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ゲンゴロウは絶滅と判定 東京都のレッドリスト
東京都は30日、保護すべき重要な野生生物種を掲載した「レッドリスト2010年版」を発表した。水生昆虫ゲンゴロウは島しょ部を除く都内全域で絶滅したと判定。一方、汚れた河川にはすめない淡水魚カジカが23区内でも生息が確認されたとしている。
都は1998年版リスト改定のため08年から2年間、生物の状況を調査。ゲンゴロウは生息が確認できず、宅地造成などで都内の水田が35年間に5分の1の約300ヘクタールにまで減少、湿田は乾田に転換され、水生生物が繁殖しにくくなったことが原因とみている。
カジカは前回調査で多摩地域しか生息を確認できなかったが、今回は23区内に分布を拡大。下水道の整備が河川の上流域でも進み、川全体の水質が改善したことが背景という。
このほか野生の菊の一種、アズマギクを絶滅と判定。またニホンヤモリは生息する古い民家が減ったとして23区内の絶滅危惧種に指定した。今回のリストでは、評価対象種を拡大するなどしたため、掲載種は前回より274種多い1577種になった。
(山陽新聞)
ゲンゴロウが都内から絶滅 ニホンヤモリも絶滅危惧種に
水生昆虫ゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ)が東京都内から絶滅したことが30日、都がまとめた「東京都レッドリスト」で分かった。
ナミゲンゴロウは体長3・5~4センチとわが国最大のゲンゴロウ。かつては全国の池沼や水田で見られ、食用にする地域もあった。
リストは島嶼(とうしよ)部を除いた都内で絶滅したか、絶滅の恐れがある野生生物を掲載し、12年ぶりの改訂。ナミゲンゴロウは「絶滅種」に指定され、都は「田んぼなど湿地が減り、湖沼の環境が悪化したため」としている。
ナミゲンゴロウのほか、多摩地区を中心に自生していたアズマギクなどが今回、新たに絶滅種となり、古民家の減少などから区部のニホンヤモリが「絶滅危惧(きぐ)種」に指定された。掲載種は改訂前から274種増え1577種となった。
(産経ニュース)
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大昆虫博
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