18 de Oct,2009, そして仕事は

今日は午前は離れた村の患者さんの診療。
毎回のことだが、ここの患者さんのリハビリは本当に気が滅入ることがある
患者さんは山奥に住んでいて、バンで迎えに廻ってからセンターに来てもらうのだが、田舎の事情で医療サービスを受けるのが困難な人が多く、薬の管理や病気の管理がある意味悲惨。
そして家庭環境なんかも、村よりもさらに問題が多くて
家族教育や色々な資料を渡したり、指導なども試みているのだが、これがまた難しく。
心重いのだ
と、愚痴をこぼしてもいられず、今日も自分の仕事をひたすらこなすのだった。

18 de Oct,2009, 夕べ考えたこと

少し寝付きが悪かった。
軽く昼寝した事もあったのだろうか。。
布団に入ると茂桜がドコからともなくやって来た。
最近は時々一緒に寝たがるのだ
茂桜に枕を占領され、端で小さくなっていると、ふと茂桜の心臓の音が伝わってくる。
しばらくぶりに聞く音。
随分と逞しくなったと、こんな所からも感じる
そしてふと、茂桜の将来を考える。
この先生まれた土地で兄弟や親と暮らすのがいいのか、はたまたいつもお世話になっている家に行くのがいいか。
出来れば連れて帰りたいと何度考えた事か。
しかし日本に行くまでの時間、約１ヶ月以上も、検疫や予防接種など、様々な課題がある。
その間に万が一の事を考えると、まだ生後１年の茂桜にはとてもやらせることができないのだ。
親バカなのか。。
それよりも、この土地で生きる事が、いいのか。
新鮮な空気で、思い切り自由に走り回って、色んな動物と戯れて、色んな人にかわいがってもらって。。。
できればそこに居たい。。
そんな事を考えていたら涙がでてくる。
こに書いていても、知らず知らずのうちに涙がこぼれてくる。
今となりに茂桜が寝ている。
彼の寝息、いつも僕に対しては甘えてくれて、そしてさりげなく存在を感じさせてくれる茂桜。
どうしたらいいのか、本当にわからない。
どんな選択をしても、自分のエゴに感じてしまう。
これが命の重さかと、今更ながら痛感している。
でも後悔はしていない。
彼と出会えた事で、これまでの時間がどれだけ実のあるもの、そして有意義な時間を重ねられた事か。
彼から受け与えられたもの、心の中ですくすくと育っている。
育ちつつある。
愛しさ、それに伴う責任を、今心から感じている。
とても苦しく、それでいてとても優しい痛み。
願うはただ一つ。
茂桜の幸せだけ。。。。。

17 de Oct,2009 そしてまたもや茂桜さん

この木は丘にある木。
何となく恰好が好きで、毎日のように見てしまう。
なんだか好きなのだ
この木の生えている丘に、いつも茂桜と散歩に行くのだ。
そしてここには牛や豚、鳥なんかも遊びに来ていて、とてものどかな所

牛に興味深々の茂桜さん。
時々牛に威嚇されると、ついつい逃げ腰になるのだが、それでもやめられないらしい
こんな風に遊ぶ茂桜なのだ。

17 de Oct,2009 ふて寝する茂桜さん

あんまりにも構ってあげないもんだから、とうとうふて寝する茂桜さん。
クッションを投げては投げやりに振る舞う姿。
まるでだだっ子です

喧嘩に負けた事もあるのかな。
まるで自分の姿をみているよう
そんなわけで、今日も丘に登ってくるのでした。
棒拾いは随分上手になって来て、時々はちゃんと手元まで持って来てくれます。

下り坂を駆け下りる時は、足が短いせいか時々前につんのめってしまうけれど、元気いっぱいの茂桜さんだったのだ

17 de Oct,2009 今日も引きこもって。。

17 de Oct,2009 今日も引きこもって。。

またまた仕事をこなす日曜日
時々洗濯したり掃除したりと、ま、やる事は結構ある。
茂桜は退屈そう
週明けから立て続けに色々と続くのだから、今日は仕方ないか。
昼過ぎに茂桜さんと少し散歩に出掛ける。
野菜を買ってスーパーに行って、茂桜の好きな牛乳を買って来たのだ。
少しウンチが硬そうだったので
帰り道、茂桜さんは近所の犬と喧嘩。
しばらく格闘の末、見事に大敗して帰ってきました
怪我をしそうなら止めようとおもったのだが、これも大事な勉強。
少し胸が痛くなるが、この先もここで生きて行くにはこういった事も覚えないとな。
そして相変わらず僕に対しては大威張り
はいはい、あんたは偉いですよ

