樹庵のお気楽ナビ

チビデビル ルックと
天使キャラ セントの日記です。

「海馬 脳は疲れない」

2007年06月26日 | 本と雑誌

5年前の本ですが、
文庫本が出ているので、文庫本でお薦めします。

池谷裕二氏と糸井重里氏の対談の形で作られている、
難しい脳をやさしく説明した本。

海馬は、脳の中で記憶を扱う部分なのだそうです。
私も、だんだん物忘れがひどくなってねぇ…というわけでもないですが、
「何歳になっても海馬の神経細胞は増えている」ということで、
おおっそうかい!と思ったり、

「脳自体は30歳や40歳を超えた方が活発になり
ものとものとのつながりを感じる能力は飛躍的に伸びる」と知って、
へへへっやったぜ!と思ったり、

「脳は見たいものしか見ない」と言うことに、えっ?と思ったり。
というのは、以前私も
「モノは見ようとしなければ見えない」ということに気がついたのですが、
(これって悟り?すごいじゃん、ワタシ)とかなんとか勝手に思って
ひとりで褒めていたのです。
あーなんだ、脳の問題なの。ノウの。

するってぇと、心理とか悟りみたいなものって、なにかい?
かなり脳みそのことだっていうのかい?

…などと、なかなか反応に忙しい本です。

最後に、この本の樹庵的ハイライト

「言ってしまったことが未来を決める」(以下、抜粋)

脳はひとつのことをきめつけたがり、なおかつ安定化したがります。
自分があらかじめ言ったことに対しても安定化しようとします。
いいことを言うとその通りになる。
悪いことを言ってもその通りになる。
いい意味でも悪い意味でも、言葉は呪いみたいなものです。
だったら、未来に対しては素敵なイメージを思い描いた方がいいでしょう。

これもねぇ、心理学でもスピリチュアルな世界でも、似たようなことをいいますよね。
つまり、人間の考えることはみんな脳の問題ってことなんですかね。

脳よ、お前は何様?


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