デザイン書道講座TAI 筆文字・和店舗デザイン伊豆アートより発信

日本古来の「筆」による文字をデザイン化する「書」の書き方、その法則をアップロード、和の文化・和の店舗に参考にしてください

箱根路と書 デザイン書道講座VOL7

2014-11-07 08:18:08 | デザイン書道

箱根路と書

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箱根は古くから、江戸時代参勤交代の通過点として、知名度が高く東京の避暑地として、文人・墨客が多く訪れている。
箱根の老舗旅館では多くの書画が残されて、伊東博文・大久保利通・木戸孝允・福沢諭吉・北原白秋・樋口一葉、政治家、経済人、文化人が箱根に「書」を残しているそうで、これだけの有名人の書が残されている場所は全国でも珍しいそうである。チャーリーチャップリン・ビートルズのジョンレノンなど世界的なアーティストが訪れた場所でもあります。
又、軽井沢も避暑地としてイギリス人宣教師により発見され近代人気のリゾート地でよく知られていいる。
箱根は渡り鳥が種を落としていくのか、太平洋側は日差しが強く、又山全体の湿度が高い。
植物の種類が豊富で、鎖国をしていた頃の江戸時代、長崎に滞在していたオランダ商館の医師ケンペルは長崎から参勤交代の途中、箱根の多くの植物に着目し帰国後世界に紹介し日本の近代植物の基礎になっている。植物の種類は箱根だけで約1600種、ニュージーランドと同じぐらいの数があるそうです。
ハコネツツジ・ハコネランと言った独自の名前がついたものも多く、江戸時代鎖国をしていた日本にもかかわらず、富士山も含め箱根の自然は世界へと広く発信されている。
古代において物の利用、発達は居住地で産するものを利用していたようで、石・竹・木・皮など西欧では石が建材として主流で空気は乾燥している。日本では江戸城の基礎石は遠く伊豆半島より船で運ばれ、主たる建材は木であった。竹は高温多湿の気象条件に適し、西欧では育たない。日本は水と米の文化であり、米の生育には水と過去の経験が重要で先祖代々の知恵を親から子へ受け継がれ伝統を大事にし、その土地定住する民族である。西欧の水はまずく、飲めないところもありレストランでは有料で麦が主生産品である。
日本では皮は樹木から、植物より和紙や衣服に利用し、主なタンパク源は肉で、羊を家畜とする欧州では皮・毛で衣服・生活用品などを加工していた。基礎体温が高く、寒さ、乾燥に強い角質層を持ち筋肉量が多い、解りやすく言うと、日本はウエットで西欧のドライした気象環境の違い、演歌とロックと言えるかもしれません。
洋紙に書く筆字はすべりやすく滲みはほとんどないので濃いめの墨がいい、和紙は薄い墨は滲みが速やく、手漉きの古紙は柔らかな滲みが特徴です。湿度の高い気候に適しその調整ができる、和紙の文化と墨、日本の筆、中国の書(漢字)。
中国では古来領土を広げそれを移民族を統一し支配するため情報を共有するに適した漢字の原型・象形文字は読み方は違ってもその意味が伝わる広い国土の多くの人々を統制するのに都合がよかった。日本でも奈良・平安時代の律令政治は中央・地方に渡り、中央集権的官僚制運用のため、仏教・儒教・技術体系に文書主義を導入のため漢字は国家運営や諸国からの税徴収に必要であつた。
日本の筆に対し西欧のカリグラフィー、アルファベットの書形を基本とする、ペンという筆記具は古代、日本の木簡・竹に対し西欧の羊の皮が用紙として利用されていた。皮はペンの紙面に対して横の動き、左から右への平行移動にペンは適している。
竹は米と同じくらい日本文化を代表するもので食糧にもなり武器にもなり楽器にもなり、乾燥した西欧には育たない竹、湿度と高温に関係していると考えられる竹文化は言語伝達のルーツでもあるような気がする。
木・竹の筆記紙面は毛筆の紙面に対し上下筆圧(天地)の動きはクッションの働きに適している、又筆文字は左右の動きも加わりアルファベット(ペン)に比べ漢字(筆)は上下・左右・立体的でえ複雑な動きを必要とする。
西欧のフェンシングの突き・サーベルの切るに比べ日本剣術の動きは曲線的であり立体であるのと同じように漢字(書道)も立体である。
楷書から行書・草書を一つの線にしたとき日本のひらがなが出来上がり、漢字が一字一字その意味を持つている表意文字に対し英語・外来語と同じ表音文字の「ひらがな」は順応な日本独自の中国にはない文化の表だといえる。
又表意文字・表音文字同時に併用している日本人はアジアでも特異な民族といわれて、日本語の漢字ひらがなは立体的、空間描写に優れているように思う。
新聞を見たとき漢字を追うことで全体のイメージが理解できることも便利である。
ただ書道は和装きもの、茶道、弓道と同じく本来の機能から離れた伝統文化、非日常の時間でありノスタルジー又精神文化を魅了するもので、コンピューターのような日常不可欠な合理的道具ではない。
軽井沢に対し箱根は湿度が高い、乾燥した軽井沢が「ペン」とするならば箱根は「筆」と言えるかもしれません。
箱根強羅駅を登ると演歌歌手矢代亜紀さんの別荘があり大文字焼きの見える山並みには井上陽水さんの別荘がある。同じ伊豆半島の伊豆高原は湿度も少なくタモリさん、ジュディオングの別荘があり福山雅治さんはよく来てるらしい。
人もドライタイプ・ウエットタイプに分類できるかもしれません.

