SMILEY SMILE

たましいを、
下げないように…

ノスタルジー?

2005-03-18 15:07:20 | 
懐かしさ、郷愁という感覚は、

今の自分のこの「生」、だけじゃないと思う。

積み重ねられてきた、人間の人類の「生」

思い出

記憶



言ってみれば何十億年もの前、生物が生まれたときからの記憶に遡る

のかもしれない。




でなければ、

この切なさは、いったいどう説明がつけられるというのだろう。

悲しいときに聴く曲

2005-03-18 04:57:24 | ビルエヴァンス
すぐに思い浮かんだのが、

エヴァンスの

「WHAT KIND OF FOOL AM I?」

(『The Solo Sessions, Vol. 1・2』または、

 『The Complete Riverside Recordings 』 DISC-10・11 所収)

63年1月録音だったのか・・・。62年1月くらいだと思ってた。

62年には『アンダーカレント』や『ムーンビームス』、『ハウ・マイ・

ハート・シングス』を録っている。

この年の春頃にようやく、ラファロの事故死から立ち直りつつあるよう

に感じられる。

リバーサイドに残した最後の作品は結局、お蔵入りのまま、彼の死後

まで陽の目を見なかった。あまりに生々しいので作品として発表する

のがはばかれたのでは?とも思う。


ここには、素のエヴァンスがいる。

赤裸々なひとりの芸術家の魂が露わになっている。

部屋に籠って一心不乱に弾いている彼の姿が、思い浮かぶ。


私が20代前半のとき、殊更よく聴いていた。

酒を飲みながら、「ダメな僕」のやりきれなさに浸るために・・・。

特に、「WHAT KIND OF FOOL AM I?」

エヴァンスは僕の為に弾いてくれているんだ、なんて甘ったれたこと

を考えていたのかもしれない。