吊るし雛
福岡柳川市に伝わる風習、吊るし飾りで「さげもん」と呼ば伊豆稲取の「吊るし雛」山形酒田市「傘福」があり、子供や孫の成長とその幸せを願ってひとつひとつ作られたもを長く紐でつるされたものです。江戸時代より伝わる風習で、その時代は子供が15歳位までの死亡率は医学が発達した現在比べ、4人にひとりが亡くなっていたと言われていて、753のお祝いなど共に大事な行事でした。もともと奥女中の嗜み教養のひとつとしてとして里帰りを通して庶民にも伝えられた。
柳川、稲取、酒田は港町でもあり観光業が盛んな伊豆ではお正月を過ぎると家庭やホテル、商店街など「ひなの吊るし雛」が飾られてきた歴史があり現在でも100年前のものが保存されているそうです。竹を使った七夕飾りなどもあり四季を通じて作る楽しみと見る楽しさで盛んになっています。東京で開催される古着市にはバスツアーが組まれるほどになっています。つるし雛は、伊豆の稲取温泉が発祥で江戸時代から伝わる、伝統ある風習です。ひな壇飾り京都で生まれた「ひいな遊び」が江戸に伝わって、庶民に定着した「ひな祭り」江戸時代中期には、現在のようなひな壇飾りが、飾られるようになっていました。しかし、雛人形は高価なもので庶民の手には届かなかったのです。そんな時代に、「手作りで子供や孫の初節句を祝おう」という親心から生まれたのが、つるし雛です。はぎれで作った小さな人形やお飾りを竹ひごの輪から赤い糸に下げてつるします。そして、その人形やお飾りには、ひとつひとつ、願いが込められています。つるし雛のお飾りは、桃の節句、もしくは女の子が生まれたときに、親類縁者が作って持ち寄り、雛飾りの代わりとして飾ったり、雛壇の飾りの両側に吊るしたりと、地域ごとに違いがあるようです。また最近では端午の節句や長寿祈願、喜寿、米寿のお祝いとしても、吊るし飾りが用いられます。110種類あります。ひとつ、ひとつ意味があります.
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