褒められたくて。
確か、高倉健の自伝がこんなタイトルだったと思う。
親父は大層な高倉健イズムを貫いた人だったから、この本も家にある。
なんで音楽をやめないのかなぁと不思議に思う事が度々ある。
もういいかぁと何度もため息をつく。
でも続けている。
僕は家族の愛は充分に受けて育ったと思う。でも、コンプレックスの塊のような思春期を過ごした。
家でアニメとや漫画、本に囲まれて、とてもじゃないがロックなんぞ恐れ多くて。
とにかく、自分を醜いつまらない男だと、思い込んでいたから、女の子と話す事など夢のような話だった。
未だに、女性への態度が極端なのは、このせいではないかと睨んでいる。
極端に馴れ馴れしいか、拒絶しか無い。
全く損をする性格だ。
そんな僕が始めて、褒められたのはバンドだった。
ただのコピーバンドだったが、ステージに立ち、全く知らない学校の女の子から褒められた時は、俺は才能があるんじゃないか?とひどい勘違いをしたものだ。
とても嬉しく、自分の存在価値はここだぁ‼とコスモ(小宇宙)が弾けた。
それからずっと、褒められる度に嬉しくなってやめられない。
他に褒められる事が無いから。
もし、僕に運動神経とカッコイイルックスと財力があったら音楽なんてやってないだろうなぁと思う。
誰も居ないライブハウス、それでも僕は歌ってしまう。
誰にも届かない歌を一生懸命歌う。
あの日僕の歌を褒めてくれた女の子を思い出して。
確か、高倉健の自伝がこんなタイトルだったと思う。
親父は大層な高倉健イズムを貫いた人だったから、この本も家にある。
なんで音楽をやめないのかなぁと不思議に思う事が度々ある。
もういいかぁと何度もため息をつく。
でも続けている。
僕は家族の愛は充分に受けて育ったと思う。でも、コンプレックスの塊のような思春期を過ごした。
家でアニメとや漫画、本に囲まれて、とてもじゃないがロックなんぞ恐れ多くて。
とにかく、自分を醜いつまらない男だと、思い込んでいたから、女の子と話す事など夢のような話だった。
未だに、女性への態度が極端なのは、このせいではないかと睨んでいる。
極端に馴れ馴れしいか、拒絶しか無い。
全く損をする性格だ。
そんな僕が始めて、褒められたのはバンドだった。
ただのコピーバンドだったが、ステージに立ち、全く知らない学校の女の子から褒められた時は、俺は才能があるんじゃないか?とひどい勘違いをしたものだ。
とても嬉しく、自分の存在価値はここだぁ‼とコスモ(小宇宙)が弾けた。
それからずっと、褒められる度に嬉しくなってやめられない。
他に褒められる事が無いから。
もし、僕に運動神経とカッコイイルックスと財力があったら音楽なんてやってないだろうなぁと思う。
誰も居ないライブハウス、それでも僕は歌ってしまう。
誰にも届かない歌を一生懸命歌う。
あの日僕の歌を褒めてくれた女の子を思い出して。