   

      

 


デザイン書道講座  感動とはNO6

2014-11-06 16:45:05 | デザイン書道

デザイン書道講座  感動とはNO6

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人は「感動」することが本能以外に行動、発想のモチベーションになっている。たとえばいい音楽を聴いたとするとそのメロディーを口ずさんでみたい又その楽器を弾いてみたいなど、旅行へ行って感動したとすると又その場所へあるいは同じようなところへもう一度行きたいという衝動に駆られることがあると思います。感動が行動に、素晴らしい「書」を見たときそれがほしくなつたり同じようなものも自分で書いてみたい衝動に駆られることがあるでしょう、写真も撮りたいと思う感情は、おや「なんだろう」と感じることから始まっている、上の写真は伊豆の山を散歩中に樹木の「実」が面白いと感じ、接写で撮影、見る角度でこれだけ変化します。中国では5情に感情を分類しています、1喜び・2怒り・3哀・4楽・5怨の喜怒哀楽。脳科学では脳と感情には大脳(大脳皮質)と脳の深部(辺緑系)の体の密接な相互作用で成り立っている。

1 理性的 理論的・大脳新皮質

2 感じるfeeling ・大脳辺緑系古皮質

3 本能的    ・大脳辺緑系旧皮質 自分の縄張り 安全の確認 恐怖 

                   不安 快感 不快感 怒り 喜び                    

 

目から入ってくる「映像情報」は右脳で感じ、音や言葉の情報は左脳で受けている。大脳新皮質より大脳辺緑系のほうが優位であり、物事を判断しなければいけないとき、単語・言葉で考え、組み立てながら最後は自身の「感」イメージで判断することが多いはずです。つまり言葉という道具より経験から予測するイメージが判断の基準になっている。よく老人が昔のことを何回も話すわりに新しいことはすぐ忘れてしまうのは大脳新皮質の細胞が生まれ変わるのが遅いせいでしょうか。緊張した時の脳は酸欠状態で呼吸が浅いと言われ、笑っているとき、快感のときの脳血流が多く、酸素を多く含んだ血液で、うつ病(不快感)には、脳血流と大きく関係があり、多すぎても、少なすぎてもトラブルの原因になるそうです。古いアルバムを見たり、懐かしの音楽を聴いたりして昔を思い出すのが楽しく感じられるのも大脳辺皮質に血流が多く流れていると言うことです。脳の働きが各部位に分かれ活動しているということは同じことずっと考えたり、同じ行動したりすることは脳全体の血流によくないということになります。数学的・芸術的・スポーツとバランスのとれた行動が脳活動に良いと言うことです。

