SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

くじら、ねこ 8

2004-09-08 02:17:48 | くじらねこ
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aaaa,ニぁ、ニィ、ナア。

猫は、夢を見ていたのだろう。

片目をあけ、しばらくじっとしていたが、動き出した。

猫はまた現実を生き始める。

猫は場末の飲み屋街をうろついている。

立ち食い蕎麦屋のおばちゃんには、ミケと呼ばれ、

パチンコ屋のにいちゃんには、エビ、

キャバクラのねえちゃんには、マサトと呼ばれている。

大概は無視して、走り去る。

神社では、目のぎょろりとした男が、一人、ビールを飲んでいた。

つまみを拝借したが、それ以上近づかなかった。

ひどくぎこちない感じの男だった。

猫の空腹は満たされなかった。糧をもとめ、また路地へと入って行っ

た。