SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

秋夜寄丘二十二員外

2004-10-11 04:29:17 | 
懐君属秋夜

散歩詠涼天

山空松子落

幽人応未眠


君を懐いて秋夜に属す

散歩して涼天を詠ず

山空しくして松子落つ

幽人応に未だ眠らざるべし


こんな秋の夜は君に逢いたいけど、君はここにいない

ひとり散歩して、薄寒い夜空の下、詩を口ずさむ

山は、松の実が落ちるのが聞えるくらいに静かだよ

こんな夜は君もきっとまだ眠らずにいることだろうね


韋応物さんの詩です。9世紀、唐の人

訳をさらに崩してみました。

なんだか、今でも恋の歌なら通用しそう。

でも、これ、恋の歌じゃないです。

眠らないのは、私だけ。

みんな、寝てますよね。

じゃ、おやすみなさい、仔猫ちゃん!