ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

国際プロレス IWA世界タッグマッチ

2019年12月08日 | プロレス
先日のラジオ「真夜中のハーリー&レイス」のゲストは保永昇男でした。
トップオブジュニア初回優勝戦のライガー戦、保永の衝撃の
クロスアームスープレックスは豊田真奈美からパクった!という告白に
驚きました。ジャパニーズオーシャンサイクロンとかですかね?
で保永のプロレス原点は日本プロ時代、若手同士の対戦番組で見た
高千穂(カブキ)vs永源から来ているという事に驚きまして。
そういえば保永から名人&職人のカブキ色がしますよね。
カブキも不満ばかりだったジャパンプロレスに保永やヒロ斉藤は上手かった
そう言っていたので。
で、その高千穂vs永源の試合を検索したらコレHITしまして。

国際プロレス末期ですね。完全にギャラ遅配が出ていた国際プロレス
この対抗戦は凄く熱いですね。
国際側はマイティー井上、アニマル浜口、新日本は永源、木村健吾。
国際側は生粋の国際レスラー、二人共名人ですね。
が木村以外180cm弱の小兵にも思えます。
若い木村はサイズ大きくない特に対抗戦で本領発揮するんですよね。
寺西然り、サイズの大きい鶴田、谷津、天龍然り。

と、国際プロレスとの対抗戦。
70年代は全日本、末期は新日本とよく団体対抗戦が行われたのですが
やはり結果は国際に分の悪い勝率にされますね。
で、国際看板タイトルの一つIWA世界タッグ王座。
新日本嫌いのマイティ井上がチャンピオンの事が多いですが
タッグ戦線は新日本、全日本共に、中堅レスラー起用に思えてしまいます。
だと、世界タイトルマッチが全日本のインタータッグでは無くアジアタッグと
同等的扱いに思えてしまいます。
IWAシングル戦線でも後に全日本に上がる、キラーブルックスやジプシージョー
アレックススミルノフ、バロンフォンラシク等、エース外人選手が全日本では
ハンセン、ブロディ達のパートナー、引き立て役に‥。
何だか哀愁を感じるのですが、国際の会場は閑古鳥が泣いていたなんて聞くのですが
この日はTVで見るとお客さん入っていますね。
後々、猪木に酷い扱いを受ける国際はぐれ狼軍はヒールにされ見事に蹴散らされましたが
お客さんの大入り、そしてギャラの高さにぶっ飛んだと言いますし。
しかし国際プロレスを下に見ていた新間寿は本人ベストバウトを
猪木vsストロング小林をダントツ一位にしていましたね、
グレート草津に虐められ退団し、温和なラッシャー木村が「省三だけは目ん玉くり抜いてやる!」
そう怒った経緯も頭に過ぎるのですが、 新日本早明期、
異種格闘技戦と日本人対決を主に掲げた新日本、
勝つか、負けたらどうしようの手に汗握る名勝負が新間寿氏の一位とは驚きで。
(小林敗退が国際の評判を落とし衰退していったそうな)

と、試合内容まで辿り着くのに、やはり国際プロレスの哀愁がどうしても
出てきます。
国際側はトップクラス、新日本は中堅、またはその下のポジション
まだ若い木村健吾。コレが見事に噛み合い、白熱の勝負ですね。
やはりマイティー井上の名人ぶりが凄く光るし、私、全日本前座の
悪役商会、ツバ攻撃のイメージしか無い永源の相撲出身者らしい突貫ファイトが
光りますね。永源は一度IWA王者になっているんですよね。
かなり熱い試合でとても面白いです。
国際側のいぶし銀とでもいうかシブいファイトも出てくるしで。
国際のレスラーって後々、他団体での扱いは微妙な気はしますが(井上は良かったですね)
凄くレベル高いですね。プロレスが上手い選手が多かったと。

国際プロレス '80.03.31 アニマル浜口、マイティ井上VS木村健吾、永源遥(IWA世界タッグ戦)


