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2006年5月からの記録
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赤瀬川原平さんが消えた 77歳

2014年10月27日 | 社会
<訃報>赤瀬川原平さん77歳

前衛美術の旗手として頭角を現し、小説家として芥川賞を受賞、
エッセーでも「老人力」という流行語を生むなど幅広く活躍した美術家・作家の赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい<本名・克彦=かつひこ>)さんが
26日午前6時33分、敗血症のため東京都内の病院で亡くなった。
77歳。葬儀は近親者で営む。喪主は妻尚子(なおこ)さん。

父が消えた (河出文庫)
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1950年代末から無鑑査の美術展に出品を始め、60年、同世代の芸術家と「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を結成。既成の価値観や表現にとらわれないオブジェを発表した。63年には故・高松次郎、中西夏之さんと結成した「ハイレッド・センター」で、さまざまなものを梱包(こんぽう)する立体作品を発表。都心部でのパフォーマンスを通し、東京五輪を前に急変する社会に疑問の一石を投じた。

 63年に千円札の片面を原寸大に印刷し、個展の案内状デザインに利用したことが、後に「通貨及証券模造取締法違反」に問われ、「犯罪か芸術か」をめぐる「千円札裁判」として注目された。70年、最高裁で執行猶予付き有罪が確定した。

 70年代には「尾辻克彦」のペンネームで小説の執筆も開始し、81年、「父が消えた」で芥川賞を受賞。また、老化の兆候をポジティブにとらえたエッセー「老人力」(98年)がベストセラーとなり、翌年の毎日出版文化賞特別賞を受賞した。

 散歩を愛し、路上観察を提唱したほか、日本美術の面白さを分かりやすく説く文章やトークが人気を集めた。2006~10年、本紙夕刊(東京本社紙面)でコラム「散歩の言い訳」を連載。著書に「超芸術トマソン」「千利休」「東京随筆」など。直木賞作家の赤瀬川隼さんは兄。

 11年の胃の全摘手術以降、体調が悪化。25日夜、容体が急変したという。18日から東京都の町田市民文学館ことばらんどで個展を開催中。千葉市美術館でも28日に美術展の開幕を控えていた。

(毎日新聞 2014年10月27日)

赤瀬川 原平(あかせがわ げんぺい、1937年3月27日 - 2014年10月26日)

肌ざわり (河出文庫)
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自分は
赤瀬川 原平からも
尾辻克彦からも
強い影響を受けまくった
とゆーかパクリまくった
日本の思想の父 日本の前衛の父
考え方 認識法 文章の壊し方 逸脱法 硬さと柔らかさのバランス感覚
とにかく 表現とか 文化に関する 全てだ
初めて「父を消えた」を読んだ時 えらいビックリした
それはみなさんがビートルズを聴いた時とか そーゆー時
いわゆるカルチャーショックですな
赤瀬川 原平さんには どこの時代にも常に新しいカルチャーショックがあった

出口
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超芸術トマソン (ちくま文庫)
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少年とオブジェ (ちくま文庫)
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赤瀬川原平 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)
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じろじろ日記 (ちくま文庫)
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2 コメント

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Unknown (odies)
2014-10-27 13:47:10
惜しい方を無くしました。ふつうの雑誌に普通の人達といっしょにコメンテーターとして出ているので不思議に思っていたことがあったのですが、芥川賞とか取っていたんですね。まあそれでなくとも言葉の扱いにはPOPな感覚がありました。東京ミキサー計画だかの写真をみてカッコいいなと思いました。『ホウキで掃く』というのがこんなに絵になるのかと・・・・
返信する
odies様 (よしはら)
2014-10-27 21:01:26
自分は 世の中で出てる赤瀬川もんと尾辻もんのほぼ全てに目を通しております
ミキサー計画が青春期で 
桜画報が批評諧謔期
芥川賞「父が消えた」あたりが確立期で 
トマソン&路上観察が発展期
ライカが趣味期
老人力が円熟最終期になると思います
老人力あたりから もうダメっぽいなとゆーか飽きてきまして離れました
そろそろお亡くなりなってもエエ時期かなと
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