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☆ウィーン(Wien)5/23~25
前のページで紹介したが我々が2泊したホテルは「Suite Hotel 900m zur Oper」この意味は「オペラ座から900m離れたスイートホテル」と言うことで非常に分かりやすい。実際地下鉄でoperaからひと駅でオペラ座に行くにも、シュテファン寺院、繁華街に行くにも大変便利であった。(27,000円/2人×2日、食事なし) 着いた日はシュテファン寺院に行き、それから買い物をして、ホテルの近くの SPA で夕食を仕入れてホテルで食べた。(SPAはオーストリアで始められたスーパー、コンビニである。知ってた?)
これが泊まったホテル。名前の通り 一応 スイート。ベッドと居間が別々にあり快適であった。
次の日は買っていたパン、ハムなどでゆっくり朝食を済ませて、歩いて行ける ベルベデーレ宮殿に行く。ここはクリムト、エゴンシーレ、ココシュカのコレクションが有名であるが、上宮から見るウィーンの眺めも抜群だ。
クリムト、エゴンシーレ、ココシュカの中で私はエゴンシーレが一番好きだ。彼の自画像、人物画は 自らの存在を強烈に見つめ、返す刀で見る人の心も強烈に見つめているようだ。エゴンシーレの絵は、美術史美術館の近くのレオポルド美術館にもっと多く展示されているが、ベルベデーレ宮殿と言う場所で見るエゴンシーレも良い。
シーレの眼に射抜かれ眩む夏の午後 京都
でも今回は クリムトも絵も見直した。緑の時代?ウィーン郊外のクリムトが住んでいたところの付近を描いたものだが、緑、林、木々の描き方が良い。
妻は疲れたというので、ホテルに残し、私は美術史美術館に行く。オペラの近くの環状道路沿いにある。
オペラから一駅だが、トラムに乗る。
美術史美術館、此れは壮大なコレクションだ。フランスにしろ、スペインにしろ、ドイツにしろ 王国の絶頂期に美術品を買いまくっていてすごいコレクションが出来上がっている。美術館自体が迷宮のようで、行けども行けども終わりがないように感じる場所である。
ここで見たかった第一は「バべルの塔」(ブリューゲル)これは本当にいい。この構図を参考に私の絵「天空の村 ごルド」を作成した。
そしてラファエロの「草原のマリヤ」 いいです。
一度帰って、身支度をしてウィーンオペラ座に行く。
演目は「シモンボッカネグラ」(ベルディ)、席が2階のバルコニー席ですぐ近くにはオーケストラ席があり、指揮者、演奏者もよく見える席である。
さすがにウィーンオペラ座 古典的な演出をベースにしており感心したが、すこし主役のシモンボッカグネラが霞んでいるようには見えた。