「クイーンオブソウル」のアレサフランクリン伝記映画、
この「リスペクト」が上映というのは存じていたのですが
色々有って頭から抜けてきていたんです。
昔の音楽仲間が「リスペクト」何度も観に行って涙した!ハレルヤ!」等
SNSで投稿し続けていたので調べたら近くの映画館でも上映している、
しかし後、数日で終演!と知り体調リスクが有ったのですが何とか映画館に駈込みました。
というのは、最近季節の変わり目や祖母の生命危機、親の介護疲れで
血尿が出て抑うつ状況、そして軽いパニック発作が。
そしてアレサフランクリン本人がパニック障害に苦しんだ時期が有る事を
意識して、コレまた発作が起きやすい映画館という事が有り
体と脳の奥が躊躇っていたのでしょう。
アレサの事、そろそろ15年になる当ブログではアレサが亡くなった時にしか
記事にしていないのですな。
コレは個人的な問題が。と、「リスペクト」という曲はオーティスレディングの
カバーだったんですね。
90年代、ゴスペルグループで大きく活動伸ばしつつ有る時に
粉々に崩壊し、私は揉め事に関わり合いたく無かったので
これ以上ストレス溜めたく無く、フェードアウトして行きました。
個人的には誰とも仲違いしていないのですが、コレから!という時に
何時もつまづく私です。その時のメンバー、特にソプラノ、アルトの
女性達でアレサ信者の女の子達がそこそこいました。皆熱かった。
私もアレサの衝撃的な歌にやられていたので当然リスペクトする女性シンガーに。
が、問題が‥。その1年後、私は中度の全般性不安障害、パニック障害を発症し
退職せざるを得ず。電車に乗るのも病状により中々必死で。
クタクタでベットに横たわり、癒されようとアレサのテープをかけたら
メンタルすり減り弱り切って中発作が出ていた私にアレサの歌が強烈過ぎた。
ある意味トラウマになってしまいアレサの音源は新しく増えるCDやテープの奥に
埋もれて行ってしまい。そして当時、まだ情報少ないインターネットで
アレサもパニック障害患者、飛行機恐怖症と知り。
発作後、気を紛らわせようとかけた音楽が逆にトラウマとなり聴けなくなった
CDやテープが何本か有ります。私のタイミングが悪かったんですな。
最初の例がアレサでした。
持っているエレアコギなんかもネック握ると手が思い出し
今でも軽く発作が起きる事すら。
こういう背景でこの映画を観たいのに身体がためらう、
または感化され発作起きる描写があるかも?そして予期不安という
症状迄起きてしまい。
と私ごとが長いのですが私の中に有った情報は
ゴスペルを歌う環境に育った、父との確執、そしてメンタル疾患。
圧倒的な歌唱の裏にはこういう背景が有ったと。
そこで、何回もこの映画を観に行ったというSNSに投稿していた
元音楽仲間、旧友とゴスペルグループに誘う事になった
黒人と日本人ハーフの古くからのシンガー仲間。元はロック野郎(女性なのですが)
スペイン生まれ、黒人の父が亡くなりショックのまま母の故郷の日本へ
言葉も判らず、てんかんを発症する事に。国籍は南米の国。
ライブの打上げで情緒不安定になっていていたけど元はラテンノリの人。
そのゴスペルグループに加入してからたまに指導も含め歌いに来る
私の母校でも教えていたプロシンガーさんとの出会い、ゴスペルにドップリと浸かり
元々クリスチャンでも有り、そのままその教会に所属し、プロテスタントに改宗したのかな?
