ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

セルティックフロスト 「VANITY/NEMESIS」

2020年11月04日 | 音楽
いやぁ、長く続くセルティックフロスト物語(笑)
今作も頂きまして(有難う御座いますm(_ _)m)

記事には出ていませんが
前作「COLD LAKE」で恐るべきポップ/ヘアメタル作品だったとの事。
長年縛られていたドイツの「ノイズレコード」が2300年迄の契約で
お前達を離さない!という事、ツアー中法的措置を取り契約解除となるも
その為の弁護士費用が高額で貧乏な彼等は8万ドルを支払う事になるまで
経済的、精神的に疲弊し、全く違うスイス人を起用し
パーティー三昧な作品を造りトムウォリアーからしたら
「黒歴史」的な作品をリリースしてしまったと。

その後、スラッシュメタルバンドに戻った今作、
どうしちゃったの!?と思う普通のスラッシュメタルバンド作品に。
これまでのセルティックフロストでは無い様な
一般的なスラッシュメタルバンド作品に。

Celtic Frost - Wine In My Hand (Third From The Sun)


女性ボーカルを起用したり、テクニカルなリードギタリストが加入し
ベーシストのマーティンも戻り、何時ものトムウォリアーの
破壊的?ワンパターンリードギターも無い。
ほぼ新ギタリストが流暢なリードを弾いているので正直、今作は
耳馴染みが良かったです。これまでのメンタルを、どよーん!とした世界に
導く作品では無いかと。
前作の影響も有ったのでしょうし、1990年代と大きく
ロックシーンが変動していく時代にも入りますね。
勢いは取り戻せずバンドも93年に解散し、16年間活動が止まると。

今作を聴いて感じたのは、身を削る様な
あの何とも表現しきれない「混沌」とした作品では無く
一般的なスラッシュメタルバンドの作品。
曲自体も色々良いし耳馴染みが良いのですが
これまで聴いてきた勢いは成りを潜めた感はします。
と、この頃の多くのスラッシュメタル勢はオリジナリティを
確立すべきか?違う路線へと進化?して行きますしね。
メタリカの「90年代の名作」にクレジットされる
「ブラックアルバム」を聴いた当時の失望も有り。
今回のセルティックフロストは、スラッシュメタルBIG4達と違い
ルーツ戻りする事で
立て直しを図った様にも感じます。

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4 コメント

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ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2020-11-06 01:04:26
いやぁ、ご期待に添える内容になるか?
チト分かりませんが^^;
最修理で暫くステレオが家から離れる事になるしで。
何となく、進行は掴んでおりまする(笑)
ヘルハマーからの流れなので、とんでもないオチになりそうですな。
返信する
大体、気付いていると思うけど (ぶりぶりざえもん)
2020-11-05 00:25:03
このアルバムがIN To THE pandemoniumの
後に出していたら少しは流れが変わっていたかも
しれないと考えています。
今回の企画は「セルティックフロスト」の
バンドとしての面白さをお互い掘り出していきたいです。
残る2枚で「ヤンディーズ」が闇オチバンドを
どう検証するか見物ですね。
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2020-11-05 00:08:41
毎度ありがとうございます。
個人的には正直聴きやすい作品ですよ。
ギターソロ系もメロディが豊かになりますし
色彩も有り。上に貼った動画や情緒ある長尺の10曲目なんか好きです。
そうなんですか、グラフィック学校で話題に。
私、音楽学校卒ですが逆にメタルは馬鹿にされていました。
特にスラッシュメタルは。
私がこのバンド知ったのは2000年代後半なんです。
色んなメタルサウンドの始祖的伝説バンドとは驚きでした。
私はデスメタルバンドと思っていましたからねぇ。
返信する
毎度のパターンですが (ぶりぶりざえもん)
2020-11-04 20:00:25
このアルバムが彼等の音に接する機会になったアルバムです(苦笑)

コアなファンからは余り評判はよろしくないのが残念ですが、
結構面白い曲が並んでいるので聴いて損はない
個人的にはCeltic Frost入門用アルバムだと思います。
自分がグラフィックの専門学校の学生だった頃
音楽好きの間では結構話題になっていたアルバムです。
全体的に「冬」の寒さを感じますね。
このアルバムで彼等は一旦音楽シーンから
身を退くことになってしまいますが、
十数年後、当時得られなかった評価が
莫大な形で返ってくるのは
まさにロックの世界の不思議なところです(笑)
返信する

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