ブッダ の 真理   Buddha Dharma


ブッダ(仏)は、内在する普遍の真理

ゾクチェンの最奥義  ジグメリンパ

2008-01-05 | チベット
ヒマラヤの秘境チベット、ダライラマ5世の時代に偉大なダルマの師ジグメリンパは多くの人々にゾクチェンを伝えた。ゾクチェンはチベット密教の最高位の教えである。別名アティヨーガ、マハーアティともいわれる。この教えによってブッダの悟りを得、虹の身体を達成する。ゾクチェンを成就したら全ての苦しみ、輪廻転生から解放される。

これはゾクチェンを学ぶために物質的快楽を放棄したヨーギの迷いと誤解を取り除く「獅子吠」である。ゾクチェンは概念の超越、「つかむこと、手放すこと」双方の超越である。まさに人智を超えた洞察の奥義である。それは覚醒しながら、とらわれがない、超瞑想、無為自然の境地である。
ここにゾクチェンタントラの精髄がある。パドマサンバヴァの最奥の教え、九乗の究極の教え、直系のグルによってのみ伝えられる教え、言葉では伝えられない教えをヨーギのために伝える。この教えは法界の宝庫からのもので、論理分析によって造られたものではない。      
ゾクチェンは偉大な純粋性である。それは限界がなく、何ものにも妨げられない、全ての両極を超える明晰な覚醒、「Nowness」である。もしこれを実現したら修行と理論の束縛から解放される。確信が生まれる。学者、評論家は去る。善の思考、悪の思考から影響受けなくなる。中立の心は欺かれない。超越した洞察、無限の空と合一する。無知と誤解による疑念はなくなる。