酒が好き・・・
異性も好き・・・
金使いも激しい・・・
家にも帰らない・・・
そんな親父をもった息子から、この前相談を受けた。
店が終わった朝方7時過ぎ・・・
近所の飲み屋で話を聞いた。
「俺はあんな親父にだけは絶対にならない
キャバクラでは10万円以上も使うし・・・バカでしょ」
そう強く心に決めてる生真面目な息子は、続けてこう言った・・・
「でも、俺も女は好きだし・・・ちょっとその辺が気になってるんですよねぇ・・・」
俺は言った・・・
「大丈夫だよ もしそうでもそれはお前が悪い訳じゃないから。
悪いのはお前の中に流れてる「血」だから・・・DNAだから」
息子は言った・・・
「そうですよねぇ」
俺は、以外にあっさりと納得した屈託のない満面の笑みが気に入らず息子に言った。
「でもな・・・人は「血」とは思わないぞ。 やってんのは「お前」だからな」
息子は言った・・・
「そうですよねぇ・・・どうすればいいんですかねぇ??」
俺は言った・・・
「知らんわ 自分で考えろ」
すっかり日も上がった頃、俺たちは店を出た。
息子 「今日はありがとございました」
俺 「おぉ~んじゃな・・・・・あれ? お前どこ行くんだよ??」
息子は、家とは違う方向に行ったのだ・・・
息子 「えぇちょっと朝キャバへ・・・」
俺 「やっぱお前ら一緒じゃ~~~」
俺は、無駄な時間を過ごした事に後悔しながら・・・
疲れ切った身体を引きずって岐路についた・・・・・
ほいたら