17 de Oct,2009 懐かしい連絡

しばらく音信不通になっていた日本の恩師から連絡がきた。
約半年ぶりくらいのこと。
彼には日本で在職中に、随分と世話になった。
仕事面でもプライベートでも
ちょっと？大分変わっていると世間から言われそうな人だけれど、なにか魅力的な眼をしていて、僕は彼の事がとても好きだ。
とても厳しい人なんだけれど
今でも相変わらず活躍しているようで、そろそろ日本での仕事を考えないかと誘ってくれている。
日本に居る頃から、なんとなく彼と１度は仕事を一緒にする事になるだろうなと予感はあったのだ
少し現実的に先々の事を考えていた。
村の事もしかり、日本で生活する事もしかり、色々な選択を考えてみた。
村の事も当然真剣に考えている。
来週、村議会と市長との面談がある。
仕事の成果を発表し、来年の予算や村の計画をどのようにすすめたらいいか、意見を述べるのだ。
やっぱりそこまで係わらせてもらえるのだから、もう少し成り行きを見たくなるもの。
複雑な心境だ。
ま、どちらにしても、今は茂桜の成長が楽しみ。
そして別れを考えると寂しい。

こんなふうに元気いっぱいの茂桜さんだから

17 de Oct,2009 息抜き

１日仕事をして、夕方には頭が沸騰状態。
茂桜さんも少し飽きて来たようなので、２人でまた丘に登る事にした。
天気もよかったし、見晴らしもいいのだ
茂桜さんはいつも僕の側に居てくれる。
少し甘えん坊がすぎるが、これがまたかわいいものだ
村を改めて見ると、景色や空にいつも感動させられる。
住み慣れた村のはずなのに、未だこんな感情が芽生えるのは不思議な事
とは言っても、残り時間はあとわずかなんだな。。。
茂桜とこうして遊んでいられるのもしかり

背中が男になってくる茂桜さんなのだ。

17 de Oct,2009 そろそろ準備

先日JICAの事務所から色々なお知らせが届いた。
要するに帰国の準備関係の書類のお知らせ
色んな書類を作成する必要があるのだが、ま、これは仕事だから仕方ない。
ということで、今日はそんな書類作りに追われている。
午前中は仕事をして、その後は相方と会議。
１０月は何かと会議が立て込んでいて、時々整理して行かないとわけがわからなくなるのだ
で、帰って来てからひたすら書類つくり。
元々あまり書類を整理していなかったので、ひな形を探しては書きこむ。
結構面倒なのだ
退屈そうな茂桜さんは、時々よって来ては「遊びに連れてけ～～」
と訴える。
すまぬ、茂桜よ
夕方にはお散歩できるとおもうから、しばし薪と骨と戯れてて下され。。。
そんな帰国準備の開始なのだ。

16 de Oct,2009 家族会

終盤に差し掛かって来て、身の回りも色々とざわめきだしている。
家族会のほうもその一つで、なんだかとても活気がでてきているのだ。
主なテーマはセンターをどうに運営していくのか
村の支援もまだ安定しておらず、しかし2011年にはようやく運営基盤がしっかりするメドがたったのだが、要はそれまでどうに食いつないで行くのか。
なんとも重たいテーマです
ま、しかし最近の彼らはなんとも頼もしい。
活発な意見交換や積極的な姿勢は、ほんの半年前を振り返るとなんだか見違えるほどに。
当然僕の身の振りもなんだかんだと議題にあがるが、これは今言える事を率直に言うだけ。
とにかくいいグループにまとまって来た。
なんだかそんな皆の背中を後ろから見ていたら、感無量になってしまった午後なのだった