えーあらい

昨日今日の出来事や感想

御先祖様万歳

2019-06-13 16:19:58 | 文庫本
御先祖様万歳
  小松左京短編集の古本(文庫本)を買って初めから読んで居ましたが、文字が小さい(2.5mm×2.5mm)ので暗いところでは読めず(現代の文庫本の文字は3mm×3mm)、場所を選ばねば読めないから持ち歩いて読むのを中止して次の本を読み始めました。
  次の本は「オリジン」、あの「ダ・ヴィンチ・コード」から始まり、一躍ベストセラー入りした代表作で、宗教象徴学者ロバート・ラングドンを主人公に描く長篇推理小説のラングドンシリーズは「天使と悪魔」「ロスト・シンボル」「インフェルノ」に続くのがこの「オリジン」で5作目に当たります。前編中編後編の3冊で、今前編を読み始めたばかりですから、読み終わるのには時間が掛かりそうです。読み終わったら、また、このオリジンの読評を書きましょう。・・・と、話が横道に逸れてしまいました。
  それで止まっていた小松左京短編集ですが、パソコンのし過ぎと丸1日パソコンに触らない日を設けたので家でなら読めると、この短編集を引っ張り出し、一番最後に載っている「御先祖様万歳」を読みました。途中の短編は改めて読む事にして。
  この御先祖様万歳は、実家に帰ったぐーたら息子(今様の引きこもり)が、おばアさんの持っている裏山に登って、途中の洞窟に入り、向こう側へ抜けたら、100年前の実家の裏山に出た。いわゆるタイムトンネルもので、ずばりトンネルを抜けたら雪国ならぬ100年前の実家だった。そこには御先祖様が居て、話は段々ややこしくなって、小松左京さん一流の講釈が這入って話が長くなる。そして行き来している内に100年前の実家の若い女中と仲良くなって、ひょっとしてその娘が産んだ子が実家の養子になっているから、その人が私の祖父になるのだが、その娘が産んだ子が私の子であったとしたら、私は私の子の孫になる、ややこしい話も混じっている。事の起こりは御先祖様が写っている写真の後ろの裏山のトンネルから出て来る新幹線が写っていた事から始まる。いやー面白かった。


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