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【加古爺のつれづれ一行詩集 第16回】

2022-11-12 11:50:17 | 日記

今年、10月15日の母の死。これまで私は、娘と父を含め、三人の家族を見送りました。中でも、1990年7月7日に

4歳7か月で亡くなった娘の死は、私にとって人生観を変えてしまうほどの大きな、大きなショックでした。

今年の7月に三十三回忌を済ませましたが、幾ら年月が過ぎようとも、親としての気持ちが癒されることはありません。

暫く、私の趣味である仏像彫刻のお話をブログに載せたいと思っていますが、私をこの趣味に導いたきっかけは、勿論、こ

の娘の死にほかなりません。

娘の弔いのため、いつかは仏像を彫ってやりたい。こんな思いを実現できたのは現役を退いてからでした。

仏像彫刻は平彫りから始まります。写真は阿弥陀如来のお顔ですが、これを彫りながら、彫刻刀の使い方を練習します。

2015年7月拝刀。私の最初の作品になります。

彫刻刀の使い方を覚えたところで、小物の作品に取り組みます。写真の左側から右へと制作が続きますが、大きさは高さ

3寸3分~四寸(10~15cm)ほどです。三体とも、「童(わらべ)地蔵」ですが、仏像彫刻がなぜ地蔵から始まる

のかには理由があります。頭は坊主で、衣の襞も簡単な造りであり、左、二体の例は、手が出ていないので、造作がし易

いからです。一番右は、背中も含め、衣の襞が複雑になることに加え、手を出すのと衣のたもとの削り込みがあり、他の

二体よりは少々高度になります。

 

〇 ようやっと 出来はともかく 南無阿弥陀仏

〇 吾子の顔 地蔵に似せよと 拝刀す 

〇 削り過ぎ 角度が違うと 地蔵尊 童(わらべ)の遊びと お許したもれ  

〇 まだ焼けぬ 吾子の描(か)きたる 絵の多き

〇 漬物を 「けつもん」と言いし 我が子かな 

                                    ではまた次回に。        合掌


【加古爺のつれづれ一行詩集 第15回】

2022-11-10 09:24:58 | 日記

いい天気が続きますね。おかげで畑仕事がはかどります。

白菜の葉が防虫ネットのトンネルに当たってきたので、キャベツの分も含め、昨日撤去しました。

畝作りの際に肥料をやり過ぎたのでしょうか?かなり、ばかでかいものになっています。

妻いわく、「お父さんの作る白菜は固い。肥料のやり過ぎよ。いくら言っても聞いてくれないんだから。」

(心の中のひとり言:うるさいなあ。野菜作りのポイントは、先ず土作りからなんだ。)

防虫ネットを取り除いた途端、一体、どこからやって来るのか?

白いモンシロチョウが数匹、卵を産み付けようと、白菜とキャベツのまわりを飛び交い始めました。

〇 蝶々ひらひら 菜っ葉に とまる

 

我が家の菜園は無農薬が原則ですので、毎年、多かれ少なかれ、蝶々が産み付けた卵から孵った青虫の餌に

なるのが必定のこととなっています。

白菜を使った料理の下ごしらえをしていた妻が、「お父さん、青虫!早く、早く・・・。」と叫ぶ光景。

こんな場面は珍しくはありません。青虫の他にも、かたつむりやバッタ。時にはアマガエルが出てきたこと

もあります。

菜園で作る野菜の中に色んな生き物が住んでいるということは、それだけ、我が家の野菜が安全であるとい

う証拠なのです。

今日もいい天気で、見上げると太陽の光が眩しいくらいです。

〇 柿の木に 取り残したる 実のひとつ

〇 レモンの木に レモンの実ひとつ

 

明日は11月11日(金)、亡き母の四七日法要の日です。          ではまた。       合掌


【加古爺のつれづれ一行詩集 第14回】

2022-11-08 14:57:19 | 日記

昨日は立冬でしたが、暖かい一日でした。唐突に思いつき、家内とふたり、もみじ狩りに出かけました。

行先は、車で一時間半ほどの西国三十三観音霊場中興之祖 花山法皇の菩提寺、真言宗の「東光山 花山院菩提寺」。

御本尊は「薬師瑠璃光如来」「十一面観音と花山法皇」だそうです。

〇 巡礼も バスで来たるや 装束揃え

 

