ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

天龍源一郎 引退

2015年11月16日 | プロレス
新日本のリングで引退試合の対戦相手として
オカダトモチカを指名した天龍。

今まで支えてくれた奥さんの病気を支えていくという
男らしい引退理由。
ホントは両国国技館に引退試合を観に行くつもりでした。
だが、今日になっても体調不良が続いていて諦めました。

と、某サイトで知ったのですが
天龍のオープニング曲、アルバム「虹伝説」収録の
「サンダーストーム」を高中正義本人がエメラルドグリーンのストラトで
しかもリング上で弾いたというではないじゃないですか!
すんごい!やはり「サンダーストーム」といえば天龍。

対戦相手として挑戦表明されたオカダは
現IWGPヘビー級チャンピオン、28歳、事実上新日本の頂点の男です。
第一線でバリバリメインイベントを張る現役、そして平成プロレスの象徴とでも言える
典型的、平成レスラー。
一方、昭和プロレスの生き証人、天龍は65歳!
いくらエンターテイメントといえ、ルールの決まった、強靭な男達が闘うプロレス。
この親子以上も離れた若いチャンピオンと戦うという挑戦、
そして最高の舞台が用意されました。

CSに入っていないのでやはり試合は観れません・・・。
何とか、新日本の「ワールドプロレスリング」でOAして欲しいです。
ノーカット、永久保存版として。新日本にも貢献した天龍ですからね。
天龍は最近のロングパンタロン?を履かず
黒のショートタイツ、両腕、両膝にサポーター、
そして、腰にはベルトと満身創痍、
デビューの時に着たガウンを着て入場したそうですね。
そしてテリーファンクやスタンハンセン、
過去の師匠、大ライバルが来日してくれてリングで記念撮影。

試合はとにかく激しかったらしいですね。
レスラーとして63歳、メインイベント、超一流のレスラーとして
下手な試合は出来ない。オカダの猛攻に耐えまくったそうで。
少し動画サイトで見ましたが胸が熱くなり涙出そうでしたよ。
こんな感情はプロレス、格闘技、ボクシング、そして音楽でも
経験無い位です。
そして天龍は鋭角的なパワーボムを放つもオカダが返す。
試合後の天龍のオカダ評は「受身技術が高いね」と。
攻めの新日本、受けの全日本、ここは受身の違いが大きかったでしょうが
受身の達人、外道が新日本に居る訳で、(もしかしたらコーチも?)
今の新日本のレスラーは受身を外道に叩き込まれていると想像します。

私はプロレスを見始めた頃、日本人レスラーでは天龍が一番好きでした。
何故だろう?子供の心にも惹かれるモノがあったのでしょう。
リアルタイムでは、ミルマスカラスやブルーザーブロディーのタイトルに挑戦し
その後、上田馬之助と抗争していて
ジャンボ鶴田と朋に「鶴龍コンビ」として馬場が一線を引き
メインイベントで闘い、ハンセン、ブロディー
そして、新日本からやってきた長州軍団との抗争で第一戦で長州達を迎え撃ち
攻めばかりで受けない長州軍の一方的プロレスに不満タラタラな全日本の選手の中で
「天龍さんだけは正面から受けてくれるし、試合後、文句を言われた事が無い」と
やはり、男ですねぇ。
阿修羅原、川田利明、冬木弘道、小川良成と天龍革命を起こし
激しい試合を繰り広げ、全日本マット、をヒートさせました。

