秋山vs船木の三冠戦

解説でも渕が言っていますが
現在ノア所属の全日本出身の秋山が外敵で
現在全日本所属の新日本プロレス出身の船木が内側の選手。

昔からのプロレスファンからしたら
秋山＝全日本、船木＝新日本、ＵＷＦ、パンクラスという
反対の構図で、若干構図には違和感がありますが

それをとっぱらい、秋山ｖｓ船木というカードは
とても魅力的なカード。

専修大学アマレス部出身でブイブイ言わせていた秋山
どちらか？と言えば打撃系のストライカーで、リアルファイトの世界に居た船木。
現在は違ってもバックボーンがこういう強さを見せるモノであって
「危険な要素」が感じられるカード。
秋山と鈴木みのるだと・・・昔ホント関係がヤバいと聞いた気もします。
お互いが危険な人間というか、突然シュートに変わってもおかしくない
プロレス内でのリアルシュートがありそうな組み合わせで
もっとガチンコ見たかったかも？

で、これが船木相手だと、もっとシュールさが増すというか。
元パンクラスのエース、ヒクソングレーシーとの対戦で１度は潔く
リングを去った船木。
１０年以上の時を経てまたＭＭＡの世界に戻り、そしてプロレス入りしたら
やはり「惜しい」と言われていたプロレスラーの素質。

グラウンドになったら秋山が強さを出すのか？
それともパンクラスでは禁じ手だったヒールホールドが出るか？等
考えると色々面白いカードで
これを三冠戦という図式意外で見てしまったという感じがあります。

事実、過去の三冠戦には全く無い試合になった訳で
エグイ攻撃で・・・
私も「ホント・・大丈夫か？」と思った事も！

AJPW 26.08.2012 - Jun Akiyama vs Masakatsu Funaki


過去20年以上かけて作られた三冠戦の歴史を
根底から覆す内容になりました。

でも、この二人だから、逆に良かったというかですね。
緊張感がとても良かったです。