対抗戦で木村健吾がプランチャーで浜口を失神させた!
この事が子供の頃から残っていたのですがコレだったんですね。
若手の頃は後に前田、橋本が「クラッシャー」と相手に怪我をさせましたが
新日本では木村が「元祖クラッシャー」でしたので。
まあ、あまり名誉な事では無いのか‥‥。
プランチャーというより前のめりに飛んだ軽くトペ気味のプランチャーですね。
コレ、浜口の立ち位置が原因となりますよね。
場外マットに立っている所に突撃的プランチャーを受けた時
足場が悪くバランス取れずに技受けて木村の体重も乗りコンクリートか木の地面に
後頭部をぶつけてしまったんでしょうねぇ。
コレはハプニングか?木村の推測失敗か?
対抗戦ですから特にエグい事やる新日本に対する拒否感有る井上が
国際崩壊後、新日本を拒絶した一つにもなるのかしら?
(小林の猪木戦での連敗は許せないそうですね。)
山本小鉄の引退試合はヤマハブラザーズvs井上、浜口だったのに
鶴見五郎、大居山勝三に変更され、大居山は星野の鋭いパンチで
舌を切り、かなり縫ったそうですし。元幕内力士の大居山は
キッチリ殴り返した良い試合だったそうで。(身損ねた)

と、国際看板タッグタイトルがアジアタッグ的と同じ立ち位置なのが
残念な気がしますが、コレは熱い試合ですな。

因みに、IWA世界ヘビーのベルトは鶴見五郎が持っていて
200万円でオークションにかけて一件応募有ったのに
鶴見が後出しでゴネて売れるまで一悶着有ったそうですな。

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジューダスプリースト グレン... | トップ | TOTO 「ロザーナ」ギターソロ... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>>国際の会場は閑古鳥が泣いていたなんて聞くのですが…? (凸椪)
2019-12-08 19:06:21
一時、仕事の関係で名古屋で生活していた約40年前、愛知県体育館へ当時の男子プロ3団体を一通り観に行きましたが、大相撲興行も開催される広い会場で、新日は超満員。全日は7~8分の入り。国際は半分以下でした(もっとも国際はその年8月に崩壊したから、名古屋で観たのは一度だけですが…)。
“売り物”の金網デスマッチをやっても、その程度の客入りでしたから、会場内は盛り上がりに乏しく、梅雨期の蒸し暑さにも関わらず寒々とした雰囲気が漂ってました。アップされた世界タイトルにしても他団体(…といっても、その頃は全日と新日だけですが、)ではセミ前の扱いだったのも肯ける話です。現に国プロ倒産前年末の小林〔挑戦者〕vs.木村のIWA選手権が、旧(蔵前)国技館の新日リングで行われた時も、同様序列の試合だと、国プロのパンフレットに載っていましたから(もちろんR木村の防衛。その頃のS小林は親日では前座並みの扱い。)。IWA“世界選手権”と謳っていても猪木や坂口、藤波、長州が出場することはあり得ない員数合わせ的な試合だったのかと思います。
私もこの試合、テレビで視たと思いますが、よくアップしてくれたと感謝しています。それにしても星野と木村(健吾)は実力的には侮れないレスラーだったですね!?
返信する
凸樫さん (太郎)
2019-12-08 20:34:40
もう、40年前とは恐ろしい事です。
私は「こんばんは」事件前からプロレスを見始めたので(汗)
国際は後期、金網デスマッチを乱発して青息吐息でしたでしょうし、
最後の大会が羅臼の小学校の校庭で鶴見vsテリーギッブスで
試合会場には誰も選手残らず、メインイベント終えて民宿帰ったら
先輩レスラー達が皆、お風呂終えビール飲んでたと‥‥(泣)
と、脱線ですが二人共バイプレイヤーとして重宝されるこの試合、お互い上手いですね。良い試合です。
https://m.youtube.com/watch?v=vW8_r_bp50M
TBSが上から目線でTWWAプロレスやったり後、東京12chと吉原代表との
主導権争い等も衰退の原因とか、コメント欄に書かれていますね。
第一に全日本との隅田川対決で草津が全国ネットで大恥をかいた事から雲行き怪しかったのか?
どちらにしても、国際プロレスの日本人選手達に強烈なスター性のある華が無い
ドロ臭さが元祖インディーとも言われる所以なんでしょうか。レスリングしっかりしているのに。
色々ネットで漁ったら、IWAベルトを猪木に売ったと国際選手が怒り続けた
小林連敗が後々国際の運命を分けたのでしょうかね?
新日本vsUインターの様に。この辺り猪木、新間のつかえるモノは骨迄しゃぶる
新日本のそのエゲつなさと、人情派の吉原代表との経営手腕というか、
国際の斬新なアイデアは時代が早すぎたんでしょうかね。
小林も腰痛有ったそうですが、まだ大ブレイク前のハルクホーガンに3分で負けたりと。
木村、小林で検索するとお互いの私怨が上手く噛み合わない凡戦の
夢のオールスター戦にHITするのですが、その後も対戦組まれたんですね。
後に国際でデビューするプロレス追っかけだった高杉(ウルトラセブン)は猪木、星野組や
ヤマハブラザーズの大ファンだったそうで。星野は舞台裏での怖さの方にイメージが行きます(汗)
返信する
Unknown (Home In My Shoes)
2019-12-09 22:45:38
いやー、ええもん見せていただきました。

