うすい味の焼飯

今日は昼食に母の作った、とてもうすい味の焼飯を食べた。
自覚はしてるから、いつも醤油が一緒に出てきて、それで僕は味を調節する。
僕は昔、そうとても昔、この焼飯が出てくるとゲンナリしたものだ。
最近は好物の一つなんだから不思議なもんだ。
料理が嫌いな母の作る、衣がベタっとした天ぷらも、脂身を極端に減らしたトンカツも大好物だ。
コンビニ弁当が続くと、お腹をこわす僕だが、母の料理でお腹をこわした事がない。

料理オンチの僕の最高のグルメはやはり家庭の味なんだな。
鱶鰭スープも最高級の神戸牛もやっぱりお腹をこわした。

それはロックンロールやパンクロックや日本のフォークソングも同じ事で。
今でも大好きなんだ。

ポストロックも音響系もテクノもプログレもやはりお腹をこわすように、うんうん唸って、ポイっと捨ててしまった。

昨日からTHE MODSを店でずっと聴いていたけど、TWO PUNKSで一緒に歌ってしまった。

セブンイレブンですれちがった金髪の女の子にムラムラしたり、歳の離れた女の子に「頑張れー」とおにぎりを貰ってじんわりしたり。
「私が握ったわけちゃうで」と何度も言う姿がとても可愛かったな。
そのおにぎりは全く味がついてなかったけど、とても美味しかった。
そんなもんだろう。

とても忙しく、疲れた夜だったけど、何かとても幸せ。

この間、しゃぶしゃぶするから家来てって言われた事も思い出した。
こんな風に誘われた事あんま無いな。
多分、あまり好かれてないんだろうな。
顔に出さないようにしながら、とても喜んでいたんだよ。
友達いないんだよーと二人きりの時に俺に言った人気者の彼もこんな気持ちなのかな。

戦争したい人の気持ちが全くわからないね。
世の中はほんの少しの事でとてもロマンチックだし、素敵じゃないか。

と生意気に思う。