クロムモリブデン鋼は、略してクロモリ、あるいは主な合金添加物であるクロムとモリブデンの元素記号を並べて Cr-Mo と表記されることが多い。英語では CrMo ないし Cromoly などと表記される。鉄を主成分とした鉄鋼素材で、クロムも含むが、割合が少ないために酸化しやすい。
ニッケルクロム鋼に1%以下のモリブデンを添加したもの。構造用合金鋼としては最上位。
低合金鋼(low alloy steel)
炭素鋼(carbon steel)に炭素以外の金属元素を少量(8%以下)添加して強靭性を向上させた鋼。強靭鋼また高張力鋼とも呼ばれ,その主なものは次の2種である。
a. クロムモリブデン鋼(chromium-molybdenum steel):
代表的なものにAISI4130(米国鉄鋼規格)があり,ボルト,継手,脚部品,エンジン部品などに用いられている。
b. ニッケル・クロムモリブデン鋼(nickel chromium-molybdenum steel):
クロムモリブデン鋼とともに,航空機に多用されている。AISI4340が代表的で靭性に富み高強度に調整可能で,現在使用されている航空機材料のうちでは比強度最大の部類に属する。そのため,きわめて高強度を要する脚,大型部品,エンジン部品などに使用されている
熱間圧延、熱間鍛造など、熱間加工によって作られたもので、通常更に鍛造、切削などの加工と熱処理を施し、主として機械構造用に使用されるクロムモリブデン鋼鋼材
SCM 415 SCM 420 SCM 435 SCM 440
使用されるフレームはロードバイク、マウンテンバイク、シクロクロス、BMX と範囲が広いが、重量の問題からダウンヒルやデュアルスラロームに使われる自転車に使用される事はほとんどない(これらの競技では巨大なサスペンションを用いる為、クロモリフレームでは全体が重くなり過ぎるのである)。 鉄鋼はヤング率が高いので、自転車フレームにすると路面からの細かな衝撃吸収が優れ、長時間の走行においても疲労の少ないフレームを安価に作ることが出来る。 近年、熱処理等を施した高強度のクロモリ合金が開発されており、重量での不利は若干改善されつつある。
チューブをつなぐ方法としてラグを介したロウ付けによる加工が可能なため他の素材より簡易な設備で製造でき、またTIG溶接も可能なので、自由度の高い加工がしやすく、乗り手各々の好みに合わせて作ってくれるオーダーフレーム製作の素材としては依然強みがある。また多くのフレームビルダーが独自のノウハウでクロモリフレームを制作しており、これも人気の一端となっている。
長所
振動吸収性が高く、長時間走行をしても疲れにくい。乗り味がしなやか。
短所
錆びやすい。ただ、屋内管理、適度なメンテナンスをしていればさして問題とはならない。重量が重い(アルミフレームより 1~2kg ほど重い)。フレームの「しなり」でパワーが減衰されてしまう。剛性が低い。
名称:クロムモリブデン鋼
俗称:クロモリ、ハイテンなど
記号:SCM
主な用途:金型・歯車、動力伝導軸、エンジン部品など
解説:クロームモリブデン鋼とはクロム鋼に0.15~0.30%のモリブデンを添加したもので、400~500℃程度の高温でも強度の低下が少ないので、機械構の高温高圧の部分に使われます。高温での加工も容易なので、溶接したときの信頼性も高く、仕上がりの表面が美しいといった特徴をもっています。身近なところでは自転車のフレームとしても利用されています。
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