トレインタッチ

徒然なる言葉のストーリーです 

伝言板届かぬ想い書き記す

2016年03月26日 23時08分17秒 | 日記





            伝言板届かぬ想い書き記す
                13字詩のトレインタッチを















 寒い気温の中
 桜は咲く時を待って
 やっとチラホラと
 咲き始めた
 火曜からの暖かさにノッテ
 一気に咲くだろうから
 来週末はどこでも花見が
 見られるだろうと

 

 その駅には
 今ではあまり見かけないと言う
 伝言板が置いてあった
 一度その伝言板に
 13字の詩を
 書いて来ようと思い
 どんなのかと
 見に行った事がある
 ただ電車が通過する度に
 その通路を行き交う人が
 たくさんいて
 とても描けるような
 状態では無かった

 結局この話は
 その後も
 実行される事も無く
 現在まで至っている
 
 今となっては
 懐かしい想い出となって
 記憶の中に
 塞がれている
 

 何処かで
 気付いて欲しかった
 そんな想いが詰まった
 青春の伝言
 だったのかも知れません
 そしてこれが 
 トレインタッチの
 始まりだったのです



          初恋亭夢中