見知らぬ人が一本の木の下で雨宿りするのも、前世からの因縁で、この世の人と人との出会いは、みなこのように前世からの因縁であるということ。(学研四字熟語辞典より)
初めまして。今日からスタートの樹庵(じゅあん)です。
徒然なるままに、樹庵ワールドを展開してみたいと思っています。よろしくお願いいたします。
「一樹之陰」はブログのタイトルを考えている時に出会った四字熟語である。
私は樹が好きだ。
特に大樹は、見るものを神妙な気分にさせる。
それはたぶんその樹の抱き込んでいるものが何百年あるいは何千年という時間だけではないからだと思う。
高校生の頃、都会で暮らしたいと思っていた。なぜか、大きな樹のある古い洋館に。
あれから○十年、偶然探し当てたこの部屋で、それを思い出した。
朝、カーテンを開けると、苔むした太い幹が朝日を浴びて笑っている。
信州の田舎町に住む高校生だった私が、都会で大樹を目の前にして、パソコンを打っている。
この樹との出会いに前世からの因縁があったのかそれはわからないが、確かなことは人生の中の大小様々な選択の積み重ねの因果で、私は今、大樹の前にいるということだ。
ブログのタイトルの、樹庵という、場所柄、美味しいケーキの店の名前であってもおかしくないこじゃれた名前には少々抵抗があったが、でも、やっぱり樹庵かなぁ、ということになった。
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