
先日の親孝行函館旅行のお礼のつもりか、母がどっかに行くバスツアーに招待してくれると言ったときには「駅前からバスに乗っていればどっかに着くのか。ラクチンだな」と思いました。
最終目的地が富士山五合目だと知ったのは前日。よかった~。半袖でいくところだったよ。
私は荷物に上着を入れました。
考えてみたら、富士五湖の辺を歩いたりなんか洞窟みたいなの入ったりしたことはありますが、富士山そのものに上ったことはないかもしれません。
私は山クラスタではないし。
それでも自宅購入の一つの大きな動機は富士山が見えることなんですけどね。
九州場所の頃、結びの一番が終わって窓の外を見ると真っ赤に染まった富士山が見えたときには「日本人に生まれてよかった」と思います。お相撲、そして富士山。
冬は毎日のように眺めているあの富士山にいよいよ登るのです。バスツアーだけど。
近くまで行っても見えないときはあるそうです。
でも絶好のお天気に恵まれました。
大都会から一歩入るとあっという間に自然があるのが神奈川。
山の新緑に癒やされます。
そしてふと思います。
先日行った奄美。

あそこには新緑という概念があるのかな?
奄美の緑は大好きです。
田中一村の絵のクリアファイルを買ってきて毎日眺めています。
私は5月生まれのせいか、新緑が大好きです。南の島も好きだけど新緑も好き。
その新緑の中を走り河口湖へ。
遊覧船に乗ります。
見事な富士山。
「あーたまーをーくーもーのー」という例の童謡が流れ、母が合わせて小声で歌い出します。
童謡を教えてくれたのはこの人だったなあ。私はそんなに歌は歌いませんが。
でも富士山ビューの我が家で富士山を眺めながら洗濯ものを干しているときの私は、この歌を歌っているそうです(夫の目撃談)。
ちらちら見る人もいましたがおばあさんなのでほっときました。
そうしたらカナダ人ご夫婦が翻訳機を持って母に近づき
なんの歌ですかときいています。
母は60年前に四大の英文科を出た年のわりにはインテリおばあさんですから結構ちゃんと説明していました。
でも「雷様を下にきく」のところでは「説明してあげて」とかり出されることになりました。
それから五合目へ。
ガイドさんが「今日来た人は行いがいいんですねえ」とか言います。まあ、晴れた日には必ず言うセールストークでしょうな。ちなみに曇ってて見えない日には「富士山は女神様だからお客さんたちの美しさに嫉妬して云々」とか言うそうです。
富士山は登っていくと植生がどんどん変わっていきました。
私の持っているソフトバンクのiPhoneは3Gになっていました。
だからめんどくさいので写真アップとかやめました。
植生が変わる。つまり縦に長い日本列島を上下で実現している感じ。九州と北海道では生えている木が違いますが、上に行くと北海道みたいな林でした。
「日本は縦に長いと思っていたけど上下にも長いねえ」と母に言うと
「今、一番日本で上下に長いところにいるのよ」と言われてたしかに、と思いました。
まあともかく普段の行いのいい母娘は五合目からの景色を堪能しました。
五合目からは頂上はこう見える。

近い。
そして枯れている。
南の島の大自然とはまた全然違う大自然。
下はこう見える。


私は空海が日本の山脈と曼荼羅の類似性を見つけたことを思い出しました。
たしかにこれは曼荼羅だ。
私は山登りの趣味はたぶん一生持たないと思うので、富士登山をすることはないでしょうし、五合目もこれが人生初で最後かもしれません。
もしなんかの機会で上ってきてもこんなに視界に恵まれた日はめったにないそうです。
おかげで薄手の長袖で全く寒くありませんでした。
半袖の外国人もいたほどの陽気でした。
晴れた日の美しい、美しい眺めを堪能しました。
帰りはぐーすか寝ていました。
厚木インターでおトイレ休憩ということで、起きました。
イマドキのおトイレはキレイで、ソファとテレビのスペースも。
そしてちょうど、高安と鶴竜が土俵に上がったところでした。
集合時間にはまだ十分ある。
私と母は高安の勝利を見届け「今日は一日中いいもんばかりみたねえ」とバスに戻りました。
ということで
函館→おうち→奄美大島→おうち→富士山五合目→おうち
の5月ですが、来週は奄美よりさらに南に行きます。
何をしに行くかというと「水」と「木」を見に行くのです。
一応リゾートにはWi-Fiがあるようですが、ソフトバンクがどこまで頑張っているかは不明です。
PCも持っていきます。
なぜなら画伯が全部素材をアップしてくれて、Web制作が本格的に始まっているからです。
来週月曜日から木曜日は当ブログ予約投稿となります。
月曜日から水曜日は割と実用的な話題。朝6時半公開の予定。
そして木曜日は新サイトへのマニフェストです。午前10時過ぎ公開です。
金曜日には、新サイトのロゴを発表できるかもしれません。
その前に一足先に
画伯が描いてくれたバナーを公開。
これで新サイトからこのブログに飛んできます。
画伯には画伯なりの思いがあってこのバナーを描いてくれたようです。
それはまた、新サイトで話題にしましょうかね。
