9/28から始まった、タカダスマイル「また明日。関東ツアー」ようやく本日のライブで折り返しといった所。
東京は苦手意識(場所や人ではないですよ)があり、あまり通えてない街のひとつ。
人の多さはコロナの影響もあってかそんなに気にはならないが、とにかく駅が複雑だ。
乗り換え一つ、あれ?あれ?えー?あれ?の連続だ。もちろん乗り換えナビで完全に調べている。例えば三鷹行の快速に乗りたいとしよう、三鷹行がとこ方面にやってくるか分からないのだ。この場所から見て千葉行方面のホームなの?所沢なの?一体何なの?(笑)といった状況であたふたしている。
ギターを背負い、重い荷物も引きずっているし(計30キロから40キロ)終電ギリギリなんかで走れはしない。終電の3本くらい前を調べで動く。初日にそれでもやってしまったのだ。
四谷で乗り換えなければならないのを国会議事堂前まで行ってしまった。「ヤバい!どう軌道修正しようか?」ここは関西のローカル電車のように、すぐに反対側のホームに行けない。
そう、行けないのだよ。
○○線方面、○○方面と立ちはだかるエスカレーター、階段の波。
俺はただ反対行の電車に乗りたいだけなんだっ!四谷に俺を帰してくれ!
まぁとにかく何度も駅の中を往復して、やっと宿のある街に帰れた。
そして、遅い夕食を駅前の富士そばで食べた。おっちゃんの注文を繰り返す声がとても優しかった。
きっとこんな風景をフォークシンガーなら歌にするのだろう。俺もしてみよう。
フォークシンガーではないし、ロックンローラーでもパンクスでもない、ただの「歌うおじさん※初老」として歌にしてみよう。
----電車に乗ると眠くなるのはなぜなんだろう。心地よい揺れが母体の中の羊水に浸かっていた記憶を思い出させるのだろうか?とにかく眠くなる。ちなみに俺はどこでも1分もあれば寝てしまうので「のび太くん」と呼ばれていた事がある。----
何かずっとあたふたあたふたしなくてはならない街、東京。それが苦手意識を高めていくのだと思う。ずっとタクシー移動だったらきっと楽しい街だ。もうビッグマネー掴むしかねぇ!
皆、東京にやって来てビッグマネー掴みたいのは、この交通移動が嫌だからなんだなと納得した。
初日に歌わせて貰った、新高円寺の PUNK CATSはずっと日本のパンクロックが流れるステキなお店だ。こんな店はなかなか無いのではないかな?
文章を書く事でも色々とお世話になっている音楽ライターの本田隆さんも遊びに来てくれた。
必要以上にトーンを落として、強弱をつけて、キチンと声が届くように歌った。
コロナで中止になったイベントのリベンジをしたかったので、歌いに行けた事でひとつホッとした。
友達に借りっぱなしになってた千円札を返せたような気分だった。
そして昨夜は久米川の太陽と月灯り。
マスターのyajiくんが「唐揚げ屋です」と宣言する通りとにかく美味い!ライブバーで食う唐揚げじゃない。唐揚げラバーの俺としては最高の店だ。共演の槙氏ちゃんも大の唐揚げラバーらしく(唐揚げが)好き過ぎて、唐揚げ屋でバイトしていたらしいし、ローソンのからあげくんも50種は食べたと言ってた。
からあげの女王と名乗った方が良いと思ったのはここだけの話だ。※この日の共演に「高円寺の女王」と呼ばれる、のうじょうりえさんが居たのでね。
ライブは前日とは方向を変えて、ガツンと行く感じにした。キチンと(中年男性の)お客さんに通じたみたいで良かった。
こうやってタカダスマイルの歌を待つ人が東京に少しづつ増えたら良いなと思う。
そして今日は千葉は新松戸のFIREBIRDで歌わせて頂く。
こちらのお店もフードイベントもやるし、フードが有名なお店。明日の茨城は土浦のLEO'S LIVE BARもめちゃくちゃフードが美味い!メニューも独特で、これまたライブバーで出す料理か?と思う。
全国を旅して回るようになって、とにかくフード自慢のお店が増えたように思う。
確かに昔のライブハウスのフードなんて冷凍食品がメインでまぁ食えたら良いかってレベルだった。
それが「自家製のタレ」「仕込みは前日から」「取り寄せた食材」なんて感じになっている。
是非、お気に入りのフードも見つけてライブに来てほしいなと思う。
今はドトールコーヒーで宿のチェックアウトから昼飯、新松戸へ移動までの、持て余した時間でこのブログを書いている。
ツアーの折り返し、良い夜でありますように。