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藤田嗣治の未発表油彩画2点確認/ポーラ美術館

2013年06月25日 | アート・絵画


神奈川県箱根町のポーラ美術館は24日、乳白色の絵肌の裸婦画などで、パリを拠点に活躍した画家、藤田嗣治(1886~1968年)の未発表の油彩画2点が確認されたと発表した。

藤田には珍しく動物風の異形の人物群を幻想的に描いた「グロテスク」(1955年)と、ギリシャ神話の海の精が題材の「シレーヌ」(52年)。過去に公開されたピカソの影響を感じさせる「キュビスム風静物」とともに個人から寄託された。3点とも7月13日から同館で公開される。

元々は2009年に亡くなった君代夫人が所蔵。同館によると、今回の3点を含め同館の藤田作品のコレクションは計175点。そのうち109点が個人からの寄託という。

(2013年6月24日 読売新聞)




パリを拠点に活動した画家藤田嗣治(つぐはる=1886~1968)が戦後に描いた、未発表の油絵2点が新たに見つかった。
ポーラ美術館(神奈川県箱根町)が24日、発表した。

ギリシャ神話などに登場する海の魔物を主題とした「シレーヌ」(52年)と、上半身裸で横たわる女性を異形の人々が取り囲む「グロテスク」(55年)の2点。藤田の遺族から購入した収集家が同館に寄託し、存在が確認された。

同館によると、「グロテスク」は題材や登場人物の造形の点で、これまで確認された作品にはない珍しい作風だという。同館の内呂(うちろ)博之学芸員は「藤田が敬愛したダビンチやゴヤらの作品から影響を受けたのではないか。50年代半ば以降の画業を明らかにする作品」と位置付ける。

作品は7月13日からポーラ美術館で公開される。

(2013年6月25日 朝日新聞 DIGITAL)

独特の乳白色を基調とした裸婦像などで知られ、国内外で人気を集めた画家、藤田嗣治が晩年に描いた未発表の油絵2点が、7月、神奈川県の美術館で、世界で初めて公開されることになりました。

藤田嗣治は、明治19年に東京で生まれ、大正2年にフランスに渡って、独特の乳白色を基調とした裸婦像などで高く評価され、戦後はフランス国籍を取得し、昭和43年、81歳で亡くなりました。藤田の作品は遺族が長年保管していましたが、このほど、晩年に描かれた未発表の油絵2点を、個人のコレクターが購入していたことが分かりました。
このうち、昭和27年に描かれた作品「シレーヌ」は、ギリシャ神話に登場する人魚、「セイレーン」を題材に、女性や子どもの人魚を独特の色彩で描いています。
また、昭和30年に描かれた「グロテスク」という作品は、上半身裸で横たわる女性の周りに、さまざまな不自然な形の顔が描かれた幻想的な絵です。
作品を調べたポーラ美術館の学芸員、内呂博之さんは、「藤田は晩年にキリスト教の洗礼を受けているが、新たに公開される絵画にはキリスト教的な要素もうかがわれる。
これまで発表された作品にはない表現があり、晩年の藤田の芸術の本質に迫る貴重な作品だ」と話しています。
これらの作品は、7月13日から、神奈川県箱根町のポーラ美術館で初めて公開されます。

(2013年6月24日 NHK NEWS WEB)


ポーラ美術館公式サイト

藤田 嗣治(ふじた つぐはる、レオナール・フジタ、Léonard Foujita またはFujita、1886年11月27日 – 1968年1月29日)

随喜の涙で藤田嗣治の現物を啜るべし「レオナール・フジタ展 」ポーラ美術館 2011.9.24


藤田嗣治画集 素晴らしき乳白色 (講談社ARTピース)
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講談社


藤田嗣治画文集 「猫の本」 (講談社ARTピース)
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講談社


藤田嗣治「異邦人」の生涯 (講談社文庫)
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講談社


レオナール・フジタ―私のパリ、私のアトリエ
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東京美術


藤田嗣治手しごとの家 (集英社新書ヴィジュアル版)
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集英社


藤田嗣治 本のしごと (集英社新書<ヴィジュアル版>)
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集英社


藤田嗣治芸術試論―藤田嗣治直話
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