ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ダウンロードフェスジァパン 2019 ②ジューダスプリースト編

2019年03月24日 | 音楽
今回のダウンロードフェスジャパンは主催者発表で2万人
ソールドアウトとなったそうですね。
スレーヤー引退、メタルフェスでは無くロックフェスというの大きいですね。
客の年齢層も広がりますし。

次はオジーオズボーンの変わりに代役でトリになったジューダスプリーストです。
私自身のフェバリットバンドなのですが、今のプリーストは
プリーストであってプリーストでは無い・・・・やはりどうやっても比べてしまうのが
グレン&KKのツインギターのリフの迫力、貫禄ですね。
昨年11月末に調布、武蔵野森スポーツプラザで観ましたが
正直、ライブ良かったです。K氏とも話してましたがプリーストがプリーストを
トリビュートしている感。新作は全く違和感ないのですが。
しかし、どうやっても今のプリーストはプリーストなので。
考えてみたらKKを最後に観たのが10年前の09年、同じ幕張メッセ・ラウドパークで
「ブリティッシュスティール再現」ステージでトリを努めてたのが
黄金期のプリーストメンバー最後でして、リッチーフォクナーが加入してから
プリーストを観るの4回目なんですな。

スレーヤーが終り、トイレに行きたいけど一緒にプリースト観る予定の
バンド仲間と上手く合流出来ず、ブラッグサバスの「ウィーピッグス」SEは流れ、
合流した時には既に「ファイヤーパワー」リッチーが弾くリフが聞こえていました。
急いでK氏の所へ戻ったらギターソロパートに突入してました。
下手の端の方で観ましたが、スレーヤーの時の様な
戦後引き上げ列車状態では無く「デリヴァリングザグッズ」と嬉しい選曲。
フロアは透間があったので安心して観れます。
リードギターに関して、リッチーとサポートのアンディースニープがどう配分しているのか?
チェックする力が無くなってました。3時間、フルハウスで爆音の大会場に居ると
音圧爆音疲れと腰痛、肩痛がドカっと出てきます。今回、マッサージ業者は出展してませんでした。


今回はセットリストを変えて、ダウンロードフェスジャパンに挑むと聞いていたので
3曲目の「ブラッドストーン」はテンション上がります。
ファイヤーパワーツアーから8曲入れ替えたようで。
相変わらずの「ザ・リッパー」や「シナー」はやはりKKとグレンで聴きたい所。
サウンドは、スレーヤーと同じく、ドラムのスネアの音が奥まって、
昔はレーサーXで大暴れしていたスコットトラヴィスのドラムが落ち着いて聞こえます。
ミドルテンポが中心のプリーストでこのテンポをかなり鍛えられた上に
体資本のパートなだけに派手には行かず、堅実なドラマーという感じが板に付いてきたような。
ホント下手に居たので、リズム隊の音がそんなに目立たないのですが。



ある意味発見というか、黄金メンバーはずっと硬質で重いギターサウンドで来たので
リッチーの音は相変わらず、ゴリゴリでは無い分柔らかさ、ザックワイルド感があり
今回はアンディーのギターの音がよく聞こえ、相当硬質なリズム&リードギターなので
その間を上手くイアンヒルの貫禄あるベースが抜けてきて聞こえます。
ステージでは、30代で一番若いリッチーがオイシイ所を持って行きますね。
リード弾きまくり、ちょっとした透間にも良い感じのリードを放り込んできます。
そして一番凄いのが私の「神様」ロブハルフォード。70歳も近いというのに
私が観てきた中では91年「ペインキラーツアー」から時が経った2019年、
ロブがプリーストに復帰して05年・武道館公演から過去最高、
絶好調、もう驚きでしかありません。
これまでハイノートをフェイクしてきたロブですが、グレンティプトンが
パーキンソン病でツアーを離脱してから使命感からか?体と喉が良い感じで若返ったのでしょうか?
バクバク声が出まくります。今回のセットリストは70年代の曲も多くプレイしているので
元々のKEYが高いのですが、ハイトーンに年齢を重ねた深みも加わり、
「最強!」の67歳メタルボーカリストに感じます。この年齢であの声は驚愕的でしか無く
脱帽ですね。これでワールドツアーこなしているのですから。
久々にティアドロップサングラスを早めに外していました。