音楽を聞きながら新聞の政治覧を読むことができるが、ラジオの政治番組を聞きながら新聞の三面記事や政治国際情勢を読むのは難しいが、文化覧の料理、芸能面などは読むことができるように、脳の活動する部位により使い分けができるということになります。音楽を聴きながら書道の制作をしていると3割位能率が上がるのは脳全体の血流がよいためでしょう。脳にはほかの場所によりいろいろな働きの違いがあるようです。脳全体をコントロールする 前頭前野、思考の柔軟性に関わり注意の切り替えを行う前帯状回、感情をつかさどる大脳辺緑系、不安など調整しやる気や痛みなど情報管理する大脳基底核、記憶や認識をつかさどる側頭葉、視覚をつかさどる後頭葉、運動や思考のバランスと平衡感覚や段取り力の小脳、など分担されているそうです。

人が幸福を感じる一つに、理性的・論理的に未来を予測、イメージどうりそれが現実(かたち)になったとき快感・幸福感を感じる、具体的には絵を描いたり、手芸・小説・俳句・音楽など作り出すことは、脳に良いということです。脳は体重の2%の量しかないのに対し20%エネルギーを消費し、脳は莫大なエネルギーを消費し、すぐに枯渇すると言はれている。脳の栄養素は7大栄養素とブドウ糖で、「脳の血流トラブルが不足すると筋肉と違いブドウ糖を蓄えることができないのでたりなくなり、肝臓に蓄えられているグリコーゲンがブドウ糖に変換されるが、肝臓にあるグリコーゲンは12時間程度しか脳にエネルギーを供給できないそうです。筋肉と同様に脳も鍛えないといけないということになり!感動が人を魅了し価値を生む。

  

   

 

 

 


デザイン書道講座TAI VOL5 指書・竹筆

2014-11-06 14:47:47 | デザイン書道

VOL5 指書・竹筆

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古来、原始的な筆記手段としては砂や土の上に「指」で描く方法であつたと思われる、漢字ができるまでは記録を残すため洞窟の壁に絵をかいたりに炭などを利用していた。中国にも指書のジャンルがあり、暗算を指でなにげなく計算したり手の触感は脳と密接なつながりがあり、彫塑・陶芸・粘土細工と同じ感覚でもあります。今回、指を使つて描いてみました。子供の頃、土の上を指で絵を書い細い線はつめの隙間に墨を含ませ描いています。人指し指で書くことが多いていたことを思い出しますが、江戸時代には強い意志や誠意示すと言われている「血判書」や「ダイイングメッセージ」など指で書かれたものは心に迫るものがある。絵画の分野でも石膏デッサンやスケッチでは木炭で指のはらお使つたグラデーションは独特の表現方法です、スライドの作品は以前描いたパステル画です。「指書」は楽器で言うと口笛のようなものでしょうか!  

筆のルーツは「竹」だと思われる、5月になると竹は「筍」として食料になり、建築材として壁になつたり、又弓矢・竹槍として武具にもなり、尺八・篠笛・笙・「しちりき」などの和楽器は完成度の高い欧州・欧米にはない日本文化の1つと言える。本来竹筆は輪切りにし繊維状にしたものを砕いたものが多く知られています。私は竹の皮を薄くはいでカッターで繊維に沿って1本1本毛のようにしたものを束ねています。竹筆は毛筆と違い縦の線は鋭く引けますが、曲線はしなりが少ないため筆を寝かしたり、膝を使い腰を落とし体全体でかいています。毛筆も同じですが、指の細かい筋肉、普段使わない腕や腰の筋肉をつかいます。書道パフォーマンスなどかなりの体力が必要で、私は合気道棒術でストレッチを続けています。初心者がうまくいかない原因又、声楽家が毎日ボイストレーニングを欠かさないように「書用」筋肉を鍛える事は重要だと思います、竹筆は偶然におきる形・墨の動きが面白い、面白いと言うことは人を魅了し、人の心を動かしアイキャッチャーに適している。

    


