ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ビッグバンベイダー死去

2018年06月22日 | プロレス
以前、当ブログでも書いた記憶があるのですが、余命2年と宣告された
日本でエース外国人選手であったビッグバンベーダーが18日、
63歳で亡くなったそうです。

AWAでプロレスデビュー、悪名高き「TPG(たけしプロレス軍団)」で
(ビートたけしからしたら頼まれたからやったのに大帰れコールで嫌になった)
マサ斉藤が連れてきた、たけし軍の刺客としてA猪木と戦い、
試合の前のゴダゴダで不完全な試合で猪木が負け、暴動が置き
数年間、会場だった両国国技館使用禁止を喰らったという日本デビュー。
当時、ビガロ、スティーブウィリアムス(共に故人)、後にスコットノートンと
大型外国人天下だった新日本プロレスでしたね。
藤波はベイダーをボディースラムで投げようとして心霊療法までやった
大腰痛の怪我で長期欠場、TOP外国人レスラーとしてIWGPチャンピオンになり
新日本プロレスを微妙な契約トラブルで辞めUWFインター、
WCWやWWF(現WWE)FMW(1試合だけ)
そして全日本プロレスで三冠ヘビー級チャンピオンとなり
日本二大メジャー団体の看板タイトルを初制覇、そしてNOAHへ。
この日本では大レスラーであの巨体でムーンサルトプレスまでやってしまうという。

個人的にインパクトが強いのは、新日本プロレスvs全日本プロレス対抗戦
計3試合の中で壮絶な闘いを繰り広げたAWA時代の良き先輩、
スタンハンセンとの試合です。ド迫力でした。

(Big Van)Vader vs Stan Hansen

"(Big Van)Vader vs Stan Hansen" を YouTube で見る


(その他はJ鶴田、谷津vs木村健吾、木戸、天龍、タイガーマスク(三沢)vs長州、ジョージ高野)

この試合はハラハラして観ましたね。
ハンセンのニードロップにベイダーの目が紫色に腫れ上がり。ベイダー大丈夫か!?と。
当時、完全に勝敗が白黒付いていた時代、久々に味わった両者リングアウト引き分けへの
不満と満足。

その後、Uインターで高田延彦との闘い。ベイダーUインター初登場のポリスマンを務めたのが
中野龍雄でしたな。巻頭写真になりましたね。
ナーバスになっていた中野をゲーリーオブライトが慰めてくれたという話も
心が温まる裏話。

FMW川崎球場大会ではFMWとWWF提供カードで
最近、当ブログで問題の(?)ケンシャムロックと金網デスマッチで
シャムロックが痛めているあばら骨(?)を試合中負傷してしまいノーコンテスト。
ベイダーの「やってしまった!」という様な嘆きで困惑するベイダーの写真が
とても印象的でした。

そしてまさかの全日本プロレス参戦。小橋健太との闘いを熱望していましたしね。
で、大多数の選手が移った三沢率いるNOAHで常連看板外国人と。
お父さんが来日中亡くなるという訃報の中、
プロとしてスコルピオンと組んでGHCタッグ戦やっていましたね。

で、後々知った話・・・。
ビジネスやその他の我侭でフロント達が手を焼いていた所、
喧嘩に強いポールオンドーフやマネージャーのハーリーレイスに
血まみれボコボコにされた逸話。
チャンピオンカーニバルで三沢との初対決、変な腕の曲がり方をした
腕ひしぎ逆十字固めで初めてみたベイダーのギブアップと骨折。
アレはトラブルか?それとも三沢社長の制裁であろうか?
私の中で未だどっちだったんだろう?と想像しております。

と、プロレスレベルが世界一と言われた日本のリングで
エース外国人レスラーとして君臨したベイダー。
後にネタにしようとしていたYG誌プロレス特集ですが・・・・・
レインボーの「アイズオブザワールド」を編集して入場曲として知りました。
この曲は私にとっては「ビッグバンベイダー」なんですよね。

「余命2年」とネットニュースに出た時点で心の覚悟は出来ていましたが
何だか、プロレスの良い時代がまた一つ終ってしまった感じがします。

ご冥福をお祈りします。

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10 コメント

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Unknown (10.9)
2018-06-21 22:18:07
私も余命 聞いてたので