SWSに行ってからは、悪い事にターザン山本の「SWS批判」の影響を受けてしまい
ほぼSWSは観ず・・WARで新日本と激しく戦い
日本プロレス界の帝王、ジャイアント馬場、アントニオ猪木、両巨頭から
ピンフォールを奪った唯一の日本人レスラー。
馬場戦、猪木戦、共に凄い試合でした。
その後、UWFインターの高田、そして橋本真也、武藤敬司達、
若い世代の壁となり激闘を繰り広げ
イロモノ扱いの大仁田との電流爆破金網デスマッチ、
神取忍との男女ミックスドマッチ、
当時、禁断とも思われたミスターポーゴとの対戦、
超ドインディーの二瓶組長とも絡む。
超一流レスラーという事にあぐらをかく事も事無く
何でも吸収して受け入れチャレンジしていきました。
選手が大量離脱した全日本にカムバック、
そして超エンターテイメントプロレス「ハッスル」にまで上がるという。
ハッスルでの天龍はビックリしましたが見事に演じきる。
長州力だったら絶対拒絶するリングでしょうね。
そして芸人レーザーラモンHGまで評価するという懐の広さ。
過去、他のレスラーから酷評されても、根性を見せた選手達を
気に入り、キッチリ評価していた。
UWFインターの中野龍雄、柴田勝頼なんか典型的なレスラー。

とにかく天龍に関しては、レスラー関係者から出る天龍への印象は
悪い事を書かれているのを見た事がありません。
というか、天龍のレスラーとして、人間として賛辞のコメントばかり。
私から見ても、カッコ良かった。
特に、WARが新日本と闘っていた頃はもう凄かった。
個人的には越中率いる平成維震軍との対抗戦は物凄くヒートしました。
全日本の後輩、越中との対戦マッチングが一番ハマっていた気もします。

もう天龍の日本プロレス史は語りきれない程あり・・・
また思い出のようにボツボツと記事にしていこうと思います。

志半ばでリングを去ったレスラー、またはこの世を去ったライバル、同士達。
波乱万丈だけど、やりたい事をやれた「漢」天龍源一郎。

良き昭和プロレスの火が消えてしまったようで淋しすぎるけど
昭和プロレスの生き証人、天龍源一郎、
お疲れ様でした!

是非地上波で、出来れば「ワールドプロレスリング」で!の
対オカダ戦OAを強く望みます。

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2 コメント

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Unknown (ミルクマン)
2015-11-20 15:41:49
遅くなりましたが、感想を(前回ご心配をおかけしましたが、いつもイヤイヤながらカネに目がくらみバイト出勤してしまう私なのです(^_^;))。
ソースは日刊スポーツと東スポと例の動画です。
やはりエース級とのシングルだと隠せないところが出ますね。天龍ならもっとできる!と思ったけど、早い段階でフラフラでした。いや絶対奇跡の65歳なんだけど、ちょっと戸惑いました。延髄切りはギリで、後半のコーナーを活かしたパワーボムは握力不足からのミス?と思いました。
でも気持ちは負けてません。持ち味のグー(反則www)と逆水平のコンビと、手をついた状態からの頭突き!とゴツゴツしたプロレスをオカダにぶつけ続けました。
しまいにはレインメーカーポーズを出したり、あのハッスルのリングでHGと腰クネクネを競演した御仁ですからさすがのプロレス脳です。
オカダについては別の機会を期待して、他団体からもエース級総出演でしたが、その中で、自団体とダブルヘッダーで出た諏訪魔と里村(まだ35なのにビックリ)あっぱれです。
最後に海野レフェリーの感想も聞きたいですね。
天龍さん、お疲れ様でした。では!
返信する
ミルクマンさん (太郎)
2015-11-21 16:10:47
仕事お疲れ様です。私も平日仕事、
土日バイトという時期がありましたよ。
ただ、若い時だから持ったモノで今では倒れます。
私、その例の動画というのを見ていないのですよ・・。
YOUTUBEで所々切られたダイジェスト版11分位のヤツで
HGポーズはまだ見れていないんですよ。

やはり65歳と28歳の王者とはスタミナ&勢いが
違い、かなりフラフラでしたね。
パワーボムは怖かったですね。
あそこが、オカダの受身を評価した点なんでしょうかな?
オカダも試合を盛り上げるのに、かなりエゲツない攻撃してましたね。
それに意地でパンチや平手打ちを打ち込む天龍。
諏訪魔はと藤田の絡みはまだ見れていないのですよ。
テリーがやってきたというのは、テリーの色んなレスラーからの
信頼&面倒見の良さを感じました。
海野レフリーも「終ってしまったか・・」というような気持ちが見えて
とても印象深かったです。
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