 デザイン書道講座TAI VOL4 書の変化

2014-11-06 09:22:43 | デザイン書道

VOL4「書の変化」 デザイン書道講座TAI

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文字は複製文化の中で、書・活字・写真植字・フォントと、呼び方は変化してきました。書体型として細い・太い・平体・長体・斜体とありますがもう1つに「立体」(感)があります。漁船が大漁旗をなびかせ海原を走る姿、祭りでの旗のにぎわい、大相撲での派手な彩、本来、武将同士の決戦に軍旗として使われ、仲間を見分けるため、結束、家臣としての連帯感、又敵に対しての威嚇、脅し、高揚感など、現代ではお客様を多く呼び込むには、蕎麦屋,寿司店の看板文字も工夫されています。それは調度日本の国旗、日の丸が風に吹かれているところを想像してみてください、戦国時代戦場での軍旗、遠くからでもよく見えるラーメン店の「のれん」一言で表現すると「目立つこと」だと考えます。正体が〇だとすると楕円はパースが付いている状態で立体をなしている、風に揺れている日の丸の円は1方向のパースではなく複数方向のパースからなりたつています。運筆はペンの左右の動きだけではなく筆の天地上下の複雑な動きの中から生まれ、アルファベットカリグラフィーより表現は難しいはずです、書はデジタルではその表現は難しく、又美しいと感じる形は感覚的でもあります。文字に置き換えてみると映画のタイトル・店舗看板・パッケージ・などのタイトル文字はこの立体感を表現したものを多く見かけます、制作をする時、意識すると又違ってくると思います。特に立体感をだす変化とはその文字が正方形以外の構図といえます、へん・つくり、名全体も含め、象徴するもの、又感情表現でもあり大きな要素と考えます。料理メニユーの文字が正方形の中にレイアウトされているのに比べタイトルの文字の構図は「変化」に位置付けされるでしょう。芸が突き詰めていくと個性であるならば、「変化」が表現するキーワード言えます。額にはいった書道の作品と違いこの変化の空間をうまく使いサブワードをレイアウトしたりします。上の図は立体の変化を解りやすく書いてみました、デザイン書ではこの「立体感」は大きな要素いえます

デフォルメしやすい漢字としにくい文字があります。「一」という文字のバリエーションを考えてみました、その変化には限界があり、ドとレの2音で作曲しろと言われるようなもので、漢字にもデザイン化しやすい文字があります。直線と曲線のバランス・強調できる線があるか・立体感がでるか・漢字の意味が深いかがポイントになります。ネーミングはよく吟味したいものです。

     

 テクスチャーについて

デザイン書道講座・書の形には、長・平・斜体、立体(感)のほかテクスチャーが考えられます、テキスタイルが語源ですがその臨場感を表現し古来、木目の上に墨で文字を描いた看板・布地に筆で描いた着物などマットの数列を生かした味わいは魅力といえます。人が外界感知するための感覚機能に視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚に5分類できる五感があります、その触覚のなかに材質感、手触り、物質から受ける感覚にテクスチャーがあり絵画ではマチエールとも言います。下記の文字「彩」は建築用の建材HKコートと言う樹脂系のセメントを墨にまぜ、セメントは砂と石英の石ころが混ざっていて、光に当たると石の影ができ立体的で、塗料のねばりが普通の墨より重く感じます、墨は薄いと速く和紙の上を走り、「桂」「楠」の文字は和紙を蛇腹状にし、斜めに撮影、遠近感をだしています。このテクスチャーの素材選びも無限だと考えます。

  

  

 


デザイン書道講座TAI VOL3 ひらがなについて

2014-11-06 09:12:05 | デザイン書道

VOL3

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漢字が表意文字に対しひらがなは表音文字です。アルファベットと同じく各国ほとんどが表音文字を使っています。日本語の会話の中に英語の単語が増えてきたようにアジアの中でもフイリッピン、インドネシアなど母国語あるにもかかわらず英語をつかっています。欧州では普通の人でも英語と母国語を使います。金融経済的な側面もあるでしょうが、26文字はシンプルで便利又速く喋れる特徴がありTV・インターネット映像の時代に合う言語だと思われます。国際化の流れの中、将来日本もバイリンガルになることも予想されます。だだ言語、法律、金融は国のアイデンティティーでもあり。個性であることはもちろん英語圏支配される要素でもあります。ひらがなについて、かな文字は平安時代漢字から48字に漢字から草体化されたもので、一言でいうと漢字です、かなはすでに変曲線を主にした立体(感)空間を感じる書体です、現代では使用頻度も漢字より多くあえて作成しました、欧米の広告ではマークとしてデフォルメと書体でのABCDの種類は多く見られますがA単独でのデザイン化はみられません、筆の文化の違いでしょうか、漢字のルーツは中国ですが筆字のデザイン化はみられません、表意文字・表音文字を使用する日本文化は世界で日本だけだと思います。デザイン書道が確立されているとするとそういう意味では筆文字のデザイン化は日本独自の文化と言えるのではないでしょうか。かな文字は次にくる字により形が変化します、ひらがなは線数が漢字に比べ少ないぶん、形の変化・アレンジが可能です、アルファベットは直線・円曲線で構成されているため変曲線のデフォルメがしにくい、それはデザイン書道、各個人の個性に広い表現が考えられます。

