【土佐魂】 澤田誠志の ”人生キチキチ”

      ~馴れず焦らず怠らず人生戯れの如く~

感慨深い「縁」

2013年08月26日 | ◆人生キチキチ

※これから話す事は、微妙な記憶をたどりつつなので、ご了承ください・・・。。。

 

 

昔、土佐清水市内の小高い丘の上あたりに体育館があった。

その裏には、その上にあったホテルに続く階段というか、石段があった。

(ホテルの名前も忘れたが・・・足摺ホテルだったかなぁ??)

 

俺が中学か?高校1年か?・・・そのあたりだったと思う

ある時、その体育館に有名歌手がショーで来たのだ

・・・行きましたよ

清水に有名人が来るなんて、めったにない事なもんで・・・

テレビの世界だけの人だと思ってたもんで・・・

有名人はトイレも行かないとマジに思ってた時代です

 

もう~行かずにはいられなかった事を覚えてます

 

 

そして、ショーが始まり、俺はスッカリ興奮状態です

そして行動に出ました

客席下手前に素早く回り込み、必死で手を伸ばし握手を求めた

 

・・・してくれません

 

今度はその歌手が上手に移動しました

 

俺も手を伸ばしたまんまステージの下を一緒に移動します

 

だが・・・

 

握手はしてくれなかった・・・

 

     「ちぇ!なんながぞ偉そうに

 

と、そう思ってると曲がエンディングに入った。

その瞬間だった。

その女性歌手は俺の方にやってきて、自分の手を差し伸ばしてきて、握手をしてくれたのだ

 

     「な~に! えい人やいか!!」

 

単純にも程があるほど単純な俺だった

他の事は定かでないが、その握手の感触は今でもハッキリと覚えている

メッチャ小さくて、ツルッツルで、柔らかくて・・・・そして・・・

俺のしつこさに負けたような表情を

 

 

 

月日は流れ、高校2年の春休み・・・

俺は高知県下の数々の「のど自慢大会」に出ていた事もあり、ある時、東京からスカウトの人がやってきて

東京の大物先生宅に歌のレッスンをしに行かないか?と、いう事で東京に連れて行かれた。

場所は・・・

確か、世田谷だったと思うが??・・・定かでない

大きな一軒家の一室に通された俺は、ドアを開けてビックリ仰天した

デビュー間もない「夜の訪問者」の、あの歌手が居たのだ

そして、なんと・・・清水に来たあの女性歌手もさっきまで居たというのだ

  (実は、清水に来た女性歌手はこの先生が師匠なのだ。この部屋にいた女性歌手もだ。))

あぁ~何というニアミス

     ※ちなみにこの時、先生の生ピアノでレッスンを受けた曲は、「噂の女」と・・・後2曲は忘れました 

 

 

 

またまた月日は流れ・・・

歌の世界を辞め、俺は役者の道を歩み始めた矢先の事だ

ある人からの紹介で、俺は1人の男性と知り合った。

その男性の紹介で、お昼の長寿番組のプロデューサーも紹介してくれたり

役者だけに留まらず、何でもした方がいい!! と、いうアドバイスも貰った。

が、よくよく話を聞いて驚いた

なななんとその男性は・・・

あの清水にやってきた女性歌手の事務所の社長だったのだ

いや~!俺は「縁」を強く感じたなぁ・・・

     「せめて何かお手伝いをさせてください

 

と、懇願し出来る限りのお手伝いをさせて貰ったのを覚えている。

勿論、本人にも会ってる。

だが、ここの事務所には所属せず、俺は芝居1本の道を選んだ。

(意地は時として命取りになる・・・・・

 

 

27歳の夏の事でした・・・。。。

 懐かしい話です・・・。。。

詳しく話すともっと長くなるんですが、こんなもんでいいでしょう・・・・・

 

 

それ以来、その女性歌手とは会っていません。

 

って、言うか・・・

 

もう会えなくなりました。。。

 

 

切ない限りです。。。

 

 

 

俺が、高校の時にレッスンに行った世田谷の先生の名前は・・・・・「石坂まさお」先生。 (2013、3,9 永眠)

 

 

清水に歌のショーで来て、俺が握手を求めた女性歌手は・・・・・「藤 圭子」さん。 (2013、8、22 永眠)

 

 

 

お二人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。     合掌

 

 

                                    澤田 誠志

 

 

 


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ( )
2013-08-27 00:30:34
藤圭子さん残念です。
それはさておきスカウトされてたなんて知らなかった(*^ー^)ノ♪
返信する
赤い糸 (菜月)
2013-08-27 08:24:30
男女の恋愛だけでなく、「運命の赤い糸」は存在するのだと思いました。
離れたと思っても、また引き寄せられる…。
お二人のご逝去によって切れてしまったように見える赤い糸は、
澤田さんが思い出されるたびに再生するのでしょうね。
「縁」の不思議と暖かさを感じさせていただきました。
返信する
感慨深い「縁」 (Mシュン)
2013-08-27 10:07:10
人生何が縁で出会うことができるかわからないもんですね
 小生とまいど殿との出会いも何かの「縁」賀茂かもしれないですね
 初めてまいど殿に会った時、何か持ってるなと思ったけどやはり持ってましたね
返信する
まいど! (sawada)
2013-08-27 17:11:28
たぶん・・・(海)さん
スカウト・・・
知りませんでしたか・・・
実はそうだったんですよ




菜月さん
ありがとうございます
大切なものを隙間に埋める事が出来たような感じです。
慣れちゃダメですね




Mシュン
出会いは必然って事ですね
決して偶然ではなく・・・。。。

「縁」とは繋がっているものなんですね。
「円」・・・「○」・・・一人ではないんですね
返信する

コメントを投稿