○ダーティディーゼル
独の車メーカーがクリーンディーゼルなどと検査値をごまかしていた問題が発覚した。その折に車の評論家が「独メーカーによって評論家が買収されている」と暴露した。異様にVWを持ち上げて、提灯評論に踊らされた関係からか、日本市場で一定の市場占有率を誇っている。
日本に居住して日本車以外の選択肢は保守や補修部品調達の効率を考えると、全くあり得ない。もっとも、今どきはほとんど人が自分で保守しないので、あまり気にしていないのかもしれない。なぜか日本人は車となると、節約志向が薄い傾向にある。車こそ節約する余地が数多ある。
○長岡鉄男先生はかく抗った
この海外メーカーによる雑誌評論買収問題は古くからあり、長岡鉄男先生は日本メーカーの良品評価に拘った。長岡氏が存在しなければ、もっと早くに海外メーカーに日本市場が食われていた可能性が高い。
そういう経緯もあって、OPPOが出てきたときに私はかなり警戒した。OPPO Digitalこそ登記はアメリカだが、OPPO本体は中国メーカーである。
高い性能を誇る製品を生み出したOPPO Digitalが事実上生産停止に追い込まれたのは痛ましい。
むしろ、今どきはスマートフォンも含めて中国メーカーの方が信頼に値する時代となった。
○B&W漬け問題
なぜか、日本の高級スピーカー市場ではB&Wが売れている。オーディオ・ホームシアター雑誌がB&Wをよく取り上げているというのもあるだろう。
かつては私もオーディオ誌やAV雑誌を買っていた。そこでB&Wの記事をよく見た記憶がある。紹介記事に銭が出ていないとも思えない。
雑誌記事の評価を元に製品を選択すると、碌なことにならないことが分かって、現在では雑誌は一切買っていない。
ネットを隅から隅まで読み、試聴会での視聴や、現実での他者の意見も踏まえて、総合的に判断するようにしている。
私は雑誌記事については基本的に信用していない。
以前、B&Wは802Dというモデルを聞いたが、ブーミーな低音が垂れ流す機種であり、まったく所有欲が沸かない代物だった。
制動力が強いユニットを使ったスピーカーはウーハーの立ち上がりと立ち下がり?が早いので、低音の量感が出づらい。しかし、現実の低音は「早い」のである。
制動力が低いユニットだと立ち下がりが遅く「でろ~ん」とした低音となり量感につながる。
戦後の食糧難の時代ではあるまいし、質より量という時代は終わってしかるべきである。
B&WをTADとかFOSTEXの同格のスピーカーと比較視聴したら良い。はたまた、バックロードホーンや共鳴管のスピーカーと比較したら良い。
しかし、比較視聴してもB&Wに軍配が上がるだろう。原音とは似ても似つかない低音だが、量感が感じられる方が良い、と多くの人は判断する。
B&Wは意匠の問題もあるだろう。インパクトのあるデザインは室内インテリアとして映える。大枚叩いて部屋に置くにはデザインは重要だ。
だが、デザインが音を奏でるわけでもない。マニアは原音再生を求道すべきであり、見た目は二の次三の次であるべきなのである。
笑えないのは、ほぼすべての日本メーカーがB&Wをメインの試聴室で使っている。他のスピーカーも使うそうだが、基本はB&Wなのである。横並び一線でB&Wなのである。まぁ、日本らしいといえば日本らしい。
○激甘ナンのカレー屋さん
地元ふじみ野には2件のインドカレー屋さんがあった。
1店はスリランカ人女性が運営していたが、後に本職?の方が料理人に就任し、都内の本格派インドカレー屋と伍していけるほどの味だった。
もう1店は駅から比較的近く、大通りに面していて知名度も高かった。さぞかし美味しいのかと思って食べに行ったら、椅子から飛び上がるほどナンが甘かった。尋常ではない甘さである。砂糖を大量に投入していると思われる。私は日頃砂糖を避けている。それでももったいないから全部食べたら、気持ち悪くなった。
「2度と来るか!アホ~」と思ったが口には出さなかった。しかし、平日の夕方なのに、お客は次から次へとやってくる。テイクアウトのお客もやってくる。
