SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

ケーキ!ケーキ!ケーキ!

2004-05-06 01:52:52 | 
自由が丘。
そこは、ケーキの都。
今や日本のパティスリー界の頂点に君臨するモンサンクレールと、元祖モンブランがそびえ、中央にはフランスが誇るダロワイヨが鎮座まします。少し歩くと、甘いかおりの漂う森が見えて来ます。そこを人々はスィ―ツフォレストと呼び慣わしております。
都を中心に点在する諸侯が。尾山台にはカワタ1世のオーボンヴュータン・九品仏にはパーラーローレルが。深沢には、タカギ氏が2店も!
モンサンクレール王ツジグチ2世は近隣にロール屋を六本木にチョコ屋を出店し更なる勢力拡大を図っているご様子。

こんな調子でやると、なつかしの「カノッサの屈辱」のよう。

上野のお山の大将、イナムラどん。銀座には神戸で覇を唱えていたスギノ氏、若手も次々に独立し、群雄割拠の戦国時代ですわ。

パン!

2004-05-06 01:39:35 | 
もういい加減、暗いので、大好きなパン屋紹介!
田園都市線桜新町駅徒歩10分弱 ここにベッカライ ブロートハイムというパン屋さんがある。
ここはパン好きの聖地と呼んでもいいところ。
5月1日にめでたくリニューアルオープン!!してました・・・。最初気付かず、「なんだ休みだったか・・・。」と通り過ぎると、隣に何やら新しげなお店が出来ている。覗いてみれば!!改装の話は聞いていたんだけど。
焼きたてのバゲットにも出会え、大満足でした。とにかくおいしい!クロアソン=クロワッサンもドイツパンも。見た目からもう美しい!かおりも素晴らしい!焼きの入れ方に感服!
近所ではないのが残念でならないが再訪を誓うのであった。

死神は語る

2004-05-06 00:22:26 | 
よくお邪魔する適宜更新さんに触発されて、金子光晴再読。
ぺらぺらとめくる。

「死に対する君の考え方をすてたまえ。君にはじまっているのは生じゃない。死だよ。君が見とめた瞬間、なにごとによらず、それを君は失ったのだ」 (人間の悲劇 No.4)

また、死、だ。
そしたらまたこんな、フリッパーズのフレーズが思い起こされた。

「僕は緩やかに死んでゆく いつも少しづつ死んでゆく
 ひどく穏やかに死んでゆく 僕はやわらかく死んでゆく
 言葉などもうないだろう」 (THE WORLD TOWER)

生と死の表裏。生への執着と死の恐怖。
最近の「死」への思いの原因はこれだ。

帰途、駅前の横断歩道で、気の抜けたサッカーボールを蹴る音。
車が踏んづけたのかと見遣れば、子猫。橙色の薄暗い街灯のもと、子猫は横たわり、車は当たり前のように走り去った。黒い血液がゆっくり流れ出した。妙に存在感のある、温もりの残った血。数秒間の出来事。

また、別の日。朝まで呑んでいて、これは早朝。自転車での帰途。
道端に何かが落ちている。酔眼に飛び込んできたのは、また、猫。
無残に原型をとどめていなかった。散乱した肉隗の鮮やかな桜色。

しばらく放置されたままだったのか、血痕が数ヶ月経った今でも残っている。毎朝、私はこれを見る度、死を思うのだ。決して陰惨で暗い考えではなく。