樹庵のお気楽ナビ

チビデビル ルックと
天使キャラ セントの日記です。

「スピリチュアルに ハマる人、ハマらない人」

2007年08月01日 | 本と雑誌

帯に「江原さんのこと ①大好き! ②インチキ あなたはどっち?」とあるように、
エハラー現象にメスを入れる本なのだそうだ。
著者は香山リカ氏。

Amazonのカスタマーレビューでは
賛否両論で(否の方が多かったけど)意見ゴウゴウだった。
そこに興味を示して読んでみたわけです。

<樹庵的感想>

彼女が書いていることは、
まあ、スピリチュアルにハマらない人の意見としては、
こんなものだろうなと思う。

だから、こんなことで(失礼します)カスタマーレビューで
ムキになって反論する方に、感心してしまう。

逆に、スピリチュアルにハマっているなら、
この程度の世間の反応は、念頭において欲しい。

「じゃあ、著者に言いたい放題言わせろと言うのか」と言われそうだが、
スピリチュアルってそもそも、
そんな狭量なものなのかな?

以前、立花隆の「臨死体験」のあとがきを引用したが、
もう一度登場してもらう。

「いずれの説が正しいにしろ、
今からどんなに調査研究を重ねても
この問題に関して、こちらが絶対に正しいというような答えが出るはずがない。(略)
生きている間に死について、いくら思い悩んでもどうにもならないのに、
いつまでもあれこれ悩み続けるのは愚かなことである。
生きている間は、生きていることについて思い悩むべきである」

彼は世界中を取材し、体験できるものは体験して、あの本を書き上げた。
その彼が、最後に書いた言葉がこれである。

私は、最初読んだときに、肩透かしを食ったような気分だった。
正直に言えば、臨死体験はほんとうにあると書いて欲しかった。

しかし、時間を置いて読み返して、そうだなと思った瞬間に、
自分の精神状態が正常になった(母親を失った悲しみから立ち直った)ことを自覚した。

臨死体験を体験した人は絶対にあると言うだろうし、
かたくなに、それは脳のなせる業だと言い張る人も、一方ではいるのだ。
絶対に正しい答えなど出るはずはない。

スピリチュアルも、臨死体験と同じだと思う。
受け入れる人は、大きな心で受け入れればよいし、
受け入れられない人は受け入れなければよい。
ただ、それだけのことである。

ちなみに、私は、
スピリチュアルはあると思っている、ひとりだが、
100%江原さんを支持するものでもない。
それも私の勝手である。


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