多肉植物

2019年04月26日 | 2

 

先日、改装工事の依頼をくださった、お客様は、定期的にお仕事を下さる、70代前半の方。

築20年3階建のお住まいは築年数からして、そろそろ全体的に手入れが必要な頃。

約束の時間に伺うと、先ずはフレンドリーな挨拶で出迎えてくれる。

そしてお決まりの多肉植物の話だ!

ご主人は多肉歴70年近いベテランさん。

前回頂いた多肉君達を見事に全部枯らしてしまった、などとは口が滑っても言えない状況の中、

「今日はこれと、これと、これと、これを、あげるね」とニコニコしながらその多肉の特徴など親切に語ってくれる。

いつもそのご主人の穏やかさに癒されてしまうのだ。

肝心な改装工事については

「ここの部屋、こんな感じにしたいのだけどあとはお任せします」

この程度だ。

多肉話95%、改装の話し5%の割合てな感じだ。

帰り際には

「こんな年寄りの趣味話に付き合ってくれて、いつも有難う」

などと謙遜されたりするけど、趣味を語る楽しそうなお姿は、ボクの人生の期待感を高めてくれる。

これから歳を重ねても

「楽しい事がたくさん待ってるだろう」

という、嬉しい気分になれる時間だ。

元気もいただけて、仕事もいただける。

感謝でいっぱいの訪問だった。