SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

小沢健二に見る「悼むココロ」

2004-05-03 04:12:50 | 小沢・小山田
小沢健二から読み取る、死。

誰かを悼む火の 煙る炎 高く高くと
燃え立つ僕はまだ 慈しみの中 ~「旅人たち」

そのまんまか・・・。
あと、これも。

真珠色した雲が散らばってる空に 誰か放した風船が飛んでゆくよ
駅に立つ僕や人ごみの中何人か 見上げては行方を気にしている
~「天使たちのシーン」

他人の死を思うこと、悼むことは、風船の行方を気にすることと似てはいないかなあ。甘いか・・・。





死の隣に座ること

2004-05-03 03:55:39 | 
死のすぐ側にいる人は、強い。
重度の障害を持ったミシェル ペトルチアーニのあのパッションと切ないメロディーは彼にしか出せないものだった。
ビル エヴァンス、彼も度重なる身近な人間の死に傷つき、自身を薬物で追いこむことになってしまったが、晩年の荒々しい演奏のなかに、死の見えている人しか出しえない音があるのだ。
太宰治・・・。自ら死に追いこむことによって現状を打開しようともがいた作家。彼にとって死は「処世術」に過ぎなかったのか?いや・・・

とにかく、彼らには、ホントノコト、が見えていたのだ。