すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

乗物図鑑 あがた森魚

2019年09月26日 | 音楽
乗物図鑑
あがた森魚

曲目
1 恋のラジオシティ
2 ブリキ・ロックンロール
3 サブマリン
4 エアプレイン
5 コックテイル・マシーン
6 黄昏ワルツ
7 Rの解答
8 連続香水瓶


1980年ロックマガジンの阿木譲プロデュースでLPレコードが発売
同時期にアーントサリーのアルバムも発売されてた

自分はロックマガジンの読者であり 音楽の選択には渋谷陽一より
阿木譲の方が信用できた
しかし 当時はこれを買う気にはなれなかった
他に洋楽で山のよーにパンクとクラウトロックとレゲエとニューウェーブを
銭の許す範囲でちょびっとづつ購入するしかなかったから
友人の北嶋君に借りたアーントサリーも洋楽に比べると
チープであまりパッとしなかった

あがた森魚は 幼少の頃 近鉄奈良線に当時あったあやめ池遊園地で初めて見た
赤色エレジーがヒットしていた時で
下駄をはいていた
そしてロックバンドの編成だった
エレキギターとドラムの音は大きかった
家族であやめ池に行っていたので 1曲やる間に 父が帰ろう帰ろうとゆーので 1曲しか見聞きできなかった
自分は幼少の時からエレキの轟音とドラムのでかい音からなるロックは好きだったので もっと見たかった
せめて赤色エレジーまでは見たかったのに 絶対権力の父には逆らえず
恨みに思ってその場を去る

その次にあがた森魚の音を聞いたのは ラジオで
1976年の「日本少年」を紹介していて
アルバムのほぼ全部をかけてくえたのを録音した記憶がある
その後「日本少年」のCDは購入した

そして乗物図鑑
これはゲオの宅配レンタルでたまたま見つけて借りることができた
想像より ずっとちゃんとしていたし
聞き所も多いアルバムである

今後 あがた森魚は レンタルできるやつは レンタルしていく次第なので
一発目に乗物図鑑はエエスタートラインである


Recorded At – Studio Sounds Creation
Manufactured By – Vivid Sound Corporation
Distributed By – Vivid Sound Corporation
Backing Vocals – Phew
Backing Vocals [Chorus] – Idiot Girls
Drums – Yasuda Takashi
Drums [Synthesized] – Taiqui
Electronics, Programmed By [Special Synthesizer], Synthesizer [Effect] – Yukio Fujimoto
Kokyu – Mukai Chie*
Recorded By – Oku*
Rhythm Guitar [Side] – Jun Shinoda, Kitada*
Synthesizer, Strings, Electronics [Vocoder, Echo, Flanger], Clavinet, Guitar [Lead], Bass, Synthesizer [Guitar, Bass], Electronics [Rhythm Box], Electronics, Arranged By – Sab
Vocals, Piano, Composed By – Morio Agata


北田昌宏(INU)、篠田ジュン(SS、コンチネンタルキッズ)、富家大器(ウルトラビデ、アインソフ)、向井千惠(イースト・バイオニック・シンフォニア、シェシズ)、安田隆(飢餓同盟)が参加。


大阪のヴァニティ・レコードの阿木譲氏よりアルバム制作の話があり、大阪のスタジオに2日間こもって録音された
「音」の美術家・藤本由紀夫氏による、稲垣足穂の肉声をモチーフにした作品とのコラージュが試みられている。
「サブマリン」ではPHEWがコーラスで参加。
全作詞/作曲:あがた森魚
参加アーティスト:PHEW(「サブマリン」Cho.)/藤本由紀夫(美術家) 他


Ⅱ 嘉ノ海幹彦
阿木から、昔からの知り合いであるあがた森魚から、再起を図るために手を貸してほしいと依頼されているとの話があった。当時のあがた森魚の事情は知らないし聞いてもいない。ただその取っ掛かりとして Vanity Recordsからアルバムをリリースするということだった。タイトルは『乗物図鑑』。
阿木の「コンセプトはテクノ・ポップであり、泣きの曲はなしだよ」、と始まった。
あがた森魚は自分のことを”A児(えいじ)”と名のった。製作期間は一週間。通常、録音からミックスまで一か月間近くを要する作業を、Vanity Recordsでは経費の関係から一日で”完パケ”まで持っていく慣わしだったが、あがた森魚の録音には二日間をかけるという”特別待遇”であった。
今から考えると、それでもたった二日間だった!!
メイン・サポーターである『Crystallization』のSABとは、その時に初めて会った。バグワン・シュリ・ラジニーシに師事していたSABはホーリー・ネームを名乗った。「僕はSABではない。これからはホーリー・ネームで呼んでくれ」と言ったが、みんなSABと呼んだ。当時珍しかったギター・シンセサイザーを持参していた。
サポートメンバーである藤本由紀夫とは大阪北浜の〈三越劇場〉で彼の作品を発表した時に声をかけて知り合った。事前打合せの段階で、あがた森魚と同じく稲垣足穂のファンである藤本由紀夫が足穂と瀬戸内晴美(寂聴)とのNHKラジオでの対談をカセットで保有しており、話の途中で足穂が飛行機の口真似をし始める箇所を編集し、「エアプレイン」(A面・四曲目)のイントロで使用した。足穂の声の後から藤本由紀夫のコルグのシーケンサーが演奏された。
このアルバムの「Rの回答」(B面・三曲目)で向井千恵の胡弓が聞ける。彼女は現在も定期的に即興演奏を中心にライヴ活動をしている。『ロック・マガジン』を通して知り合ったドラムは”飢餓同盟” の安田隆と”ウルトラ・ビデ”のTaiqui、ギターが”コンチネンタル・キッズ”のしのやん(篠田純)と”INU”の北田昌宏、そして『ロック・マガジン』編集の明橋大二がピアノを弾いている。
この録音でプログレ、現代音楽、エレクトロニクス、パンク、即興演奏の違った音楽の方向性を模索する多種多様のミュージシャンが集まったのも1979年を象徴している。
たった一週間でテレックスの「Twist a St.Tropez」は「恋のラジオ・シティ」(A面・一曲目)に、ジョイ・ディヴィジョンの「She’s Lost Control」は「サブマリン」(A面・三曲目)として結実した。「サブマリン」のバック・ボーカルは、ヒュー、向井千恵、竹内敬子。「連続香水瓶」(B面・四曲目)のミニマル・ミュージックはテリー・ライリーを想起させる。
コンセプトがテクノ・ポップだが、最後に録音した「黄昏ワルツ」(B面・二曲目)は、あがた森魚が一人でピアノを弾きながらの”一発録り”だった。
アルバムジャケットには、第2次世界大戦敗戦直後のドイツの写真を引用しデザインしている。敗戦国ドイツの少年が瓦礫の上で敵国アメリカの輸送機に手を振っている写真。まるで現代の少年十字軍だ。






 

 
 
 
 
 
 
 

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