治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

夏のワクワクお勉強会レジュメ

2014-07-12 07:14:26 | 日記
台風は去りましたね。
無事に開催できそうです。

第一部、第二部ともにレジュメができあがりました。
お越しになる方は、これをスマホでブックマークorプリントアウト などしてお持ちください。
それと、二部にご参加の方は各自バスタオルを一枚お持ちください。

両方にご参加の方、お部屋でお弁当は食べていただけます。
ゴミは各自お持ち帰りください。

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第一部 大橋恵子さんを迎えて

[就労のための作戦会議 障害者雇用の先進的な取り組みに学ぶ]
*注 今日は「啓発講演」ではなく「作戦会議」です。

浅見より なぜ大橋さんにお話いただこうと思ったかその経緯。
流通業への注目、等。

大橋さん自己紹介 教師→ジョブコーチへ

学校現場でできたこと、できなかったこと

第二号ジョブコーチになった経緯

社内営業

社内営業の結果、どういう仕事がリストアップできたか

実際やっている仕事

どういう人たちが働いている?

障害のある社員たちの社内での立場とは?

採用基準(大橋さんなりの)

障害者の人の力を引き出すには

きちんと働けている障害のある人たちの育ち方

第二部 コンディショニング講座 夏の乗り切り方対策
講師 栗本啓司さん


1)「凸凹の人たちの身体はどこが違うのか」 

浅見の進行で1時間程。その都度、実技を取り入れながら。


2)「コンディション暑さ対策バージョン」等

A お母さんが楽になるワーク(頭モードから身体モードへ)



B 夏に適応する・夏を活かす体操


3) 皮膚の操体

夏は皮膚の感覚をつかみやすいので皮膚の動きを通して、体の動き等を改善していく。


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わりと会場ぎっしりになってしまうと思いますが
上手にスペースを使って実技も行いたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

当日は大橋さんの書籍も購入できます。
花風社の書籍も多少もっていきます。
ほしい書籍があったら、本日14時くらいまでにメールください。なるべくそろえるようにします。

すでに「脳みそラクラクセラピー」のご予約がありますが
愛甲さん途中から参加されます。
サインしてくださると思います。

それと当日「ビッグニュース」の発表があります。

どうぞお楽しみに!

浅見淳子@花風社

一年以下の懲役、または五十万円以下の罰金

2014-07-12 07:14:01 | 日記
版元業務の一環に、ストーカー対策っていうのが出てくるんですかね。
まあともかく、今は当局の対処も早くなりましたね~。
死んだふりしていて、いろいろ事件が起きたこともあるのでしょうね。

しかるべき筋に対応を取ってもらうには
被害を訴える人が被害を訴えている当人であるという証明をしなくてはならないんですが
IDの公的文書として、障害者手帳も強いっていうことが実地で確かめられました。

被害にあって苦しんでいる人がいる。
その人を慰めるのは別にいいことなんですけど
医療教育福祉関係者がしれっと慰めていると
「もしかして人ごと?」という疑問も浮かびます。

いや、人ごとなんでしょうけどね。
被害者を真に思いやって慰めているのだと思いますよ。

ただね、こういうトラブルが増えたのって
「自分の悲しみを自分で処理できない」人が増えて、本人は悲しみを紛らわすつもりでやっている八つ当たりが
実は「一年以下の懲役、五十万円以下の罰金」に相当する犯罪行為なわけで

それを司法しか解決できないっていうのもなんだかな~と思いますね。

だって私の目から見ると、ギョーカイを含む医療福祉教育関係者の皆様って
弱さをまき散らしている人をむしろおおよしよしするからね。

「自分の弱さは自分で処理しろ」っていう人の方が珍しいんじゃないかしら、今って。

そういう肯定の繰り返しが「悲しかったら人を傷つけてもいい」っていう風潮を生んでいるようにしか見えないんですけど。

「私にはニキさんと浅見さんが別人に見えましたけど、Yさんが同一人物だと思うのならそうなのでしょう」とか言ってしまうギョーカイ人もそうだしね。
一時の機嫌取りのために社会正義をないがしろにする仕事する人多くないですか?

気に入らない人間にストーキングする人を生み出しているのって
こういう「弱さ」を肯定する人たちだと私には見えるんです。

「自分の悲しみは自分で処理しなさい」

ってもっと教えてあげてくれないかな。

YTは虚偽の情報を振りまいていいと思っていたんですよ。
なぜなら私が嫌いだからね。
猿烏賊も基本構造は同じ。

そこで「一生嫌っててもいいよ。ただ虚偽の情報は振りまくと罪になるよ」として起こした裁判です。

最後にYTは「犯罪だって知らなかった。わかったからもうやらない」と言いましたが
私たちはそれで十分だと思いました。
大事なのは「もうやらない」こと。

ただ「それじゃあ全然反省してないじゃん」みたいな声も、ASD当事者からも上がってきましたよ。

私たちは反省は求めてないからね。

男と女の間でも、定型とASDの間でも
ないものねだりしない、って大切だと思うんですよ。平和に共存していくために。
だって違うんだからさ。

そのために反省の能力がない人には私はそれは求めないし
逆に先鋭化していく社会の理解ガーはやめてくれよ、って思います。

ASDの人が悲しみのあまり持っている妄想やルサンチマン、とくに他人の人権を侵害しているような妄想をそのまま肯定するような支援者は
支援者の名に値しないと「私は」思っています。
そういう妄想やルサンチマンは、自分をも傷つけているはず。
だから私はこういう妄想やルサンチマンは見つけると「ないよ」と指摘します。
人によってはそれが「配慮がない」と思うかも知れない。でも私は私に得意なやり方でやっていきます。

そして、今はあはあ言いながら一日おきくらいで「平行線」(ブレーン出版版)読んでますけど
そういったルサンチマンの連続に疲れます。
「そこまで世の中恨まなくてもいいだろう」と思えます。

やはり一気に読める本ではないです。

森口奈緒美さん、とても才能があって
そしてとても出会いの運に恵まれなかった方です。
今はそれが変わっていますように、と祈ります。
逆にこれだけ出会いの運に恵まれないことを、逆手にとれないもんか、なんて私は考えてしまいます。
まあ逆手にとるより、後半生にいい出会いがいっぱいあることの方がいいとは思いますが。

「世の中と私は平行線」と書いていらしているのを見て

「あああ、私とギョーカイも平行線だなあ」と思いました。
実感できる言葉でした。
だってASDの人を幸せにするのに
する「配慮」が違うんだもんね。

ギョーカイは弱者を弱者のままで、世の中に理解してほしいのでしょう。

私はラクになってもらいたいのです。

平行線ですよ。