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感染者の爆発的拡大

2020年03月26日 | 社会
東京の感染は想定の2倍 「爆発的拡大」強まる懸念  
 
 

東京都の新規感染者が急増し、小池百合子知事は急きょ週末の外出自粛やテレワーク徹底の要請に踏み切った。東京の感染増加幅は、専門家の想定の約2倍。感染拡大のペースを抑えられなければ、海外で相次いでいる都市封鎖(ロックダウン)や爆発的な感染拡大(オーバーシュート)も現実味を帯びる。自粛ムードの「緩み」も背景にあるとみられ、関係者は危機感を募らせている。
 

1週間で患者は51人増える――。実は厚生労働省のクラスター(感染者の集団)対策班は20日からの3連休に入る前、東京で今後感染が増えると予想する文書を作成し、都側に警戒を呼び掛けていた。
9~15日の東京の新規感染者数は計25人で、ゼロの日もあった。これに対し文書では、現状の対策のままでは25日までの1週間に51人、26日からの1週間で159人、4月2日からの1週間では320人に急増すると警告していた。
現実は想定を超えていた。23日に16人、24日に17人を数えた新規感染は、25日に41人と一気に膨らんだ。同日までの1週間の増加数は101人と、クラスター班の予想のほぼ2倍に達した。「これはまずい」。都の担当者の顔色が変わった。
東京都で25日に感染が確認された41人のうち10人以上は同日時点で感染経路が分かっていない。感染がパンデミック(世界的流行)になったため、帰国者の感染確認も相次いでいる。クラスター対策班のメンバーの一人は「非常によくない状態。新規の感染者が減らない」と焦る。
このまま感染拡大が続くと、海外で相次いでいるロックダウンも現実味を帯びる。ロックダウンについて小池都知事は25日の緊急記者会見で「今すぐということではない」とする一方で「何もしないで推移すればロックダウンを招いてしまう」と強い危機感を示した。
感染者が急増しているイタリアは全土で人の移動を制限し、レストランなどを閉鎖。スペインも全土で原則、外出を禁じている。インドも25日、全土を封鎖した。
東京でもロックダウンとなれば、事業所の閉鎖や公共交通機関の一部運行見合わせ、外出禁止といった措置が取られる可能性もあり、経済分野を含めて影響は甚大だ。小池都知事は「それを避けるために自粛をお願いする」としている。
オーバーシュートが起きた場合、厚労省の最悪の想定では東京都で1日4万5千人が感染を疑い外来を受診する。都は個室対応可能な病床を4000床整備する方針だがとても足りず、病床は重症者のために空け、軽症者は自宅療養といった対応を求められることになる。
 

3月初旬以降、「自粛疲れ」からか、各地で人々の動きがやや活発になっていた。学校の一斉休校も延長しない方針が20日に示され、市民の間に気の緩みが生じていた可能性がある。
3連休は都内で桜が満開となり「久しぶりに遠出した」との声も。KDDIの通信契約者数百万人を対象としたデータ分析では、渋谷駅の半径500メートル圏内の祝休日の平均滞在人口は、3月第1週が前年比27%のマイナス、第2週は23%のマイナスと、減少幅が小さくなっていた。
隣接する埼玉県内では国や県の自粛要請を振り切って22日に格闘技イベント「K-1」が開催され、6千人以上が観戦した。会場では試合の合間に「常時マスクをして、大きな歓声を出さないでください」とアナウンスしたが、マスクを外して叫ぶ観客の姿もあったという。
専門家の間には、こうした状況に「私たちの危機感と、多くの人々の現状認識に大きなギャップがある」との声が上がっていたが、都は3連休に外出自粛などを求める対応は取らなかった。
政府の専門家会議のメンバーである押谷仁教授は「特に都内の歓楽街の飲食店でクラスターが起きている可能性が高い。最近立ち寄った人は検温をするなど体調に気を配り、症状がなくても極力自宅で仕事をすべきだ」と呼びかける。「歓楽街は既にオーバーシュートしている海外の都市に匹敵するぐらいリスクが高いと考えてほしい」という。
 
(2020.3.26.日本経済新聞)
 
関係者によりますと、東京都で新たに45人以上の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1日で判明した陽性者として、25日の41人を上回る最も多い人数となります。

 関係者によりますと、26日午後8時ごろから小池都知事と安倍総理が面会をする予定です。(26日16:04 TBS)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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