自殺願望女性が睡眠薬で意識失う…「どうせ死ぬなら」と男が性的暴行、ともに自殺に至らず被害発覚
ツイッターで知り合った自殺願望のある女性(18)に性的暴行をしたとして、準強制性交罪で起訴された男の初公判が16日、甲府地裁(横山泰造裁判長)であった。検察側は懲役5年を求刑し、弁護側は寛大な判決を求めて結審した。
起訴されたのは、住所不定、無職早稲本(わさもと)満義被告(33)。検察側は冒頭陳述などで、早稲本被告は女性とツイッターで知り合い、4月15日に自殺する場所を探してレンタカーで山梨県都留市を訪れたと説明。市内の山中に車を止めて窓などに目張りした後、助手席で大量に睡眠薬を飲んで意識を失った女性を見て、「どうせ死ぬなら」と考えて性的暴行に及んだと指摘した。2人は自殺には至らず、翌16日に女性が被害に気付いたという。
検察側は「動機が短絡的かつ身勝手で酌量の余地はない」と指摘。弁護側は「性的暴行は突発的で計画性はなかった」と主張した。
(2021.6.17.読売新聞)
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