 

    

        

    


デザイン書道講座TAI VOL2 書のバランスとリズム

2014-11-06 08:50:01 | デザイン書道

VOL2 書のバランス リズム

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バランスとは目的に沿った均衡・つり合い・調和が言葉の意味ですが、書では大小・細い太い・点と線 強い線優しい線・直線 曲線・払い・止め静と動・軽い重い・かわいい・力強いなどの形容詞が目的に応じた要素の組み合わせの均衡と言えるでしょう。目的とはその書がその環境に適しているか、何に使用されるか、具体的にその「書」がどうゆう客層に利用されるか女性なのか子供なのか一般的女性はに太い線より細い線、強い線より優しい線が好まれて、線の性質の組み合わせがバランスが良いと判断される又長い文章の場合その文字は文章を読みやすくするため正方形のなかに収っています。相撲番付け表では上位に比べ幕下力士は左右の幅が小さく、力士が多いため縦長の相撲文字になっています。書体自体縦長、横長文字に対応できるよう歌舞伎に使われる勘亭流に似た看板文字になっています。さらにタイトル文字、人目を引くような文字、広告ではアイドマ法則のA、アテンション、以前、ラーメン屋さんの看板を逆さまにしたのを記憶していますが一番シンプルな人目を引く手段だと考えられます、人を引き付けるために、文字に魅力を持たせるための書体のデフォルメの作業構図として正方形・長平形右左斜形・台形三角形・等、又ツクリ・ヘンそれぞれのデフォルメがあります。要約すると、書体の立体感を表現した2つ以上の要素のつり合い、安定、まとまり、人を魅了する形のまとめがバランスと言えるでしょう。リズムとは、2・3で構成されている。音楽でのリズム2拍子の曲は、人間の歩行から発生したと考えられている直線的な行進曲やサンバのリズムである元気が出そうな2拍子。馬の歩行から発生したと言はれている回転的な、メヌエットやワルツ、踊りのリズムに多い3拍子で全ての曲はこの2・3のリズムどちらかに大別できる。伝統工芸などの編み方で、4本の竹ひごを縦横に重ね織つてくと永遠に直進する平面である。3本の竹ひごを三角形に重ねて籠状に織っていくとと最終的には曲線、円・球体となる。俳句では575(5は2・3で構成されている)短歌57577と規則的な繰り返しの動きは人を安心・安定・魅了させる効果がある。このように2・3の周期的な繰り返しで構成されていることは多い、書も直線、曲線、点で構成されていて力強い書は12、12リズムであり優しい書は123、123が基本にあり熟語、長文になると複雑で音楽ほどはっきりしてはいないが1文字の中のリズム、また長文においての調子は重要であり人を魅了する要素でもあります。

    

     

 

 

 


デザイン書道講座TAI 1本の線VOL1 シンボリックな筆文字にするためにできる限り省略したい創作のエレメント 

2014-11-03 17:03:01 | デザイン書道

デザイン書道講座TAI 1本の線VOL1 シンボリックな筆文字にするためにできる限り省略したい創作のエレメント 

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書の形をシンボル・デザイン化するためのひとつの方法として、本質をそこなわない限界までに可能な限り「1本」の線にする。漢字の画数を1つにして、日本の国旗が赤い丸であるように、企業のシンボルマークがシンプルに省略されているように許されるまで1つの線にしたい。書道では草書・行書といわれています、観る人の感受性にもより、その意味が伝わることは重要な条件ですが、私は書き順など気にせず左から右、上から下の順に、点は私の場合最後にすることが多い、三体字典などよく参考にしますが、省略することも創造のひとつと考えます。 桑という字はひらがなの「み」とカタカナの「ホ」に省略しています。三体字典を参考にしますが、省略方法も創作ひとつと考えます、