紅葉(こうよう)の真っ盛りには少し早かったのですが、それはそれなりに風情を感じる景色でした。

〇 もみじ葉に 囲まれて建つ 御堂かな

 

〇 銀杏堂々 さわやかな 秋空を突きて立つ

 

〇 鯉二匹 もみじを愛でて 紅くなり

 

〇 坊さんも 遊びたるや 枯山水

 

〇 立冬の 紅葉(こうよう)眺むる 地蔵尊

 

〇 寒椿 紅葉(こうよう)の中に そっと咲き

 

いい天気に恵まれ、最高のもみじ狩りを楽しむことが出来ました。

昼食は下調べをしておいた郷土肉料理「やりばんが」にお邪魔し、「やりばんがジビエ御膳」を頂きました。

猪、鹿、鴨など、高タンパクで低カロリーなジビエ料理に舌鼓を打ちましたが、締めに出てきた地鶏の炊き

込みご飯(釜飯)も絶品でした。

最期に”落ち”です。

ブログに料理の写真を載せるつもりが、気が付いた時には後の祭り。すっかり胃の中に納まった後でした(笑)。

胃袋から取り出す訳にもいかず、雑誌に掲載されていた郷土肉料理「やりばんが」の紹介記事の中から

写真をお借りしました。

ちなみに、お店の名前にある「やりばんが」の由来を尋ねたところ・・・。

反対に読んでみて下さいとのこと。「う~ん、なるほど。」

                               ではまた。        合掌

 

 

 

 

 


【加古爺のつれづれ一行詩集 第13回】

2022-11-04 08:14:16 | 日記

昨日、玉葱の苗、晩生(ケル玉)360本を植え付けました。

気温は暑いぐらいで、作業服を一枚脱ぎました。我が家の菜園では、秋・冬野菜が順調に育っています。

先ずは、レタス類。手前が結球レタス、奥の方はリーフレタスです。

中央の畝に、手前からほうれん草、水菜、チンゲン菜が育っています。

支柱の立っている畝の左側はカリフラワーとロマネスコ。右側はブロッコリーです。

キャベツ(左側)、白菜(右側)も順調です。そろそろ、虫除けのトンネル覆いを撤去してやらないといけない

時期です。

種を撒くのが遅かったので、まだ小さいですが、左側は人参、右側は大根です。

運動とレクリエーション活動とを兼ねて野良作業に勤しんでいますが、野菜ができるのは、どれもこれも一時(いっとき)。

妻との二人暮らしでは、とても食べきれません。大阪に住んでいる息子と娘家族、妻の実家、友だち等におすそ分けをして

も、まだ余るぐらいです。そろそろ、作業が体にきつくなってきましたが、もうしばらくは頑張ろうと思っています。

今日は、亡き母の三七日法要です。十時からお寺さんを迎えて、お勤めが始まります。

・あんなに小さな種が 土を割って 芽を出してくる

・まだかいな 人参の芽が出ぬ 秋の暮れ

・蟋蟀が死んでいる 植木鉢の底

                                   ではまた。          合掌

 


【加古爺のつれづれ一行詩集 第12回】

2022-11-01 17:06:28 | 日記

霜月初日は雨となりましたが、昨日はいい天気だったので、車で40分ほどの海浜公園に行ってきました。

母との同居が始まって以来、ほぼ四年ぶりの喫茶店でのモーニングを食べ、散歩にと洒落込みました。

人手はあまりなく、散歩を楽しむ同年配の人や、釣りを楽しむ人達がそこかしこに見られるだけでした。

散歩の途中、こんなものを見つけました。「恋人たちの鐘」だそうで、恋人同士が別れないように鍵をぶら下げ、永遠の愛を誓って

鐘を鳴らすのだそうです。我々夫婦も、熟年離婚のないように鐘を鳴らしました(笑)。

季節は移ろい、朝夕は肌寒く、昼間でも日陰に入ると少し寒さを覚える季節になりましたが、松林の地面に西洋タンポポが咲いている

のを見つけ、何かしら癒された気持ちになりました。ここ半月、色んなことがあり、慌ただしく毎日が過ぎて行きましたから・・・。

・連れ合いと 悲喜こもごもで 四十と四年

・ケーキと寿司 一緒くたの 「結婚記念日」と「敬老の日」

・草刈り終えし地面に烏二羽 何をか啄ばむ

・気持ちの良い天気に 白き蝶舞う

・傍目には暇そうに思えども あれやこれやと追われる一日

                                            ではまた。    合掌