その流れでプロシンガーへ。現在ゴスペル活動も続け全国の教会を周り。
ゴスペルを始めた事で、長年のてんかんが何処か吹っ飛び(!)治ってしまい
人生生まれ変わったと。その彼女が何度も観に行き涙したという
「リスペクト」に興味持たない訳無い。が、私の上記の葛藤。
映画本題に入る迄、殆ど個人的な事ばかりですが
その彼女が何度涙したというこの映画、
2時間20分に収めるには、結構大変だと思いましたが
その元シンガー仲間の彼女は、アレサとこの映画に
自己投影したのでしょう。色々有った事でしょうし。
『リスペクト』予告 <2021年11月5日(金)公開>
この映画を観に行く迄の葛藤が大きかった為
肝心な映画内容は簡素になってしまいそうです。
デトロイト育ちだったんですね。調べたら、産まれは南部ミシシッピーなんですね。
教会説教師の父親、黒人の公民権運動、キング牧師暗殺、幼い事に母との別れ、
12歳で妊娠!(ここは意外と簡素に感じた)父との確執、
コロムビアレコードとの契約、マネージャーの夫の暴力に離婚
だんだん壊れて行きアルコール依存症状態、歌えずステージから落下、
ゴスペルアルバムをリリース、抵抗を持ちながらその光景を映像シューティング。
また表彰台へ帰って来る。
恐れていた、パニック障害、飛行機恐怖症の描写は無く。
何となく端折っている感もしましたが色々考えさせられました。
以前、在日米軍住宅教会の日曜礼拝、
そしてぶち込みワークショップに通った事を書いた事有ります。
本家が江戸時代から続けている寺との繋がり以外、事実上無宗教の典型的?な私。
米軍住宅教会の礼拝に来るのは殆どが黒人兵とその家族、
近所に住むプロテスタントの日本人の高齢御婦人。
朝、5時台に元バンドメイトと地元の駅で待ち合わせ、
交通費浮かせる為、遠回りし遥々3時間程?目的の教会へ。
そこで、その私の出身校で教えていた女性シンガーさんやメンバーと合流。
遥々、休日に教会へ着いた状況で力尽きている所を
午前中いっぱいミサ。黒人の運動が活発だった映画の時代とは違うので
あそこまでの熱さは無いけど、その教会にも充分な熱さが有りました。
正直、圧倒されたのですな。英語なのでミサの内容はちんぷんかんぷん。
近くに居た日本人御婦人に少しづつ牧師の説教を約して貰い、
エンドレスで続くか!?と思わせた歌、
信者さんの懺悔、信仰心の熱さに、クリスチャンでは無い私を始め数名は呑まれまして。
置かれた環境、貧しい家庭の出身の兵隊さん達。
そういう昔の事を沢山思い出し、色々考える所が多く
映画から脱線しない様、気を付けました。
ただ、個人的感想を書けば‥
映画として、満足したとは感じず‥。
起伏というか、ストーリーという面で。
コレは賛否両論あるかと思いますがね。
ただ当時の音楽のシーン、教会でのゴスペル、NYから
新鮮さを求めた南部アラバマでの白人ミュージシャンとのセッション、レコーディング、
ソングライティング、そしてエンドロールで登場したアレサ本人の
生前の歌唱映像、音楽好き、または音楽やっている人には
こういったシーンは見応えあると思います。
映画館のシートに座りながら、軽く小躍りしてしまいました。
ゴスペルとブルースの融合シーンなんか、特に良かったです。
Aretha Franklin 1972 - Medley: YOU'VE GOT A FRIEND / PRECIOUS LORD, TAKE MY HAND
キャロルキングのカバーのこの曲、映画では登場していませんが