私、広島の人間なので動いてる国際プロレスって初めて見たんです。テレ東が映らない土地なもんで。

躍動する永源!無鉄砲さ溢れる(実際、大惨事になりましたが)木村健悟、要所抑えるマイティ、アクシデントで残念ながら活気あるアニマル。腕の取り合いからしていい試合です。ブレーンバスターが痛め技になってしまう前の時代、いいプロレスですね。

よくあの大アクシデントをしのぎ通したなってのが正直な感想です。木村健悟、ヤバイって態度を見せなかったのも偉い。何よりマイティ、よく凌いだ。

華がないと言えばそれまでですが、いい試合してたんだなってのはよくわかりました。

女性ファンもいたんですね(*´ω`*)。いや、ええもん見させていただきました。
返信する
Home In My Shoesさん (太郎)
2019-12-10 00:01:38
コレ、良い試合ですよねぇ。驚きました。
以前、国際が全日本に試合提供するのに上手い井上vs寺西でかっさらおうという目論見
影の名勝負として語り継がれているみたいで。

と、テレ東系は‥私プロレス見始めた頃に国際潰れたんですが
その頃漸くテレビ大阪が観れたんです。(当時関西で)
本来反則なんですが過去の国際の試合が観れる有り難い事になりました。
永源のファイト、良いですよねー。流石、東京、日プロを生き抜いた男と思いました。
攻めも受けも皆全員のファイトが生かされてた試合に思えますよね。やはりタイトルマッチです。
腕の取合いも良いですし、今やマットの質が良すぎてブレーンバスターは繋ぎ技ですもんねぇ。
木村健悟もアクシデントの後、腕上げて息巻くし、永源の反則パンチの入れるタイミングも良くて。
浜口が受けに回る所をテクニシャンの井上と上手く良いチームですよね。
私、お友達の女性プロレスファンの方からコンディションの良い国際プロレスパンフレットを
10冊以上、所持しているんです。やはりプロレス好きな人は男女問わないんでしょう。
5年生の時、学校の隣の席の女の子が木村vsジプシージョーの事熱く語ってたりで。
多分、お父さんがプロレスファンなんでしょうね。
返信する
Unknown (Home In My Shoes)
2019-12-10 00:28:53
>学校の隣の席の女の子が木村vsジプシージョーの事熱く語ってたり

これ、凄すぎますね(*´ω`*)。

その子と太郎さんとで飲んでみたいです(*´ω`*)。いや、ホンマ。
返信する
Home In My Shoesさん (太郎)
2019-12-10 01:21:16
当時プロレスの話が出来る友達居なくて、
お父さんがブッチャーとかの流血試合見てて怖がる子と興奮する子と。
考えてみたらブラッシーの噛みつきで数人御老人が亡くなったんですもんね。
ホントお話したいですねぇ。クラス変えでその子と話す様になったすぐ後
ウチの父の東京転勤で夏休み中に関西離れてしまって。
こちら来てプロレス話出来る女の子はクラッシュギャルズブームが来る迄居なかったです。
女子プロ専門でしたが。
返信する

コメントを投稿

プロレス」カテゴリの最新記事