結局、良心的なインドカレー屋は閉店してしまい、激甘ナンのインドカレー屋は繁盛しているのである。
あ~、これだわ、この現象がホームシアター界でも起きてるんだわ~。って私は思っている。
価格.comに投稿されているユーザーのホームシアターの予算割りがイカれているのである。B&Wのスピーカーに予算が食われてしまい、他の機材の予算が圧迫されている。
国内メーカーでもっと良心的なスピーカーがあるし、自作という方策もある。
○長岡教は現世で救済される唯一の宗教
車の件でのメンテも車検もディーラー丸投げが当たり前!と同じく、スピーカーキャビネットを自作するなどいう思考は、殆どすべての人に存在しない。メーカー様の与え給うた製品を大金叩いて、というかクレジットカード分割払いで購入させて頂く、というのが大前提となっている。
昔はテレビもキットを組み立てる時代があったが、さすがに今どきはプレイヤーもプロジェクターもテレビも自作できない。アンプの自作はあり得るが、かなりの知識と経験が必要である。
スピーカーキャビネットはヤフオクで中古を買うという裏技がある。自作スピーカーも金で買える。しかも、場合によってはかなり廉価に買える。
長岡先生は「音楽ではなくて音を聞く」と言って、バックロードホーンを製作した。私は最初は半信半疑だったが、BHの生音の近い再生音に驚いた。
今では共鳴管1回折返し方のキャビネットもあり、構造が比較的単純でありながら、40-60Hzの低音を出すことができる。
長岡自作スピーカー愛好家は長岡信者と揶揄され、信徒集団総体を長岡教と評されてもいる。
実際には来世は存在しないし、「イマジン」よろしく天国も地獄もない。有るのは現世だけであり、原音再生による陶酔を得るという現世利益を享受できる長岡教こそが、唯一宗教と認知されるべき存在であると言える。
独の車メーカーがクリーンディーゼルなどと検査値をごまかしていた問題が発覚した。その折に車の評論家が「独メーカーによって評論家が買収されている」と暴露した。異様にVWを持ち上げて、提灯評論に踊らされた関係からか、日本市場で一定の市場占有率を誇っている。
日本に居住して日本車以外の選択肢は保守や補修部品調達の効率を考えると、全くあり得ない。もっとも、今どきはほとんど人が自分で保守しないので、あまり気にしていないのかもしれない。なぜか日本人は車となると、節約志向が薄い傾向にある。車こそ節約する余地が数多ある。
○長岡鉄男先生はかく抗った
この海外メーカーによる雑誌評論買収問題は古くからあり、長岡鉄男先生は日本メーカーの良品評価に拘った。長岡氏が存在しなければ、もっと早くに海外メーカーに日本市場が食われていた可能性が高い。
そういう経緯もあって、OPPOが出てきたときに私はかなり警戒した。OPPO Digitalこそ登記はアメリカだが、OPPO本体は中国メーカーである。
高い性能を誇る製品を生み出したOPPO Digitalが事実上生産停止に追い込まれたのは痛ましい。
むしろ、今どきはスマートフォンも含めて中国メーカーの方が信頼に値する時代となった。
○B&W漬け問題
なぜか、日本の高級スピーカー市場ではB&Wが売れている。オーディオ・ホームシアター雑誌がB&Wをよく取り上げているというのもあるだろう。
かつては私もオーディオ誌やAV雑誌を買っていた。そこでB&Wの記事をよく見た記憶がある。紹介記事に銭が出ていないとも思えない。
雑誌記事の評価を元に製品を選択すると、碌なことにならないことが分かって、現在では雑誌は一切買っていない。
ネットを隅から隅まで読み、試聴会での視聴や、現実での他者の意見も踏まえて、総合的に判断するようにしている。
私は雑誌記事については基本的に信用していない。
以前、B&Wは802Dというモデルを聞いたが、ブーミーな低音が垂れ流す機種であり、まったく所有欲が沸かない代物だった。
制動力が強いユニットを使ったスピーカーはウーハーの立ち上がりと立ち下がり?が早いので、低音の量感が出づらい。しかし、現実の低音は「早い」のである。