よく歌いました。ライブではリハを一回欠席してしまった為
ソロパートを歌う予定が、本番では取られてしまいました。
今回も、私ごとを含め長い記事となりました。
お付き合い頂き有難う御座いました。
この「リスペクト」が上映というのは存じていたのですが
色々有って頭から抜けてきていたんです。
昔の音楽仲間が「リスペクト」何度も観に行って涙した!ハレルヤ!」等
SNSで投稿し続けていたので調べたら近くの映画館でも上映している、
しかし後、数日で終演!と知り体調リスクが有ったのですが何とか映画館に駈込みました。
というのは、最近季節の変わり目や祖母の生命危機、親の介護疲れで
血尿が出て抑うつ状況、そして軽いパニック発作が。
そしてアレサフランクリン本人がパニック障害に苦しんだ時期が有る事を
意識して、コレまた発作が起きやすい映画館という事が有り
体と脳の奥が躊躇っていたのでしょう。
アレサの事、そろそろ15年になる当ブログではアレサが亡くなった時にしか
記事にしていないのですな。
コレは個人的な問題が。と、「リスペクト」という曲はオーティスレディングの
カバーだったんですね。
90年代、ゴスペルグループで大きく活動伸ばしつつ有る時に
粉々に崩壊し、私は揉め事に関わり合いたく無かったので
これ以上ストレス溜めたく無く、フェードアウトして行きました。
個人的には誰とも仲違いしていないのですが、コレから!という時に
何時もつまづく私です。その時のメンバー、特にソプラノ、アルトの
女性達でアレサ信者の女の子達がそこそこいました。皆熱かった。
私もアレサの衝撃的な歌にやられていたので当然リスペクトする女性シンガーに。
が、問題が‥。その1年後、私は中度の全般性不安障害、パニック障害を発症し
退職せざるを得ず。電車に乗るのも病状により中々必死で。
クタクタでベットに横たわり、癒されようとアレサのテープをかけたら
メンタルすり減り弱り切って中発作が出ていた私にアレサの歌が強烈過ぎた。
ある意味トラウマになってしまいアレサの音源は新しく増えるCDやテープの奥に
埋もれて行ってしまい。そして当時、まだ情報少ないインターネットで
アレサもパニック障害患者、飛行機恐怖症と知り。
発作後、気を紛らわせようとかけた音楽が逆にトラウマとなり聴けなくなった
CDやテープが何本か有ります。私のタイミングが悪かったんですな。
最初の例がアレサでした。
持っているエレアコギなんかもネック握ると手が思い出し
今でも軽く発作が起きる事すら。
こういう背景でこの映画を観たいのに身体がためらう、
または感化され発作起きる描写があるかも?そして予期不安という
症状迄起きてしまい。
と私ごとが長いのですが私の中に有った情報は
ゴスペルを歌う環境に育った、父との確執、そしてメンタル疾患。
圧倒的な歌唱の裏にはこういう背景が有ったと。
そこで、何回もこの映画を観に行ったというSNSに投稿していた
元音楽仲間、旧友とゴスペルグループに誘う事になった
黒人と日本人ハーフの古くからのシンガー仲間。元はロック野郎(女性なのですが)
スペイン生まれ、黒人の父が亡くなりショックのまま母の故郷の日本へ
言葉も判らず、てんかんを発症する事に。国籍は南米の国。
ライブの打上げで情緒不安定になっていていたけど元はラテンノリの人。
そのゴスペルグループに加入してからたまに指導も含め歌いに来る
私の母校でも教えていたプロシンガーさんとの出会い、ゴスペルにドップリと浸かり
元々クリスチャンでも有り、そのままその教会に所属し、プロテスタントに改宗したのかな?