嬉しいのが「地獄の使者」や「キリングマシーン」78年の曲を演奏して
こちらもテンション上がります!
ロブは基本keyの高い「地獄の使者」をほぼフェイク無しで歌い上げ
ステージ後ろのバックドロップは日本の切り絵の様な映像が流れます。
「地獄の使者」に何てピッタリな背景で良い感じで影絵の様に動きます。



新作からの曲も入り、何時も通りロブがオーディエンスに歌わせる「ターボラバー」。
「背徳の掟」からの「ヘッズアーゴナロール」今回アンディスニープの音が良く聞こえたので
(フェーダーを要所要所で上げてる)ギターソロも何となく合わせているぎこちなさもありつつ
良い感じで聞こえます。
「ラピッドファイア」も意外な選曲でギターバトルは定位置の
KK⇒リッチー、グレン⇒アンディーとなっています。



ハーレーダビッドソンは、コレ毎回持って来ているのですかね?それともレンタル?
何時も通り「ヘルベントフォーレザー」でロブがハーレーに乗り再登場、
「うぉんうぉん」とアクセル吹かせて、決定的にカッコ良いリフをアンディーが引き出し
リードは音源通りのタッピングをアンディー、そして付け加えたリッチの冴え渡るリード。
バックドロップもカッコよく。



スコットトラヴィスがMCをし、オーディエンスを煽りまくり
あの必殺ツーバスイントロの「ペインキラー」が本編ラスト。
グレンパート、KKパートもリッチーが引き倒しました。
ギタープレイももルックスもやっぱ、カッコ良いですな。



この曲ってKK役になると本当痛感しますが、リズムギターの方がしんどいというか
ダウンピッキングと16分、32分も?トレモロとヨレヨレになりますな。
KKの16小節リードも結構大きくリニアで動くし。

アンコールでは鉄板の「ヘリオンエレクトリックアイ」「ブレイキングザロウ」
そして「リビングアフターミッドナイト」で終幕、
前回同様、ヒット作になった映画「ボヘミアンラプソティー」の影響か?
クイーンの「伝説のチャンピオン」が流れ続け、皆さん大急ぎで会場を出ます。
大変混む海浜幕張駅、長い行列で前が動かないのですが
出口で今回のダウンロードフェスジャパンのポスターを一人一枚づつ
お持ち帰りというお土産付きでした。

前回の11月の来日公演も複雑ながらとても良いライブでしたが
今回は慣れたのか?かなり良かったし楽しかったです。
やはり「ペインキラー」からプリーストを聴きはじめた人も多い上
スピードメタルに慣れた若者達にとって70、80年代初期の曲を多くセットリストを組んで、
セットリスト的には刺激が少なく物足りない人も出てくる様ですが
私の様な往年のファンにとっては、とても有り難い上
「地獄の使者」や「キリングマシーン」なんか凄く嬉しかったし
メタルバンドでカバーとしてカッコ良いリフの「キリングマシーン」をやりたくなります。
今回のダウンロードフェス、自分の予想に反してとても楽しめ帰路に着けました。

と、今回はプリースト編で終わりそうです。
続けて、他に観たバンドのレポを書きたいと思います。

2019.3.21setlist
War Pigs
(Black Sabbath song)
Firepower Intro
1.Firepower
2.Delivering the Goods
3.Sinner
4.The Ripper
5.Evil Never Dies
6.Bloodstone
7.Saints in Hell
8.No Surrender
9.Turbo Lover
10.Devil's Child
(tour debut)
11.Killing Machine
12.Some Heads Are Gonna Roll
Guardians
13.Rising From Ruins
14.Rapid Fire
(first time since 2012)
15.Hell Bent for Leather
16.Painkiller

Encore:

The Hellion
17.Electric Eye
18.Breaking the Law
19.Living After Midnight










We Are the Champions

(Queen song)

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