制動力が低いユニットだと立ち下がりが遅く「でろ~ん」とした低音となり量感につながる。
戦後の食糧難の時代ではあるまいし、質より量という時代は終わってしかるべきである。
B&WをTADとかFOSTEXの同格のスピーカーと比較視聴したら良い。はたまた、バックロードホーンや共鳴管のスピーカーと比較したら良い。
しかし、比較視聴してもB&Wに軍配が上がるだろう。原音とは似ても似つかない低音だが、量感が感じられる方が良い、と多くの人は判断する。
B&Wは意匠の問題もあるだろう。インパクトのあるデザインは室内インテリアとして映える。大枚叩いて部屋に置くにはデザインは重要だ。
だが、デザインが音を奏でるわけでもない。マニアは原音再生を求道すべきであり、見た目は二の次三の次であるべきなのである。
笑えないのは、ほぼすべての日本メーカーがB&Wをメインの試聴室で使っている。他のスピーカーも使うそうだが、基本はB&Wなのである。横並び一線でB&Wなのである。まぁ、日本らしいといえば日本らしい。
○激甘ナンのカレー屋さん
地元ふじみ野には2件のインドカレー屋さんがあった。
1店はスリランカ人女性が運営していたが、後に本職?の方が料理人に就任し、都内の本格派インドカレー屋と伍していけるほどの味だった。
もう1店は駅から比較的近く、大通りに面していて知名度も高かった。さぞかし美味しいのかと思って食べに行ったら、椅子から飛び上がるほどナンが甘かった。尋常ではない甘さである。砂糖を大量に投入していると思われる。私は日頃砂糖を避けている。それでももったいないから全部食べたら、気持ち悪くなった。
「2度と来るか!アホ~」と思ったが口には出さなかった。しかし、平日の夕方なのに、お客は次から次へとやってくる。テイクアウトのお客もやってくる。
結局、良心的なインドカレー屋は閉店してしまい、激甘ナンのインドカレー屋は繁盛しているのである。
あ~、これだわ、この現象がホームシアター界でも起きてるんだわ~。って私は思っている。
価格.comに投稿されているユーザーのホームシアターの予算割りがイカれているのである。B&Wのスピーカーに予算が食われてしまい、他の機材の予算が圧迫されている。
国内メーカーでもっと良心的なスピーカーがあるし、自作という方策もある。
○長岡教は現世で救済される唯一の宗教
車の件でのメンテも車検もディーラー丸投げが当たり前!と同じく、スピーカーキャビネットを自作するなどいう思考は、殆どすべての人に存在しない。メーカー様の与え給うた製品を大金叩いて、というかクレジットカード分割払いで購入させて頂く、というのが大前提となっている。
昔はテレビもキットを組み立てる時代があったが、さすがに今どきはプレイヤーもプロジェクターもテレビも自作できない。アンプの自作はあり得るが、かなりの知識と経験が必要である。
スピーカーキャビネットはヤフオクで中古を買うという裏技がある。自作スピーカーも金で買える。しかも、場合によってはかなり廉価に買える。
長岡先生は「音楽ではなくて音を聞く」と言って、バックロードホーンを製作した。私は最初は半信半疑だったが、BHの生音の近い再生音に驚いた。
今では共鳴管1回折返し方のキャビネットもあり、構造が比較的単純でありながら、40-60Hzの低音を出すことができる。
長岡自作スピーカー愛好家は長岡信者と揶揄され、信徒集団総体を長岡教と評されてもいる。
実際には来世は存在しないし、「イマジン」よろしく天国も地獄もない。有るのは現世だけであり、原音再生による陶酔を得るという現世利益を享受できる長岡教こそが、唯一宗教と認知されるべき存在であると言える。
【国内正規品】Scan-Speak Discovery 10F/8424G00 10cm フルレンジ「8Ω」(ペア) 10F8424G00 | |
Scan-Speak |
JBLを扱うハーマンのほうがはるかに体力があるわけで。
クラシックのモニターとしてリファレンスになったのが強い理由かと。まあB&Wがアビーロードに何を働きかけたのかは調べないとわかりませんが。