その流れでプロシンガーへ。現在ゴスペル活動も続け全国の教会を周り。
ゴスペルを始めた事で、長年のてんかんが何処か吹っ飛び(!)治ってしまい
人生生まれ変わったと。その彼女が何度も観に行き涙したという
「リスペクト」に興味持たない訳無い。が、私の上記の葛藤。
映画本題に入る迄、殆ど個人的な事ばかりですが
その彼女が何度涙したというこの映画、
2時間20分に収めるには、結構大変だと思いましたが
その元シンガー仲間の彼女は、アレサとこの映画に
自己投影したのでしょう。色々有った事でしょうし。
『リスペクト』予告 <2021年11月5日(金)公開>
この映画を観に行く迄の葛藤が大きかった為
肝心な映画内容は簡素になってしまいそうです。
デトロイト育ちだったんですね。調べたら、産まれは南部ミシシッピーなんですね。
教会説教師の父親、黒人の公民権運動、キング牧師暗殺、幼い事に母との別れ、
12歳で妊娠!(ここは意外と簡素に感じた)父との確執、
コロムビアレコードとの契約、マネージャーの夫の暴力に離婚
だんだん壊れて行きアルコール依存症状態、歌えずステージから落下、
ゴスペルアルバムをリリース、抵抗を持ちながらその光景を映像シューティング。
また表彰台へ帰って来る。
恐れていた、パニック障害、飛行機恐怖症の描写は無く。
何となく端折っている感もしましたが色々考えさせられました。
以前、在日米軍住宅教会の日曜礼拝、
そしてぶち込みワークショップに通った事を書いた事有ります。
本家が江戸時代から続けている寺との繋がり以外、事実上無宗教の典型的?な私。
米軍住宅教会の礼拝に来るのは殆どが黒人兵とその家族、
近所に住むプロテスタントの日本人の高齢御婦人。
朝、5時台に元バンドメイトと地元の駅で待ち合わせ、
交通費浮かせる為、遠回りし遥々3時間程?目的の教会へ。
そこで、その私の出身校で教えていた女性シンガーさんやメンバーと合流。
遥々、休日に教会へ着いた状況で力尽きている所を
午前中いっぱいミサ。黒人の運動が活発だった映画の時代とは違うので
あそこまでの熱さは無いけど、その教会にも充分な熱さが有りました。
正直、圧倒されたのですな。英語なのでミサの内容はちんぷんかんぷん。
近くに居た日本人御婦人に少しづつ牧師の説教を約して貰い、
エンドレスで続くか!?と思わせた歌、
信者さんの懺悔、信仰心の熱さに、クリスチャンでは無い私を始め数名は呑まれまして。
置かれた環境、貧しい家庭の出身の兵隊さん達。
そういう昔の事を沢山思い出し、色々考える所が多く
映画から脱線しない様、気を付けました。
ただ、個人的感想を書けば‥
映画として、満足したとは感じず‥。
起伏というか、ストーリーという面で。
コレは賛否両論あるかと思いますがね。
ただ当時の音楽のシーン、教会でのゴスペル、NYから
新鮮さを求めた南部アラバマでの白人ミュージシャンとのセッション、レコーディング、
ソングライティング、そしてエンドロールで登場したアレサ本人の
生前の歌唱映像、音楽好き、または音楽やっている人には
こういったシーンは見応えあると思います。
映画館のシートに座りながら、軽く小躍りしてしまいました。
ゴスペルとブルースの融合シーンなんか、特に良かったです。
Aretha Franklin 1972 - Medley: YOU'VE GOT A FRIEND / PRECIOUS LORD, TAKE MY HAND
キャロルキングのカバーのこの曲、映画では登場していませんが
よく歌いました。ライブではリハを一回欠席してしまった為
ソロパートを歌う予定が、本番では取られてしまいました。
今回も、私ごとを含め長い記事となりました。
お付き合い頂き有難う御座いました。
どういうエピソードがピックアップされてるのか今から楽しみなんですが、見に行けるかな。。。
太郎さんは触れられておりませんが、主演のジェニファーハドソンも中々の人生経験されております。
そんな彼女が主演ということでも注目しておりました。
あとジェニファーのアルバムもカッコいいです。
私、てっきりアテレコかと思っていたのですが、ジェニファーハドソンという人を
存じていなかったのです。改めて音探すと素晴らしい歌唱ですね。
端くれとして羨ましい体の構造に黒人にしか出せない体。
これからこの方のバイオグラフィー、調べてみますね。
映画の感想は、あくまでも「私目線」という事で^^;
高評価の人も沢山居るので。