覚悟してましたが 亡くなると やはり

寂しいですね。。。

時代が 終わってく感じして。。。

ケンとベイダーは とても

仲が良かったみたいですね。

ケンも 寂しがってるでしょう。
返信する
10,9さん (太郎)
2018-06-22 23:46:06
長州、藤波〜三銃士&四天王と
90年代黄金期に活躍したレスラーでしたしねぇ。
ビガロ、ウィリアムス、オブライト、そしてベイダーと
トップ大型外人レスラーがどんどん居なくなりましたねぇ。
寂しいですねぇ。シャムロックと仲良かったのですか。
ので、FMWのケージマッチのアクシデントはあんなに悲しい顔したのかも。
返信する
がっかりしました。 (スラッシュ)
2018-06-23 21:40:14
ベイダー亡くなってたんですね。Uインターで高田と闘っていい試合しましたね。
全日本に移籍して活躍しましたね。
オブライトとベイダー、ハンセンとベイダーの試合は凄かったです。もうあんな大型外国人の選手はでてこないですよね。。
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Unknown (GRECOおやじ)
2018-06-24 13:49:15
私にとっては、割と後の方の外人レスラーでした。ただ、強いとのイメージでした。
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スラッシュさん (太郎)
2018-06-24 19:42:49
やはり純プロレスのイメージなので格闘技路線のUインターに
上がるとは思いませんでした。高田vsベイダーは国家斉唱とかやっていましたね。
胸の高さから叩き落すのは痛そうでしたね。
今はWWE、UFC等、時代的にも大型選手って減ったのかしら?
大きい身体背負ってハードな格闘技(プロレス)を毎日の様にしていたら
心臓には厳しい感じしますね。現在、大型パワーファイターって日本では歓迎されない様な・・・。
返信する
GRECOおやじさん (太郎)
2018-06-24 19:44:47
私も憧れの外国人選手って60~80年代に活躍した選手なのですが
タイガージェットシンとベイダーがシングルマッチしましたが、
シンがベイダーに呑まれてましたね。
返信する
ファイプロ (喜一)
2019-02-28 20:29:37
ハンセンVSベイダーの試合は、ド迫力でしたね。
ベイダーの目が大きく腫れあがったのを憶えています。

確か、場外でウエスタンラりアートを喰らったんですが、
ベイダーは倒れなかったです。

スーパーファミコンで、ファイヤープロレスリングというゲームがあって、僕は、よくベイダーを使っていました。
ベイダーは、ゲームでも強かったです。
返信する
喜一さん (太郎)
2019-03-01 00:09:22
この試合の結末が久々に両者リングアウトと不明瞭な結果だったので
不満は残りましたが、ベイダーの試合の中では個人的に一番インパクトありました。
あの目の怪我は他の方面では先輩ハンセンの後輩ベイダーへの制裁なんて記事を
見た事あるような・・・(近年)
Uインターとの抗争初戦、安生と永田の目がドス黒く腫れあがるまで
プロレスであの目の内出血は見た事無いかもです。
あの巨体で激しい攻撃と受け、そしてムーンサルトまでやってしまいましたからねぇ、
体にかけた負担は大きかったのでしょうね。
Uインターに上がったり、日本でも色々あったベイダーですが
強かった、のイメージは変わりませんね。
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訂正 (喜一)
2023-11-20 20:00:04
CSで「ケンドーコバヤシVSワールドプロレスリング~あの頃を激語りセレクション」という番組を観ました。
この番組で、「ベイダーVSハンセン」の試合を視れたのですが、ベイダーがラリアートを喰らって倒れなかったのは場外ではなくリング内でのことでした。
以前のコメント間違っていました。訂正させていただきます。
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喜一さん (太郎)
2023-11-21 23:25:10
亡くなって5年経つんですねぇ。
動画を観ようとしたら、やはり再生出来なくなってますね。
橋本のニールキックを喰らう前に大きく倒れて違和感満載でしたが
(この時は代わりにバッドニュースアレンが橋本のニールキック一発で負け役を請負いました)
対ハンセンの時は意地だったのでしょうね。
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