小学校1年生の時だ
「今日は映画に連れてってやるから、学校が終わったら走って帰って来いよ」
と、いつもは家族のレジャーになど全く無関心な父から、ビックリするような誘い。
嬉しくて学校が終えると夢中で走って帰ったのを憶えている。
映画館ってどんなだろう、何の映画を見せてくれるんだろうと、ワクワクする可愛い一年生だった。
そんな可愛い僕に待っていた映画がこれだ!
「オーメン2」💀
すんごく怖い映画!
完全に裏切られた気分だった。
今でも理解できない父だけど、どんな気持ちで連れて行ってくれたのだろう?
あの頃の大人は、自分たちが中心だったのかもしれない。
と両親のことを思い出すと、そんな気分になることがただただ多い。
で、ゴールデンウィークにパパとしての僕は、娘に観たい映画を選ばせてあげて
「えっ!ドラえもん?パス、パス、パス」
などと拒絶。
超自分中心なのであった。
選択無しにしてオーメンを見せるのと、選択させてドラえもんを観せないのと、どっちが酷いのかちら?
などと、あの頃を思い出しながら考えた末に、選択させて拒否の方が酷いという気持ちになり、
を観たわけだ。
うっ、うっ!
ドラえもんって感動する!
うっ、うっ!
ドラえもんがこんなに感動だったなんて知らなかった!
終えた後は優しい気持ちに包まれて・・・
だがこの後、「何だ?このしまった感!」的な気持ち?
で後悔を抱くことに
きっとドラえもんを知っていたら、もっと優しい人間になれたのかなー?
と、子供とドラえもんに気付かされたゴールデンウィークだった。
走って帰った道
行きも帰りも一人で歩いた通学路。
近所の上級生が気に入らないから、常に一人で通っていた。
そんなひねくれた子供にはオーメンじゃなくて、ドラえもんの方が良かったかもね!