☆ベルリン
ブランデンブルグ門の近くに ドイツ国会議事堂がある。ここは是非とも訪問したいところだったんだ。何故ならここは現代美術の金文字塔がある一瞬輝いたところであることを放送大学の授業で勉強したからだ。
どういうことかと言うと、1995年に 幾多の歴史と出来事を見てきた、ドイツ帝国時代からある国会議事堂を「梱包してしまう」というとてつもないイベントを実行し、成功し、まれに見る芸術作品を生み出した その現場だからからだ これを行ったのは クリスト夫妻 20年以上の時間をかけ 政府を国会を説得し、金を集め実行したという。
これは私が訪問した際の国会議事堂の様子 よく見えないが上の方にあるドームは申込しておけば一般公開しているという。
これが「梱包された国会議事堂(ライヒスターク)
※写真はhttp://blogs.yahoo.co.jp/sakainaoki1947/53382072.htmlから引用させて頂きました。
その時は非常に多くの人々が集まり、興奮状態だったという。是非ともその時行きたかったな!!1995年を思い感慨を深くした。クリスト夫妻はこれ以外にも「梱包する」ことに執念を燃やし、建物のみならず 世界各地にパラソルを立てる等のアクションも行った。
ポツダム広場近くにある ベルリンフィルハーモニーのホール近くに行く。
まずこの一角に 楽器博物館がある。古い楽器 チェンバロ、バイオリン、ピアノ、パイプオルガンはもとよりそれ以前の古楽器も多く展示されているばかりでなく、オーディオホンで各楽器の音色も聞ける。もっと良かったことにはたまたま高校生?の団体が見学に来ていて ここの学芸員?が付いて説明を行っていたが説明ばかりでなく主な古楽器のミニ演奏も行ってくれていたので、その後ろについて古楽器のミニ演奏も聞き、大変面白かった。
この近くに絵画館がありそこにも立ち寄ったが上記のようなクライナハの作品が充実していた。
夜は前述の フィルハーモニーホールで ベルリンフィルの数人とクラリネット独奏者のコラボで、クラリネット系の協奏曲などの演奏会を観に行った。クラリネットの演奏者はなかなか洒脱で、踊りながら吹くようで会場は盛り上がった。小ホールであることで、手に触れるようなところで演奏しており観客との一体感があり、大変楽しかった。
夜のフィルハーモニーホールの全景はライトアップされており素晴らしかった。
泊まったホテルのそばに カイザーヴィルヘルム記念教会があった。これは1888年に亡くなったヴィルヘルム皇帝のために建てられたものであるが、この教会の記念と言うのは 第2次大戦時に爆撃で大破したものをモニュメントとして保存してあるものだ。
教会の1階部分には素晴らしいビザンチンのモザイク画が復元されて残っている。
そして感激的なのは 横に建っている新教会のホールで キリストの救いと言うか、許しを現しており、いかにもここにふさわしいものであった。青の色の使い方が素晴らしいね。
ベルリンから南西にDBで40分ほど行ったところに ポツダムの街がある。(ここは前述のポツダム広場とは違うのでご注意を)ポツダム駅からバスに乗りサンスーシ(憂いのない という意味)宮殿に向かう。これはドイツ皇帝 フリードリッヒ大王の宮殿で皇帝はほとんどここで暮らしたという。
ブドウ畑の中に建てられた可愛い 瀟洒な宮殿である。
ここのお庭は非常に広く 中国茶館や離宮が点在している。
西にずっと歩いて行くと 新宮殿が壮大な威容で建てられている。
ここから南に下るとやがてサンスーシDBの公園駅に至る。随分歩いたな、コーラを飲みながらベルリン中央駅方面行の列車を待つ。暑い、暑い!
少し小腹がすいたので何か食べようということで、 奥田さんに聞いていた 生牡蠣を白ワインとともに食すこととした。場所は泊まっているホテルの近くの KDW(カーデーヴェー)と言う デパートの6階にある。ここは1907年創業と言う老舗である。6階は食料品、酒類の売り場と カウンター式のレストランコーナーがいくつもあり、いろんな食べ物と飲み物が頂ける。
これが美味い。新鮮だ。確か一つ€3強であったと思うが値段もリーズナブルでよく冷えた白ワインと合う。ここの7階はビッフェ形式の食堂で沢山の席を持ち、料理もいろいろそろえてあり、我々も利用した。
そしてベルリン最後の夜。前からアイスバインという塩漬けの豚肉を塩抜きし、煮込んだもの を食べたいと今まで何度も注文したが いつも置いていないということで断られてきた。ガイドブックを読むと「ツアレツデンインスタンツ」と言う老舗の店でアイスバインを出すという。早速地下鉄を乗り継ぎレストランに到着。
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これはレストランの様子
これが ようやく食べられた アイスバイン 塩漬けの豚肉だが、それは豚肉の脂肪分を抜くためだそうで、客に出す際は、塩抜きをしてそれを煮込むそうで 塩辛くもなく 油濃くもなかった。しかしかなりのボリュームではある。これを食べねばと言うことで ビールとワインの力を借りて完食。しかしいい気持になりすぎ、危うく高い料金を取られるところだった。
※ドイツ料理は今までも出ていた様に相当ボリュームが多いが、毎日2万歩か3万歩歩くのですべてエネルギーに消費されるのでお蔭様で全く体重の増加はなかった。(ちょっと心配をしていたが!)