母:みんな、見て見て!沈丁花のジンちゃんが咲き出したよ。
せ:いよいよ春ですね~。
母:うちにも春が来るんだねぇ…。(って、まあいろいろあったからね。)
せ:春はね、この世の誰にも来るんですよ。(出ました!哲学者セントくん)
る:オレはさ、銀木犀のギンをほめたいね。あいつ、まだ咲いてんだぜ。
母:そうだね。ギンちゃん、去年の秋からずっと咲いててくれて、未だにつぼみがついてるよね。なんか応援されてるみたいで心強かったよ。
せ:咲いてるのは他にもいっぱいありましたね。ナツメちゃん、アザレーズ、プリちゃん、オキちゃん。ナツメちゃんはなんと去年の6月からずっと咲いてます。こちらもびっくり。
母:みんな寒い冬空の下でもずっと咲いててくれました。冬を通してお花をベランダで初めて育てた母さんは、みんなの力強さに心服いたしました。でもきっと、お花たちはこういうんだよ。「別に。これが自然というものよ。」って。
せ:う~ん、母さん一皮むけましたか?
母:むふふふふふ…春ですから。
る:…フン!