お月さま

中秋の名月である。
いつから月をロマンチックに思うようになったのだろうか。
昔、子供の頃から夜が好きだった。
静かになった町内を自分の部屋から、眺めていた。
初めての失恋で、タバコの煙を空に吐き出したのもよく覚えている。
ある漫画のセリフにあった「夜は全てを隠して、平等に抱きしめてくれる」を思い出したりもする。
似たような事をヒロトも言っていたような。
月に思いを馳せてしまうのは、多分月から人がやって来たから、なんてセリフもあったし、夏目漱石のI LOVE YOU和訳が「月が綺麗ですね」だったりと、本当に月は人をロマンチストにさせる。

お月さま。
この言葉に胸を撃ち抜かれたのは、この曲だ。

http://youtu.be/-FzYxaFp4Es

こんな事を考えてしまうのも、月の仕業かもしれないな。
などとまた恥ずかしい事を考えたりする。