画数の多い古文書などの書簡を見ると、早く書くと言うことも理由でしょうが、行・草書体で書かれています、欧文をみているようですが、1字1字読み取るというより全体の印象で感じ取るような心の動きまで伝ってきます。その微妙な左右・上下の立体的な動きの筆跡の変化は筆ならではの直線を主体にした英文などと違い、日本・中国だけのものです。特にかな文字を使う表音文字・表意文字を使う感じは日本独自の文化だと思われます、湿度と紙の関係でしょうが、江戸時代の書体御家流は欧州中国などに比べ寺子屋で学ぶ子供たちは多かったとも言われ、訪れたヨーロッパ人は侵略をためらったとも言われている。水・米の食糧の安定した国であつたように思う、代官所幕府には専門の代書家がいたようで庄屋さんが書いた文字より完成度が高い。上記写真はケーナ練習のため普通の楽譜は老眼で見ずらいので楽譜として作りました。

「1本の線」最初の打ち込みと最後のハネ・止めは大事にしたい、剣道・空手試合、相撲など立会いが重要で、囲碁・将棋は最期の詰めが大事なように、強く・太く・強調しています。省略された線、楷書体が必要であればフォントを使えばいいわけで、古来楷書体は草・行書体より後につくられたようです。「1本の線」は面白い、目立つことは広告の中で重要なエレメントです。究極の「1本の線」は花押でしょう、古文書等の末尾に見られる判のような文字、徳川家康など有名でよく書き込まれた筆跡は誌面全体がまとまり気持ちがいい、絵画で言うピカソのサインであつたり有名人のサイン・シグネーチャーと同じである。中国が始まりのようですが、印鑑の代わりとして又権力の証として武家・公家・禅僧・茶人・俳人・など、名前を基本にしたものから伊達政宗のように鳥をモチーフに図案化したもの、現代の会社マーク・製品ロゴと同じと言えます。写真、文章、製品にロゴがはいつていることの重み・格調はクレジットとしても意味が深いといえます。ここでも共通するのは1本の線の流れの中にあり円が強調されています、今の政治家にも公式文書などに本人の花押を使っていますその花押を意識して制作しています。

 

        

 

 


伊豆 アート・「モリアオガエル」写真集 天然記念物として伊豆地方に生息する.

2014-11-03 13:43:34 | デザイン書道

伊豆 アート・「モリアオガエル」写真集 天然記念物として伊豆地方に生息する、広告などにも利用できるようオシャレな写真!

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天然記念物でもあるモリアオガエルのポストカードを作りました。2年程、産卵から飼つていました、小昆虫や蜘蛛が主食で携帯用の掃除機で蜘蛛を捕るのが毎日の日課でした。観る角度で様々な表情を見せる、怪獣のようでもあり木と木飛ぶためか環境に適応した手足は長くアスリート・イアンソープのようにも見える。黒い斑点が伊豆半島に生息するモリアオガエルが特徴で天然記念物に指定されるとその場所も天然記念物になるそうです。天城高原八丁池は昭和天皇も訪れていてモリアオガエルの産卵場所として有名。木の上で生活し森を移動し、池の中で活動する蛙と違い天敵は少なく、きれいな形と色をしている不思議なカエル、産卵期になるとメスを誘う野太い声が夜になると聞こえてくる、梅雨のこの時期に限って地上へ姿を現し、人の気配があるとところはいやがり清らかな池の木のうえに白い塊の卵を生み、雨の雫と同時にふ化しオタマジャクシが雨に流れ池に落ちる、生まれたばかりの天敵はイモリ、ほとんどが食べれれてしまうそうで時々毒蛇ヤマカガシが白い卵塊の中にいることがある。小さくても上へ上へ行こうとする樹上生活者・モリアオガエル、木から木へと森を移動する不思議なカエル、その生態は良く解かつていない。遺伝子がそうさせるのでしょう、今にもムササビのように大空を飛びそうな構えである。東南アジアの蛇はSの字の姿で木から木へと飛ぶそうだ.