SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

LIFE IS A SHOWTIME

2004-10-03 21:13:42 | 小沢・小山田
金木犀が咲いた、咲いた

そしたら、もう、僕は恐いものなんてないのさ

なにがあっても、楽しいし

どんなときでも、自然に笑みがこぼれる

金木犀のかおりが街を包む

時間が、まったり流れる

君と僕に秋が来てるのさ

おいしいモンブランを食べようよ!

取っておきの店で買ってくるよ

ショコラショーを作るよ、ちょっと時間かかるけどね

「LIFE」聴いて待ってて

気が向いたら手伝ってくれてもいいよっ

・・・あ、いいのよ、うそうそ

音、もちょっと大きくして!

あぁ、なつかしいねぇ

8年前の僕らは、胸を痛めて小沢を聴いてたね

爆発する僕らのアムールはうっすらと哀調を帯びたりして・・・

金木犀

なんだかもう、懐かしくて、

もう自分は死んでるんじゃないか

とすら思うよ

「想い」だけが浮遊して

君のことを考えてる

・・・あ、できたよ、特製ショコラショー!

ロイヤルコペンハーゲンのハイハンドルで飲もうねー

おいしいねー

もう何も言うことがないね

あぁ、眠くなってきたよ

じゃあ、少し眠るよ

おやすみ

おやすみ

おやすみ・・・






「SMILE」がついに・・・

2004-10-03 17:32:27 | 
出ました。

37年の沈黙を破って。

「Good Vibrations」で全米№1を獲得後、

発表される予定で製作途中だったこのアルバム。

ブライアンウィルソンの精神破綻(いろいろあったらしいです)のせいで

頓挫してしまった。

その後、この作品は、「Smiley Smile」として陽の目をみるが、収録予定の

曲の寄せ集めのようなものだった・・・。


そして、ついにブライアンが、過去と決着をつけるべく取り組んだ、2004年版

「SMILE」

HMVで、見つけて、何よりもまず、視聴!と思って再生を押す。

ラブリーなジャケを愛でつつ、一曲目を待つ。

「Our Prayer」での37年の歳月の流れのように美しいハーモニーから続く

「Gee」の懐かしい、いかにもビーチボーイズなコーラスワーク

そしてあの「Heros And Villains」のおもちゃ箱から飛び出してくるようなブライアンの声。

申し分ない、傑作だ。

思わず、熱いものが込み上げてきた。

伝説の、とか、歴史的、とかいう評判は大抵、見掛け倒しに終わる。

しかし、これは、本物だ。

ポップミュージックのひとつの到達点がここにある。

早すぎた天才、ブライアンウィルソンは、次にどんな夢をみるのだろうか。


迷子

2004-10-03 16:48:34 | 
子供の頃、お祭りや、雑踏の中で、親を一瞬見失い、

「あれっ?」と思い、きょろきょろ見まわす。

後姿を見つけ、ホッとして、「ねぇねぇ」と服を引っ張る。

振り向いたのは、知らない人だった。

この時の、不安、恥かしさといったら!

照れ隠しのようにそこから逃げ去り、見失った親を探すのだけれども、

動揺のせいで、どんどん離れていっているように感じる。

それでも止められない歩み。

もう、会えないんじゃないかという不安。

喉の奥からこみ上げてくるものを我慢する。

だんだん前がはっきり見えなくなってくる。

立ち尽し、俯く。

どうしようもない不安と悲しみを全身で背負って嗚咽する。


そんなところで、ひょっこり、親が現れる。

「おい、こんなトコにいたのか!

 全く、お前はいつもフラフラしてるから…」



森をさまようように

2004-10-03 16:00:38 | 
本屋、レコ屋だったら、一日中いても、まだ足りない

気持ち悪くなるくらい、どっぷり漬かりたい

でも、本屋はダメかも。

いろいろ読むと、思考が錯乱して、空虚感に襲われる。

その点、音楽は、いい。

最近は、バーコードで読みとって視聴できて、便利。

渋谷タワレコでこれができたら、1週間はかかりそう。

古本屋での偶然の出会い。

ネットショッピングでは味わえない醍醐味。

そういえば、青山ブックセンターが、復活したらしい。

自由が丘は、残念ながらブックファーストになったけど。

支離滅裂の文章になってしまった・・・。







イチローの「感覚」を思う

2004-10-03 09:54:39 | 偏愛
イチローも流石に興奮してた。

でも、またすぐにいつもの冷静なイチローに戻り、打席に立つんだ。

イチローの身体感覚。

しなやかな身体、瞬発力、動体視力、何より、その理想への意志。

ここをこうすると、こうなる。

ここがこうなってるから、こうなる。

ということへの繊細な認識。

波があるのは避けられないが、最短で回避する。


僕は、ミスターの現役を見ることができなかった世代の人間だけど、

今、イチローを目の当たりにできているということは、きっとすごいことなんだ。


イチローは美しい。

野球ってこんなにも美しかったのか。

彼の野球は、彼が私たちに見せてくれているのは、野球というものなのか?

とさえ思う。

新しいものを創ってしまったかのようにも、思う。


僕は人間として、イチローの到達した「感覚」に興味がある。