「鬼畜」
2017年 テレビ版
12月24日放映
原作:松本清張
脚本:竹山洋
監督:和泉聖治
竹中宗吉:玉木宏
竹中梅子:常盤貴子
山田菊代:木村多江
原田道夫:柳葉敏郎
野田和子:余貴美子
山田利一:南岐佐(菊代の長男で7歳)
山田良子:稲谷実恩(菊代の長女で4歳)
山田庄二:今中陸人(菊代の次男で2歳)
田口辰夫:羽場裕一
広瀬刑事課長:平泉成
加藤医師:橋爪功
中丸刑事:前田亜季(静岡県警伊豆警察署)
高橋刑事:近藤芳正(静岡県警伊豆警察署)
1978年の映画版の岩下志麻 緒形拳 小川真由美が凄すぎたのと
自分の先入観からか
あまり どっぷり浸れない
玉木宏も常盤貴子も木村多江もイイ役者さんだし
当然上手だし
脇役の方々もバッチグーな配陣なのですが
常盤貴子は頑張ってキッツイ顔をしていて なかなか素晴らしいのですが
今までイイ役柄 イイ人ばっかりやっていたのが 先入観としてあって
どーも 岩下様の恐ろしさ 体全体から湧き上がってくるワナワナ感とキツキツ感には及ばない
あと 岩下志麻一世一代の名シーン 赤ちゃんに米を口に突っ込みエグいシーンは 今の時代やってくれません
ただ キッツイ感じに性欲が湧いてしまう自分の性癖からは
今回の常盤貴子にはビンビン感じるもんがあることは確かです
今後常盤さんは この路線に転向して欲しくもある
最後の方の青酸カリ飲んだ後の形相はなかなか見応えありました
玉木宏は育ちの良さそーな先入観からか 緒形拳様のふにゃふにゃなクズっぷりが湧き出てこないのが
物足りない
木村多江はさすがさすがの愛人どハマりっぷりで 小川真由美様よりハマってるやもしれん
ただ 小川様のよーなワナワナ感は無いのが物足りない
やっぱり 岩下志麻と緒形拳は偉大すぎたとゆーしかないのか
監督の和泉聖治もとても頑張っていると思いますが
昭和感を醸し出すのは この時代には難しいのではないかと思います
でも 本当に頑張っていると思います
ラストの方の面会シーンは不必要だし
幕切れも後味の悪さを軽減していてよくない
2012年のビート武 黒木瞳版のやつも観たはずなのですが
どんな按配だったのか 全く思い出せない
実話に基づいた再フィクション
検事の河井信太郎から聞いた話がベースになっており、著者による話のメモが残されている。
実際の事件は、骨董屋の男が妾に3人の子を産ませていたが、商売不振で仕送りができず、妾が子を連れて男の家に来るところから始まる。
その後、本妻に子を片付けろと責められ、殺害および殺害未遂を経て、松崎町で逮捕された。男は在獄中に発狂死し、本妻は在監中であったという
(wiki)
<あの頃映画> 鬼畜 [DVD] | |
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鬼畜 (双葉文庫 ま 3-8 松本清張映画化作品集 2) | |
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時代設定はどうなんでしょうか?懐かしの昭和?
たけし版はゴーマンでゴーインだった覚えがありますが、やっぱり緒形拳のノラリクラリの無責任親父が印象的ですね。
もっと新しい鬼畜ネタをやった方がイイと思います
色んなことが昭和なのでズレがあります
緒形拳と岩下志麻に敵う逸材は平成には居ないと思います