経営環境の変化の激しい昨今では、決算書重視の経営スタイルでいいのでしょうか。決算書は、過去の事業活動の成果を表しているもので、将来の業績を保証しているわけではありません。
つまり、今の時代は、過去の延長線上に将来がある時代ではなくなったのです。したがって、社長は市場や競争優位の変化を観察する時間をつくり、社員とのコミュニケーションを図ることが最も大切なことです。
社長は、市場や競争要因の変化を掴む仕組み、そして掴んだ情報を社内に共有化できる仕組み、そして、変化がすでに対応できているものと「対応しなければならないもの」とに区分けをしなければなりません。
これからも生き残る企業になるためには、社長は経営環境の変化をいち早く掴むこと、その変化を社内に浸透させること、変化への対策作りということになります。