Millennium(ミレニウム) 「CAUGT IN A WARZONE」

CDを頂きまして、
ミレニウムで検索すると、アメリカ？アニメやソフトロックバンドが出てくる。
Googleで検索かけてこのバンドの事を調べるのに難航していたのですが
伊藤政則のラジオで近年やたら「ミレニウムが」と正則氏が番組中
話している事があり。最近、土曜深夜から4時間の
「パワーロックトゥデイ」を全部聴く事も減り。
1時台と起きていたら、4時代のスラッシュメタル、そして
氏が一番好きなジャンルの70年代クロスオーバー、ジャズロック、プログレ
コレらで今ではコアなジャズロックバンドを知る事が増え。
最近では「RIFF RUFF」か。皆スタジオミュージシャンバンド。

と、話しがズレましたが‥
毎度有難いぶりぶりざえもんさんから送って下さったので
スラッシーなぶりぶりざえもんさんのチョイスで
激しすぎる程のスラッシュメタルバンドのCDだと思い
プレイヤーでかけてみたらビックリ！
80年代初期のイギリスNWOBHMのバンドではないですか。
とこの作品が85年なのでNWOBHMが盛り上がっている時期からは
遅れてはいるのですが、プレイングマンティスと迄行かずとも
叙情派ハードロック、ヘビーメタルでは無いですか！

Millennium - Princess Of The Light (1985)


ギターリフやメロディーにまだまだ自由度が有ったこの頃。
マイナー調の哀愁系の曲中心とした楽曲で占められており
近年、再び活動を始めた同バンドはもっとヘビーになりながら
コード進行やメロディーは哀愁系な曲をやっていますね。
英国ビリンガム(バーミンガム？？)という科学産業や原子力が産業の
イングランド北部の街出身のバンドの様で
バーミンガムと同じ地であるなら労働階級の工業地域ですね。
のでこういう叙情的なメロディーとコード進行が出てくるのですかな。
ブラックサバスがブルーズから灰色の空という地域の出の
ヘビーロックの超大御所、HMの代表バンドとなったり
これまたブルーズロックから「メタルゴッド」という地位を
確立したコレまたHMの象徴のジューダスプリーストの様に。

このバンド、リアルタイムでは、やはりアイアンメイデンや
デフレパード、またはサクソン的な成功は得れなかった様で
2019年に4作目を出して、やはりここ日本では
日本人好みな楽曲が並んでます。
決して80年代のアメリカでウケるサウンドでは無いですが
このバンドの様な哀愁系ハードロックからNWOBHMで
というより先述した様に85年に作品が出ているんで
他のバンドより生き残ったのか？それとも後陣組なのか？
マイナーメロディー、進行一辺倒かと思いきや
フリージアンかしら？(てけとー)演歌なギターフレーズも出て来ます。
コード進行は「Keep On Metal」等ベタな感じも有りつつ、
ボーカルのレンジがもっと広ければ、もっと色んな事が出来たのかな？
なんて思いつつ、これがミレニウム節なのかな？
2017年夏にNWOBHM期に人気バンドであったエンジェルウィッチを観ましたが
ボーカルギターのフロントマン以外は別メンバーで
ライブにもスタートしてから早くも「中だるみ」が発生していた様な感じがして
アウトレイジ主催イベントで他の出演バンドがココバット、カスバ、
DOOMとスラッシュメタル、又はその発展系なバンドが続いた後の
セミファイナルで登場だったのでより失速感がしたのですが‥
このミレニウムは、エネルギッシュな新作を出しつつ活動をしているようなので
もう40年も経つNWOHMの残党？として
モチベーションの高い演奏をしていて欲しいです。
ライブでは勿論コアなファンが望むこの作品からの曲も
多くプレイされるでしょう。