お尻の割れ目付近に脂肪の塊のような物が出来たのは、2年位前。
これまでに、時々座り方が悪かったりすると痛みが生じていた。
その内、治るだろうと放置していたのが間違いだった。
少し腫れ出し、熱を持ってきて、座るのが痛くなった。
何度も病院に行こうとするも、仕事が重なり行かずじまい。
そしてどんどん痛くなる。
そんな日が続く中、朝目覚めたら激痛!
座れない、歩くのも痛い、触ったら物凄い腫れだった。
これは病院行かなきゃマズイと思い、診察することに。
診察を待つ間もずっと痛くない方のお尻を座面に当て座っていたので
「私、お尻痛いです!」
と誰が見てもわかる状況^_^
予約なしだから、待ち時間長い!
もう、最悪な状況だった。
やっと診察室に呼ばれ入ると先生も看護士さんも全員女性!
「ここで尻出すのかよ!!嫌だ!」
と恥ずかしくなり帰りたくなった。
幸いにベッドを囲うようにカーテン閉じられ、お尻だけを出してベッドにうつ伏せになった。
「あんまり見られなくて良かった〜」
などと思うのも束の間、診察が始まると
「すごい腫れ!切っちゃいましょう。」
と、先生の一声でどんどん治療が始まる。
「バイ菌が入るといけないから、ちょっとひろげますね」
と看護士さんの恐ろしい表現が傷口なのだろうと思っていたら、お尻のほっぺたを両サイドに広げられ肛門が現しになる。
「そっちだったのね!でもなんでそこを広げんだ!関係ないよね?」
なんて思っている矢先に、もう一人の看護師さんが綿なのかガーゼなのか不明な塊を肛門に突っ込む。
この辺りから
「もうどうにでもしてくれ!」
てな感じの開き直りモードに突入。
しかしこの開き直りなんかでは乗り越えることの出来ない、予想を上回る激痛と羞恥がこの後待っていたのだ。
腫れ過ぎていて麻酔がほぼ効かない。
膿がたくさん溜まり過ぎて、なかなか取り除けない。
なので尻を思いっきりつねって膿出しが続く。
それが終わると、消毒のため綿棒を傷口から挿入し、グリグリと内部の消毒が続く。
これが終わるとまたお仕置きのような尻つねりが再開し、傷口をえぐる様な消毒が繰り返される。
本気で気絶するかと思うくらいの痛みだ。
「血が飛び散るから、壁にビニール貼って!」
などと、恐怖感を煽る恐ろしい表現!
「えっ!何?何?これ以上、何すんだよ!」
この後、今まで以上の強いひとつねり!!
「痛い!痛い!痛すぎる!」
もう本当に激痛の繰り返しだった。
最終的にはひとまとめにすると拳一つ分の膿が溜まっていたそうだ!
やっとこ治療が終えたころ
「明日も来れますか?」
との先生の問いかけに
「先生、明日もこんなに痛い?」
と、とっさに聞き返してしまった。
「明日は痛みも引いて、そんなに痛くないですよ」
と言われて安心。
しかしこの後、激痛から解放されたボクに待ち受けていた試練が・・・
続く