治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

医者でもないくせに

2019-05-24 06:00:00 | 日記
医者でもないくせに治るとかいうな~

とよく言われますが(リアルではまず言われない。ネットだけ)

こっちから言わせてもらえば「医者のくせに治らないとか言うな」です。

凡医というのは

・医者のくせに治す気もなく治せない自分に忸怩たる思いも抱かず「治すなんて差別!」と自分の愛着障害を癒やすために当事者を利用している一群の医者

及び

・神経=神経伝達物質オンリーだと思っていて末梢神経や感覚器官とのつながりに気づかないで一生治らない脳機能障害とか言っている医者

なのです。

昨日のねてまてさんのコメントが秀逸です。

=====

治せませんの思考停止が頭蓋骨に籠城しているように一般人には、思えます。

=====

まさに!
頭蓋骨に籠城して「治らない~」とか言っているのが凡医。


だから、ここのすラボのなお先生はご自分で凡医と言っていらっしゃいますが私から見ると凡医ではないのです。

そのなお先生の「NEURO」書評。


この記事だけではなくこのブログには興味深い記事があふれています。

そして実は、なお先生のFBがとても印象的なのです。

皆さん、身体アプローチってすごいきついもんだと誤解していません?
たとえば私のようにウエイト持ってスクワットしたり汗だらだら流す有酸素運動が好きな人はいますが、あくまでそれは嗜好の問題ですね。

栗本さんのコンディショニングはきつくありませんよね。そして効果がある。

また、湯治なんていうのも身体アプローチですね。その湯治を家でできるようにしているのが焼酎風呂です。エビデンスガーの治らない教徒は湯治の「治」にも反応して温泉協会とかに詰め寄るんでしょうか。

そして最近私が出かけた海水浴も身体アプローチです。別に私は必死に泳ぐわけではなく波間にぷかぷか浮いているだけなので、きつい運動でもなんでもないんですが。(あ、高タンパク食によって脂肪は減り筋肉量は増えたのに浮力を失っていなかったのが個人的にはうれしかったですね。)それと海水浴が温泉より優れているのは、お湯より海水の方が長時間入っていられることです。

そして私が帰ってきてからシミ防止に出かけたフェイシャルも身体アプローチです。

身体アプローチをインチキ扱いする人は温泉にもエステにもいかないしマッサージで癒やされることもないのかしらね。


まあともかく、感覚器官を気持ちよくして中枢神経の調子をよくするものは巷にあふれていて、それは全部広義の身体アプローチです。
脳みそに余裕を作ります。

そしてなお先生は熱心にけん玉やっていらっしゃいます。
けん玉動画をよくアップされています。

けん玉は心拍数が上がるような運動でもなければ勝ち負けのある格闘技でもありませんが、立派な運動です。
なぜならそこには自分の身体を工夫してこれまでできなかったことをやり遂げようとする身体を使いこなそうとする前向きの姿勢があるからです。

私はわりと「運動神経がいい」方のようです。
だからけん玉とかもやるとわりとあっという間にできるようになります。
そしてそこで満足してけん玉の回数券を使い切り、大技には挑戦しません。
どうも私はそういう感じ。
一通りはわりとすぐできる。そしてそこで飽きる。
飽きないのは海水浴とか、筋トレとか、有酸素とか、そういう固有受容覚に関する感覚遊びです。

ところがなお先生はけん玉道を走り、多種けん玉を使いこなし、たくさん大技に挑戦して次々と決めています。

こういう風に自分の身体を使って「できないことをできるようにした経験」をしたお医者さんは信用できます。
「体育苦手~」とただ敬遠したり、厳しかった体育教師に大人になってもルサンチマンを抱いているような支援者はまあ、感覚器官と中枢神経のつながりなんて実感としてわかんないでしょうね。

広義の身体アプローチについては、実は運動嫌いのニキさんもやっていると思います。
ニキさんの趣味の一つは私から見ると身体アプローチです。
運動嫌いの人のための身体アプローチです。
ニキさんは私生活が明るみに出るのを好まないのでどういう趣味かはここには書きませんが、「あれって私から見ると身体アプローチなんだ、運動嫌いの人のための」と言ったらなるほど~みたいな顔をしていました。

運動神経や体力など、体質は持って生まれたものが大きいかもしれませんが

基本大人になっても体育嫌いを公言してる支援者は、信頼に足らないということは間違いなさそうです。
そしてそれは別にトライアスロンじゃなくていいのです。


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