた仲裁的な仕事だった。
紛争処理なんて前職で懲り懲りな自分だ。

今日の仕事も断りたかったが、社長の付き合いもあると思い請けることに。
事前に内容を確認したところ、管理物件の修繕計画との話だったので、安心して現地に向かった。

しかし、おっさんは本当に嘘つきだった。

このおっさん2号はだれだ?
この怖そうなおっさん3号は味方?
このおっさん4号は敵なのか?
あっ、なんか怖い兄ちゃんいる!

集合時間に現れた予期せぬ人数と火花バチバチ感に
「またこのクソじじいに騙された」と悟ったのであった。
集まった人達の前でおっさんが仕切り出し、話の内容がやっと明確に。

その内容は、おっさんの管理物件が隣の商業建築の工事のせいで、外壁等に亀裂が入り、それを隣の工事会社に責任を取ってもらおう、と言う事だ。
その説明の中で、「この建築士さんに現場検証してもらったところ・・・」と言う説明がほとんどであり、集まった人々の目は自分に集まる。
その中で自分が思っていた事。

・検証などいっさいしてない
・ジーパンでスニーカー、ニットのネクタイ、こんなふざけた格好の自分が検証したって言っても説得力ねーだろ。
・おっさん、瓦が瓦が落ちるって言ってるけど、この建物どうみても瓦のっかってねーから。
・今日、この設計士さんが屋根に昇って状況確認するからって、脚立も何も持ってきてねーぞ。っつうかヤダよ危ないもん!
・一人すごい凝視してる兄ちゃん、マジで怖いから。
・おっさん、前回の仕事の代金集金したら着拒だ!

長い立会いだった。
もう懲り懲りだ。
おっさんはこの管理物件の修繕をこちらで行い、代金を隣の工事会社に請求しようとしていたらしい。
自分が判断するところ、お隣の建築会社は責任も認め誠意ある修繕策もしっかり準備もされており、そちらで工事してもらった方が状況的にベストだと思った。
なのでこちらは手を引くことにした。
おっさんは来てもらっただけで申し訳ないと言っていたが、説明なしに立ち合わせた事へのお詫びはない。
立会い費用はガッツリ請求させてもらうつもりだ。
しかし、この様な状況って幾度となく経験したことあるけど、自分が便利な人間なのか?

思い出して来た。
いっぱい思い出して来た。
ガジロウでしょ。
キャンキャン・・・こいつは書いたか・・・でも続きある。
コクーンに彦まる子ちゃん。
迷惑だったけど、後から腹がよじれるくらい笑える迷惑人間達。
今度その人達なんぞについて書いてみよう。

今は打ち合わせ待機中。
先方、1時間半遅れるとのこと。
今日はなんだかなーの1日だ。
少し昼寝でもしようかな^_^


事務所のペンキ塗り

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